伝説の3PシューターR・アレン、現役時代のエピソードを告白(1)

Sean Deveney

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レイ・アレンの著書『From the Outside:My Journey Through Life and the Game I Love』(マイケル・アーカッシュとの共著)が、3月27日に発売される予定だ。

「ロッカールームは高校生レベルになることがある。徒党を組んだり、真実ではないゴシップが時には広まってしまう」とアレンは綴る。

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本書はアレンが偉大なバスケットボール選手へと躍進した物語である一方、NBAファンの興味を引くのは、彼が在籍した各チームで起こった騒動や内紛に関する回想だ。中でもボストン・セルティックス時代はすさまじかった。引退した今でも、アレンの周囲には、高校生レベルのゴシップが渦巻いている。

つい先月、セルティックスがフォワードのポール・ピアースのユニフォームを永久欠番にするセレモニーをTDガーデンで開催したが、アレンは露骨に欠席し、ソーシャルメディアにゴルフをしている写真を載せた。彼が、ピアースとケビン・ガーネットと共に“ビッグスリー”として力を合わせて優勝してから10年が経つ。2012年にキャリアの最後を過ごす場所をマイアミに移す決断をしたことが原因で、ガーネットやポイントガードのラジョン・ロンドと対立することになるのだが、そのあまりにも大きな出来事を、彼は今でも気にかけているという。

(レイ・アレンのインスタグラム。ピアースの永久欠番セレモニー当日にアップされたもの。)

共に激しい性格の選手だった彼とガーネットが、いずれ衝突するという兆候は当初からあったとアレンは言う。彼は2007年、セルティックスがプレシーズン遠征でローマに訪れたとき、自分のロッカーの前でドリブルしていた。それはアレンがずっと試合の準備のために行ってきたルーティンだった。しかしそのことがガーネットをいら立たせることになる。

ガーネットが止めようとすると、アレンはチームメイトたちが見守る中、「僕のやることに口出しはさせない」と反論する。「君は君のやりたいことをやり、僕は僕のやりたいことをする」

当時のことをアレンは「2人のいい大人がこれほど子どもじみたまねができるのか」と振り返る。さらにシーズン開幕前、ガーネットと共にボストンのステーキハウスに夕食に出かけた時も似たような体験をしたという。二人は、1990年代に10代の選手だった自分たちのルーツや、弱いチームにいた時にいかにつらかったかなどを語った。夕食が済むと、アレンはウエイトレスに勘定をもらおうとした。

ガーネットはそれを阻止し、「こいつより俺の方がずっとチップを弾むから、俺に勘定をよこせ」と言った。2人が夕食に行ったのは初めてで、ガーネットはアレンがいくらチップを払ったかなど全く分からなかったはずだとアレンは指摘する。「あの男と議論しても意味がない。どんなささいなことでもヤツは僕より上に見られたかったんだ」。

アレンがヒートと契約し、ボストンを去った翌シーズンの開幕戦で両チームが対戦した時、ガーネットが握手を拒否したことは、何の驚きもなかった。

「ガーネットは、自分のおばあちゃんが他のチームに移ってもけんかをすると思う」アレンは語る。

それでもアレンは、これまでの全てのチームメイトの中で「一緒にプレーする選手を1人選ぶとすれば、ケビン・ガーネットだ。彼に匹敵する選手は誰もいない」と綴っている。

(2)へ続く)

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Sean Deveney

Sean Deveney is the national NBA writer for Sporting News and author of four books, including Facing Michael Jordan. He has been with Sporting News since his internship in 1997.