マジック・ジョンソンが、またレイカーズの経費を使っている。
MORE: 今なら無料視聴可。スポーツを見るならDAZN(ダ・ゾーン)に!
レイカーズは、ジョンソンが昨年の「ジミー・キンメル・ライブ!」出演時にポール・ジョージについて放ったコメントに対して50万ドルの罰金を課せられたが、今度はジョンソンがリーグのタンパリングのルールに違反したことで、さらに5万ドルを払わなければならなくなった。先月のESPNのニック・フリーデルによるインタビュー中、ジョンソンはバックスのスター、ヤニス・アデトクンボを称賛し、「ギリシャの怪物」がミルウォーキーをタイトルに導いてくれるのを期待していると言った。
「彼のボールハンドリング技術とパス能力でね。彼は空中でプレーする。僕はそんなことできなかった」とジョンソンは言った。「彼のゲーム理解力、バスケットボールIQ、チームメートのシュートを生み出す能力については別だ。そこは僕たちが似ている部分だ。ボールを運び、パスを出し、プレーを仕掛ける。彼がオールスターゲームで先発するのはうれしい。彼はそれに値する選手だからね」
「それに、彼はMVP、チャンピオンになって、ミルウォーキーの名を知らしめるだろう。いつか彼がチームを優勝に導くと僕は思っている」
ここで皆さんは疑問に思われるだろう。「ちょっと待って、その発言のどこが5万ドルなんだ?」と。しかし、この種の罰金の中には、もっと不可思議なものもある。
ジョンソンの発言と、元サンズのゼネラルマネージャーであり現ウォリアーズのコーチであるスティーブ・カーが、あるスーパースターについて2010年に言ったことを比較して見てみよう。そうすれば、タンパリングの罰金でどちらの方がよりおかしいか、我々も最終的な判定を下せるだろう。
マジック・ジョンソンの場合
ジョンソンは、ジョージと契約したいという希望を全国ネットのテレビであそこまで明らかにしていなければ、この件はNBAのレーダーに引っかからなかったかもしれない。
しかし、これは馬鹿げている。ジョンソンはリーグ最高の選手の1人をほめ、彼が将来優勝に導くだろうと予想したのだ。レイカーズではなく、バックスを。ミルウォーキーでさえ、公式インスタグラムのページにジョンソンの言葉を引用した。
確かに、バスケットボール運営部門の代表が他チームの選手について公の場でコメントをしたため、これは厳密にはタンパリングである。しかし、これがタンパリングで越えてはいけない一線であるならば、リーグは近い将来、膨大な罰金を課さなければならなくなる。
スティーブ・カーの場合
2010年、NBA全体の中心選手だったレブロン・ジェームズが初めてフリーエージェントとなった。彼の獲得競争に参加しないチームがいくつかあることは明らかで、サンズはそのうちの1つだった。「ザ・ダン・パトリック・ショー」に出演した際、サンズがジェームズにオファーをするかと聞かれたカーは、ジェームズはフェニックスに来ると冗談を言った。
カーは質問に笑って、「まあ、彼がミッドレベルで受けてくれるなら、我々は彼にオファーするだろうね、ダン」と言い、パトリックを笑わせた。
「レブロンに対するミッドレベルとはどれくらい?」とパトリックが尋ねた。
「5億5千万くらい。僕は彼が受けてくれると思うけど、そう思わないか?」とカーは言った。
ゼネラルマネージャーであるカーは、必要なだけのキャップルームを持っていないことも、最終的な決断を下す際にジェームズをためらわせる要素がないこともはっきり分かっていた。ジェームズはヒートに入り、タイトルを2つ獲得し、後にクリーブランドに戻った。レブロンのウォリアーズ行きというばかげたうわさで、今またしても同じサイクルが始まっているような感じがする。
ここでも、ルールを厳密に解釈すればタンパリングであるとは言え、徹底的にやり過ぎているような印象を受ける。
当時のことを振り返り、今シーズンに入ってからカーがうまく言っていた。「あの人たちはユーモアが好きじゃないんだろうな」と。
判定
実際、カーはジェームズに対する数字を言ったが、それはまったく現実的なものではなかった。そのことは、ジェームズがいつかクリーブランドでタイトルを獲得するだろうと一部のメディアに言うことよりも大きな違反だった。
最終的な判定としては、ジョンソンの方がカーよりもわずかに勝っている。ESPNのインタビューでジョンソンは、アデトクンボについて、トレードの対象になる可能性があるとも、将来のレイカーズのメンバーだとも決して言わなかった。彼の考えは基本的に、「おい、ヤニスは本当にいい選手だろ、なあ?」と言っているのと同じことなのである。
おめでとう、レイカーズのファンのみなさん!君たちの勝ちだ!(チームは5万ドルも失うが。)
原文:Magic Johnson vs. Steve Kerr: Who earned more absurd tampering fine?
翻訳:日本映像翻訳アカデミー
▶スポーツ観るならDAZNで。1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう
【DAZN関連記事】
● 【必読】DAZN(ダゾーン)の"トリセツ" 最新・2018年版!
● ネットでプロ野球中継を視聴する方法を紹介
● DAZNでのプロ野球の放送予定や試合スケジュール
● DAZNでF1放送を視聴する方法は?
● 【最新・2018年版】F1の放送予定・レース日程まとめ
● ネットでMLB中継を視聴する方法を紹介
● MLBの試合日程・放送予定|テレビでの視聴も可能?/2018シーズン