レブロン・ジェームズ「NFLを尊敬できない」

Alec Brzezinski

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コリン・キャパニックの所属先が未だに見つからないNFLリーグに対して、(NBA)キャバリアーズのエース、レブロン・ジェームズは愛想をつかしている。

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「フットボールは大好きだ。しかし、私はNFLの一員ではない」ジェームズが日曜日、ESPN.comを通じて発言した。「私はNFLを代表しているわけではない。ルールや彼らの規定を知っているわけでもない。しかし、キャップ(キャパニックの愛称)は間違いなく濡れ衣を着せられている。彼は指折りのNFL選手だ。二度も三度もチャンスを与えられている他のクォーターバックや他の選手は大勢いるが、彼ほどの才能を持った選手はいない。まるで彼がNFLリーグから追放されたみたいだ。そういう(NFLの)姿勢には全く賛同できない」。

キャパニックは、NFL選手たちが国歌斉唱中に膝をついて抗議をする運動のリーダーと称された。この運動を始める決断こそが、彼自信を難しい立場に追い込んでしまったという大勢の人の意見を、ジェームズは次のように代弁した。

「彼が今チームに所属していない理由はひとつ。膝をつくというやり方が悪かった。原因はそれだけだ。私は日曜日、木曜日、マンデーナイトも毎週フットボールを観ている。たくさんのクォーターバックがいる。一軍、二軍、三軍。怪我人の代役でプレーする選手や、たまたま先発を務めた選手もいる。でもキャップはそんな彼らより、よっぽど優れている。それを認めるべきだ」。

キャパニックが最後にプレーしていたサンフランシスコ・49ersでは2016年に59.2%のパス成功率で2241ヤード、16タッチダウン、4インターセプトという好成績を収めている。自分がNFLチームのオーナーだったら間違いなく彼と契約しているとレブロン・ジェームズは過去に発言していたが、日曜日は更にこう公言した。

「私はキャップを称賛する。世の中を幸福にするために彼が全てを犠牲にしたこと、彼の信念に対して、私は最大の敬意を表したい。マーチン・ルーサー・キングや他の偉人たちのように、彼はビジョンを持っていて、その瞬間やその時代の人たちにはきちんと理解されないんだ」。

原文:LeBron James on Colin Kaepernick controversy: 'I don't respect the NFL'
翻訳:渡邉剛

Alec Brzezinski