レブロン・ジェームズがレイカーズ入りする見込みは低い?

Jordan Greer

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ロサンゼルス・レイカーズファンのみなさん、あまりレブロン・ジェームズをロサンゼルスに呼ぶことに興奮しないほうが良さそうですよ。

ジェームズが来年の夏にフリーエージェントとしてLAに行くのではという噂が広まっているものの、『ESPN』のラモナ・シェルバーン記者とブライアン・ウィンドハースト記者によると、レイカーズがクリーブランド・キャバリアーズのスター選手を獲得する見込みは低いようだ。12月14日(日本時間15日)にクイックン・ローンズ・アリーナで行なわれたキャブズ対レイカーズの一戦を前に、レブロンのLA行きの噂が加速したものの、この最新の報道は加熱するレイカーズファンに冷たい水をかけるものとなった。

 

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確かにレイカーズはジェームズをマックス契約するキャップスペースがあり、現在レイカーズでプレイしているガードのケンテイビアス・コールドウェル・ポープがジェームズと同じリッチ・ポール代理人のクライアントであることもあって、レイカーズの情報を提供することもできる。しかし、現状レイカーズはまだ優勝争いできるようなチームではなく、ジェームズとは別にスター選手をもうひとりマックス契約するには、色々とやりくりが必要だ。若手のロンゾ・ボール、カイル・クーズマ、ブランドン・イングラムは数年先に面白いことになりそうではあるが、マイケル・ジョーダンを追いかけるジェームズにとって、今すぐ結果を出してくれるわけではない。

次の決断を発表するまでジェームズが常にFAに関する質問をされ続けるのは間違いないが、キャブズのメディアデーに本人は2017-18シーズンが終わるまで決断は下さないと語っている。ジェームズがキャブズに残留するかどうかは、今シーズンのチームの出来が大きく影響するだろう。特にアイザイア・トーマスが怪我から復帰し、チームにどういうインパクトを残すことができるかが重要になりそうだ。キャブズはブルックリン・ネッツの1巡目指名権も保持しているため、トレード期限前にトレードするか、指名権が5位以内に入るようであれば即戦力となるルーキーをドラフトすることもできる。

フィラデルフィア・76ersとヒューストン・ロケッツもジェームズ獲得に興味を示す可能性があるが、どちもマックス契約を交わすためのキャップスペースを生み出す必要がある。確かにジェームズはロケッツのポイントガードであるクリス・ポールと親しいが、シェルバーン記者とウィンドハースト記者の報道によれば、彼らが一緒にプレイしたいという考えは「誇張された推測」にすぎないようだ。

ジェームズがフリーエージェントとしてどこに行くかは、現状本人すらわかっていないというのが現実だ。憶測するのは自由だが、もう数ヶ月はこの状態は変わらないだろう。

原文:LeBron James signing with Lakers considered 'long shot,' report says

翻訳:大西玲央

Jordan Greer

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Jordan Greer has been with The Sporting News since 2015. He previously worked for the Pittsburgh Post-Gazette. He is a graduate of Westminster College and Syracuse University.