ボーンHCがネッツと延長契約 「すぐに計り知れない影響を与えた」

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ブルックリン・ネッツは2月21日(日本時間22日)、ジャック・ボーン・ヘッドコーチと複数年の延長契約で合意したことを発表した。契約内容の詳細は公表されていない。

ネッツのショーン・マークスGMは「今季序盤にヘッドコーチの役割を担ってから、ジャックはすぐに球団全体に計り知れない影響を与えました」と話している。

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「コートでの彼は、見事な直観を示しながら、非常に高いレベルで連携し、コミュニケーションをとる力を通じて、明確なリーダシップを発揮してきました。人としても、ジャックほどの人物はいません。非の打ち所がない人柄で、チームと地域を代表するのにこれ以上はないでしょう。ジャックが今後もネッツを率いてくれることをうれしく思っています」

ボーンは11月1日(同2日)に代理ヘッドコーチとなり、11月9日(同10日)に正式なヘッドコーチに就任した。指揮を執るようになってから、ボーンHCはネッツをボストン・セルティックス、デンバー・ナゲッツの、フィラデルフィア・76ers、ミルウォーキー・バックスに続くリーグ5位の成績(32勝19敗)に導いている。ロードで16勝11敗はニューヨーク・ニックス(17勝9敗)とセルティックス(16勝9敗)に続くリーグ3位の成績だ。

ボーンHCの下でネッツは攻守でリーグトップ10の数字を残している。オフェンシブレーティングはリーグ7位、ディフェンシブレーティングは同9位だ。また、いわゆるクラッチゲームでの成績は、バックス(19勝6敗)とセルティックス(16勝7敗)に続くリーグ3位の18勝9敗となっている。

3ポイントショット成功率(1位)、平均ブロック(1位)、フィールドゴール成功率(2位)、対戦相手のFG成功率(2位)、対戦相手の平均得点(5位)、平均アシスト(8位)もリーグトップ10に入る数字。FG成功率と対戦相手のFG成功率でともにリーグ5位以内に入っているのはネッツだけだ。

12月には球団の月間最多記録となる12勝1敗を記録し、ボーンHCは初の月間最優秀コーチ賞を受賞した。球団史上6人目の同賞受賞で、ネッツでプレイし、指揮官として月間最優秀コーチを受賞したのは、ジェイソン・キッドに続いて2人目だった。

12月7日(同8日)から1月2日(同3日)にかけ、ボーンHCの下でネッツは今季リーグ最長タイの12連勝を達成した。2005-2006シーズンの14連勝以来となる、球団史上3位の連勝記録だ。12月10日から31日(同11日から1月1日)にかけては、2020-2021シーズンの8連勝に続く球団2位のロード7連勝を達成した。今季のリーグで76ersの8連勝に続く2位の数字だ。

ボーンHCは2019-2020シーズンにも指揮官として10試合で采配を振るい、7勝3敗を記録。「バブル」でのプレイオフ・ファーストラウンドに導いた。通算ではネッツで39勝22敗(勝率63.9%)と球団2位の成績を残している。

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現役時代に1997年のNBAドラフトでユタ・ジャズに全体27位で指名されたボーンHCは、ジャズ、アトランタ・ホークス、オーランド・マジック、ネッツ、サンアントニオ・スパーズでの12年で776試合に出場し、平均16.3分間のプレイで4.5得点、2.5アシストを記録。プレイオフの9試合にも出場し、2006年にスパーズで優勝を経験した。

指導者に転身後、2010年12年の2シーズンでスパーズのアシスタントコーチ、2012年から15年の2シーズン強でマジックのヘッドコーチ、2015-2016シーズンにスパーズのプロスカウトを務めたボーンHCは、2016-2017シーズンの前にアシスタントコーチとしてネッツに加入。ここ7シーズンをネッツで過ごしている。

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ