デマー・デローザンが8戦連続の35得点&FG成功率50%超、ブルズ6連勝

Kyle Irving

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シカゴ・ブルズのデマー・デローザンが、NBAの歴史でこれまで見られなかった快挙を続けている。

ウィルト・チェンバレンでも、マイケル・ジョーダンでも、コービー・ブライアントでも、レブロン・ジェームズでも見られなかったことだ。

オールスターの中断に入る前、デローザンは7試合連続の35得点&フィールドゴール成功率50%超というNBAの最長記録を塗り替えた。

そして、オールスターが明けても、彼の好調は止まらない。再開初戦でデローザンはこの記録をさらに伸ばしたのである。

2月24日(日本時間25日)にイリノイ州シカゴのユナイテッド・センターで行われたアトランタ・ホークス戦で、デローザンは37得点、FG成功率71.4%を記録し、112-108の勝利に貢献したのだ。35得点&FG成功率50%超の連続記録は8試合に更新された。

先日からデローザンは驚異的な調子を続けている。6日(同7日)のフィラデルフィア・76ers戦で45得点&FG成功率60.0%を記録すると、その後の試合で38得点、36得点、35得点、38得点、40得点、38得点、37得点をマーク。そしていずれの試合でもFG成功率50%超を保った。

さらに目を引くのが、この間にデローザンが決めた3ポイントショットが合計6本だったことだ。そのうち3本は、デローザンが36得点をあげた9日(同10日)のシャーロット・ホーネッツ戦だった。この8試合のうち、5試合でデローザンは3P成功なしだったのだ。

今季のデローザンは1試合平均28.3得点で、3P試投は1.8本。『StatMuse』によると、1試合平均3P試投が2本未満だったガードとしては、1997-98シーズンのジョーダン以来の少なさだ。

『The Sporting News』のマイカ・アダムズ記者も以前、デローザンの今季とジョーダンがMVPを受賞したシーズンを比較していた。

さらに、今季のデローザンは「第4クォーターの王」でもある。このホークス戦も第4Qに12得点をあげている。今季の第4Qでの得点は455点とリーグ最多。2位のヤニス・アデトクンボに約60点差もつけている。

クラッチポイントのランキングも、ジョエル・エンビードに続くリーグ2位だが、ショット成功率の差は歴然としている。

『FanDuel』によると、MVP争いのオッズでデローザンは9位だ。

ブルズはイースタン・カンファレンスの首位に立っており、エンビードの76ersやアデトクンボのミルウォーキー・バックスよりも良い成績を残している。ブルズがイースト首位の座を保ち、デローザンが今のプレイを続ければ、MVP候補として無視することはできないだろう。

ボックススコア

原文:This year's draft class has a different type of potential(抄訳)


【今夜の注目】デマー・デローザンが37得点、FG 71.4%を記録|2022.2.24

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Kyle Irving

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You read that wrong – not Kyrie Irving. From Boston, graduated from the University of New Hampshire. Sixth season as a content producer for NBA.com's Global editions. Covering the NBA Draft has become his annual "dream come true" moment on the job. Irving has a soft spot for pass-first point guards, with Rajon Rondo and Steve Nash being two of his favorite players of all time.