スティーブ・ナッシュがネイスミス・バスケットボール・ホール・オブ・ フェイム(以下、殿堂)入りすることが決定し、ロサンゼルス・レイカーズ時代のチームメイトだったコービー・ブライアントはその事実をとても喜んでいる。
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ナッシュとブライアントは、殿堂入り選手のアレン・アイバーソンや、同じく殿堂入りが決まっているレイ・アレンなどを輩出したタレント揃いの1996年ドラフト組の一員だ。
ブライアントは『ESPN』で新たに始まった自身のNBA番組のプロモーション会見で「スティーブ、彼のことはとても喜んでいるよ」と記者たちに話した。
「当時96年ドラフト組の中でもスティーブと僕が、誰も話題にしてくれないのけ者だったことを覚えている。メディアは全員有名な選手の周りに集まっていて、僕たちは部屋の角に座って手をこまねいていたよ」。
ナッシュはフェニックス・サンズに全体15位で指名され、ブライアントは13位で指名され最終的にレイカーズ入りした。ケビン・ジョンソンとジェイソン・キッドの控えとしてサンズで2シーズンプレイしたカナダ人のナッシュは、その後ダラス・マーベリックスにトレードされた。
そこでナッシュは自身の殿堂入りキャリアの礎を築き始めた。30歳にして6年6300万ドルの契約で再びサンズ入りすると、2度リーグMVPを獲得し、NBA史上最も強力なオフェンスのひとつを誇るチームを先導した。
誰もナッシュが2度MVPを受賞するどころか、オールスター選手になることすら予想していなかった。ブライアントは彼の練習に対する献身的な姿勢がその活躍の背景にあると話した。
「彼が殿堂入りするまでに成し遂げたことを振り返ると素晴らしいね。彼がどれだけ努力したのかがわかる。彼は本当にゲームを研究していた。多くのスカウトが彼の弱みだと指摘していたことを、彼は逆に絶対的な強みへと昇華させたのだ。彼は本当に素晴らしいキャリアを送った」。
ナッシュはマブス、サンズ、レイカーズで合わせて18シーズンをプレイし、平均14.3得点、8.5アシスト、フィールドゴール成功率56%という数字を残している。
原文:Kobe Bryant 'extremely happy' for Steve Nash on Hall of Fame selection
翻訳:Reo Onishi