ウィザーズの八村塁「攻撃は問題ない、勝敗を決めるのはディフェンス」

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ワシントン・ウィザーズの八村塁が10月12日(日本時間13日)、練習後に報道陣の取材に応じ、守備の重要性に言及した。

2019年のドラフトでウィザーズに全体9位指名され、NBAで3シーズンを経験してきた八村は、「4年目になったが、これまで3年の積み重ねのおかげで自信が増した。NBAのスタイル、スペーシングなどに慣れてきた。自分の長所がもっと生かせるようになってきた」と話している。

また、八村は「クーズと僕が3番と4番を務める時、すごく息が合っていると思う」と、カイル・クーズマとのコンビネーションの良さに手ごたえをうかがわせた。

「ディフェンスではスイッチしてポジションを入れ替えられるし、オフェンスでは相手にとって僕らのどちらが3番か4番か分からなくなる。2人とも(ピック&ロールで)ポップして3ポイントショットを打てるし、ロールもできる」

一方で、ダニエル・ギャフォードと4番と5番の役割を担った場合の相性について問われると、八村は「彼とはもう2年一緒なので、彼にできることはよく分かっている」と答えている。

「リバウンドも取れるし、リムプロテクトもできる。ディフェンスではお互いスイッチもできるので、良いコンビネーションだと思う」

『NBAジャパンゲームズ2022』(NBA Japan Games 2022 presented by Rakuten & NISSAN)では昨季王者のゴールデンステイト・ウォリアーズに連敗したウィザーズだが、10日(同11日)のシャーロット・ホーネッツ戦では116-107でプレシーズンマッチ初白星をあげた。

八村は「第1クォーターと第4Qにディフェンスがすごく良い時間帯があった。だから相手を(107点に)抑えることができた。だけど試合を通してディフェンスができないといけない。我々のオフェンスは問題ないと思う。勝敗を決めるのはディフェンスだと思う」と話している。

「相手のパーソネルを毎試合しっかり把握して、ディフェンス面で集中しないといけない。各チーム特徴の違いがあるので、スカウティングリポートをしっかり勉強しないといけない。誰がシューターで、誰がそうでないか、しっかりと把握しないといけない」

「ここ3年は若手選手が多かったので、相手選手の特徴などがまだあまり分からなかった。誰が右手でのドライブが得意なのか、など、そういうことはすごく大事だ。このリーグでは相手を完全に止めることはできないので、できる限り相手の長所を抑えることが大事だ」

ウィザーズは14日(同15日)、敵地でニューヨーク・ニックスとの最後のプレシーズンマッチに臨む。八村は「引き続きケミストリーの向上が課題だと思う」と話した。

「良くなってきていると思う。前の試合は勝った。次はニューヨークとの試合。相手は優秀なチームなので、ディフェンスとケミストリーの向上に重点を置いて臨みたい」

ニックス戦を終えると、ウィザーズは19日(同20日)のレギュラーシーズン開幕戦でインディアナ・ペイサーズと敵地で対戦する。

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ