【リポート】ピストンズがジャズとのトレードでボグダノビッチ獲得へ

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デトロイト・ピストンズが2022-23シーズンに向け、3ポイントショットの力を加えることでギアを入れていこうとしているようだ。複数の報道によると、ボーヤン・ボグダノビッチの獲得でユタ・ジャズと合意したという。

報じられているトレードの内容は以下の通り:

ジャズ獲得

  • セイベン・リー
  • ケリー・オリニク

ピストンズ獲得

  • ボーヤン・ボグダノビッチ

昨季のピストンズは3P試投がリーグ16位だったにもかかわらず、成功率(32.6%)が同29位と3Pの改善を必要としていた。ボグダノビッチはジャズでの3シーズン(2020~22年)で3P成功550本を記録しており、成功率は39.7%だ。昨季は181本成功。ピストンズではサディック・ベイ(211本)に続く数字となる。

33歳のボグダノビッチは昨季、平均18.1得点、4.3リバウンド、1.7アシストを記録した。ただ、2019-20シーズンにジャズで自己最多の平均20.2得点をマークして以降は、各シーズンで少しずつ平均得点を落としている。ボグダノビッチは来年の夏に無制限フリーエージェントとなる。

2021-22シーズンのピストンズは23勝59敗とリーグ28位の成績だったが、2年目を迎えるケイド・カニングハムを筆頭とする若い主力のおかげで未来への希望がある。カニングハムは昨季、足首のケガを乗り越え、64試合出場でルーキー最多となる平均17.4得点、同2位の5.6アシスト、同5位の5.5リバウンドを記録した。

今オフシーズンのピストンズは、チーム得点王だったジェレミー・グラントをポートランド・トレイルブレイザーズに放出。一方、ドラフトでは全体5位でジェイデン・アイビーを指名した。ポイントガードやシューティングガードとしてプレイでき、昨季パーデュー大学で平均17.3得点、3P成功率36%を記録した選手だ。また、ピストンズは全体13位指名のジェイレン・デューレンもドラフト当日のトレードで獲得し、サイズを加えている。

ピストンズは元ドラフト2位指名のマービン・バグリー三世や若手のアイザイア・スチュワート、ベイといった選手たちを擁する。3年目を迎えるベイは昨季、ルーキーシーズンを上回る自己最多の平均16.1得点をマーク。3P成功211本はピストンズの単一シーズン記録だった。同じく3年目を迎えるスチュワートは、先発出場71試合で平均8.3得点、8.7リバウンド、1.1ブロックを記録した。

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一方、今オフシーズンで大きく動いたジャズは、オールスター選手のルディ・ゴベアとドノバン・ミッチェルをそれぞれ大型トレードで放出し、多くの若手を獲得した。昨季リザーブとして平均5.6得点、2.9アシストを記録したリーは、コリン・セクストン、テイレン・ホートン・タッカー、マイク・コンリー、ジョーダン・クラークソン、マリーク・ビーズリーといったガード陣に加わることとなる。

NBAで10年目を迎えるオリニクにとっては、ジャズがここ2シーズンで4つ目のチームとなる。2021年にFAでピストンズと契約し、主にリザーブとして平均9.1得点、4.4リバウンド、2.8アシストを記録。今後2シーズンの契約が残るが、2023-24シーズンは完全保証ではない。ジャズのフロントコートには、ジャレッド・バンダービルト、ラウリ・マルカネン、ユドカ・アズブーケ、新人ウォーカー・ケスラーといった選手たちがいる。

原文:REPORTS: PISTONS ACQUIRE BOJAN BOGDANOVIC FROM JAZZ(抄訳)

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