スポーツチャンネル「DAZN(ダゾーン)」をスマートフォンやタブレット、パソコン(PC)だけでなく、せっかくならリビングの大型テレビで観たり、家族友人で集まって多人数で楽しみたい人も多いだろう。
テレビで「DAZN」を視聴するいくつかの方法を解説し、最も簡単でリーズナブルな方法を紹介する。【2023年最新版】
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目次
はじめに:DAZNをテレビで観る方法
インターネット動画配信サービス「DAZN」をテレビで視聴するには、いくつかの方法がある。それぞれ必要な機材について解説していく。また、「DAZN」に新規登録するか契約中であること(契約手続きはブラウザ経由を推奨)、視聴する場所に高速インターネット環境があることを前提とする。
また、以下に解説する方法や製品の情報やスペックは、記事更新時(2023年10月中旬)のものとなり、最新の状況と異なる場合がある。購入の際にはメーカーの公式サイトで確認してほしい。
スマートテレビで視聴する
スマートテレビは、テレビ本体だけでインターネット動画配信サービスが利用できる製品を指す。2018年以降のパナソニックのビエラ、東芝のレグザ、ソニーのブラビアなど国内メーカー製品だけでなく、LGなど海外メーカー製品がスマートテレビ機能を搭載しており、多くの場合「DAZN」が視聴可能だ。以前は未対応だったシャープやハイセンスなども現在は対応している。
スマートテレビ機能は、メーカーによって独自のアプリ(OS)か、GoogleのGoogle TVやAndroid TVとして実装されている。ヤマダ電機専売(フナイ製造)でAmazonのFire TV搭載モデルも存在する。
- メリット:スマートテレビ機能付きのテレビを買うだけ。一度ログインすれば基本的に設定不要。リモコンで簡単に操作できる。
- デメリット:モデルによっては初期投資費が大きくなる。メーカー独自のOSやTVアプリの場合、レスポンスや操作性に難があることも。製品によっては特定の動画サービスしか視聴できず、「DAZN」が対象外の場合もある。
ただし、未対応のテレビでも、HDCP対応のHDMI端子があれば下記の方法などで視聴可能となる場合もある。
パソコンとテレビを有線で接続する
Windows、Mac、Chromebookなどのパソコン(PC)を利用するのも簡単な方法だ。PC本体の外部出力端子(HDMI端子・Mini Display Port端子・DVI端子)とテレビのHDMI端子をケーブルでつなぐだけ。HDMI以外は各HDMI変換アダプタを接続してつなげばOKだ。軽量な薄型PCなどはUSBハブあるいはコンバーターと呼ばれる外部出力機器が必要となる。
- メリット:ノート型(ラップトップ)PCならリビングなどに持ち込んで簡単につなげられる。ケーブル代だけで済む。すでに該当するケーブル(アダプタ)があれば出費なし。
- デメリット:あくまでPCの画面出力を(モニタの代わりに)テレビに表示して、PCを操作するため、手元に置いておく必要がある。画面出力をテレビ側のみに限定する必要があり、画面分割ではコピーガードにより動画は再生されない(音声のみ再生)。据置のデスクトップタイプの場合、別の部屋のテレビにつなげることも、操作することも難しい。
スマートフォンやタブレットをテレビに有線でつなぐ
いつも視聴しているスマートフォンやタブレットをテレビにつなげば簡単に視聴できる。いずれも有線か無線でつなぐ方法がある。まず有線を紹介しよう。この方法は「ミラーリング」と呼ばれ、スマホやタブレットの画面がそのままテレビに出力され、普段通りにスマホやタブレットを操作すれば視聴できる。画面の自動回転も横画面で固定することをおすすめする。
前述したHDMI出力端子を持つUSBハブ(対応機種)を利用するのも便利な方法だ。
Apple製品:Lightning端子を持つiPhoneやiPadの充電端子に「Apple Lightning - Digital AVアダプタ MD826AM/A」を接続し、そのアダプタに接続したHDMIケーブルをテレビにつなぐ。USB-C(マイクロ)端子搭載のiPad Pro、iPad Mini、iPhone 15シリーズは「映像送信可能なUSB-Cケーブル」でテレビ側のUSB-C端子とつなぐか、「USB-C Digital AV Multiportアダプタ」を介してHDMI端子につなごう。変換アダプタには純正品以外の安価(約1/3)なものもある。
Android製品:USB-C端子からテレビのUSB-C端子へ、もしくはHDMI-micro端子(タイプD)、あるいはMicro-USB端子から(変換アダプタを介し)テレビのHDMI端子につなぐ。
- メリット:Apple製品にせよ、Andoroid製品にせよ、変換アダプタや映像対応ケーブルだけで初期投資費が抑えられ、手軽に導入できる。PC同様に対応するHDMI出力端子付きUSBハブを経由してもOK。
- デメリット:ミラーリング中はTVにスマホやタブレットで他の作業をしにくくなる。縦画面表示のみのアプリの操作や通知などが煩わしくなるほか、ケーブルが物理的に煩わしい。USB-Cでもやや高価な映像送信対応ケーブルが必要。純正の変換アダプタが実売6000円代で意外と高い。純正品以外はOSアップデートで使えなくなる可能性がある。スマホの端末によって端子が違う。
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スマートフォンやタブレット、パソコンをテレビに無線(Wi-Fi)でつなぐ
スマートフォンやタブレット、PCを無線でつなぐ方法(Wi-Fiミラーリング)は複数ある。
Apple TVを使う:テレビに(HDMIで)接続したApple TV(セットトップボックス)を介し、無線でiPhoneやiPadの画面をテレビに出力できる。ただし、Apple TV自体で「DAZN」を視聴できるため、「DAZN」視聴においてはApple TVで(スマホなどから)無線ミラーリングする意義は少ない。
ワイヤレスレシーバー(ストリーミングデバイス)を使う:違法コピー対策の無線コンテンツ規格「Miracast」や「DLNA」対応の機器や同様の機能を持つGoogle ChromecastなどのワイヤレスレシーバーをテレビのHDMI端子に接続し、iOS、Androidのスマホやタブレット、あるいはPCからミラーリングする。
- メリット:変換アダプタとケーブルを揃えるよりも安価で済む場合もあり、無線のため煩わしくない。スマホやタブレットをリモコン感覚で使える。Chromecastでは音声入力で一部の操作が可能。
- デメリット:Wi-Fi環境必須。無線のため、少なからずラグがある。規格に対応した機器同士であるかのほか、DAZNなどの配信サービス側が対応しているかなど細かな条件がある。
Fire TV、Apple TVなどのテレビ向けストリーミングメディアプレイヤーをつなぐ
スマホやタブレットではなく、AmazonのFire TVシリーズやAppleのApple TVシリーズなどのテレビ向けスマートデバイス(ストリーミングメディアプレーヤー)をテレビに接続して視聴する方法も簡単だ。いずれもHDMI端子につなぐだけで視聴できる。デバイス自体にOSやアプリが搭載されている。
これらのストリーミングメディアプレーヤーは「DAZN」を始め、Netflixなど多くのインターネット動画サービスが視聴でき、言うなれば、機能が限定的なスマホorタブレットとして使えるものだ。
Amazonの音声認識技術『Alexa』のフル機能が使えるスマートスピーカー搭載のFire TV Cubeと、Alexaの一部機能が使えるFire TV Stickの通常版と4K Max版は、マイク付きのリモコンがついている。Fire TV Cubeはリモコンなしに声だけでも操作でき、有線LANアダプタ付き(Micro USB端子経由)でさらに安定した動画が楽しめる。
Apple TV 4K/4K MAXとApple TV HDにもマイク付きのSiri対応リモコンがついており、基本的にiPhoneやiPadなしでも操作が可能だ。
Fire TV Stickに近い製品として、Air Stick 4K(Joystick Editon/スタンダード版)も存在し、こちらにはChromecast機能(ミラーリング)も搭載されていた。ただし、2022年3月31日で国内販売を終了しており、メーカーサポート対応が望めないため、フリマアプリ等での購入については注意が必要だ。
一部のブルーレイレコーダーや光回線対応のセットトップボックス(STB)でも視聴可能な場合がある(ひかりTVのST-3400は2022年5月12日に対応サポート終了)。全国区のJ:COMや各地域のケーブルテレビサービスでもDAZNに対応している場合があり、STB経由でテレビでの視聴が可能だ。
- メリット:声の操作だけで使える(端末によっては一部機能)。HDDレコーダーやブルーレイレコーダーのような感覚で使用できる。独立したデバイスなので、スマホやタブレットが自由に使える。テレビではなくてもPC向けモニタのHDMI端子(HDCP対応機種)につなぐこともできる。
- デメリット:Wi-Fi環境必須の端末がほとんど。動画再生中など音声操作がスムーズに行かない場合がある。4K対応版はいずれのメーカーもやや値がはる。
PS5、PS4やXboxなどゲーム機で視聴する
据置きのテレビゲーム機器を持っていれば、そのまま観ることができる。ソニーのPlayStation 5、PlayStation 4シリーズ、マイクロソフトのXbox Series X/S、Xbox Oneシリーズもそれぞれのアプリストアから「DAZN」アプリをダウンロードすれば、コントローラーによる直感的な操作ができる。
また、テレビではなくPCモニタにつないでもOKだが、その場合、HDCP対応機種に限られる。
スマホやタブレット同様にアプリ自体は無料なので、「DAZN」に新規登録するか契約中であればすぐに視聴可能だ。なお、任天堂のSwitchシリーズは2023年10月時点で対応していない。
- メリット:一度ログインすれば設定不要。スマホやタブレットをテレビにつなぐのと同様の感覚で視聴できる。
- デメリット:ゲーム目的でもともと所持しているか、購入する目的がなければ割高。コントローラーでの文字検索が煩わしい(キーボード利用で解決できる)。フレンド関連の通知などが入り、映像に集中できない場合も。PCモニタなどの場合、HDCP対応機種でないとコピーガードによって表示されない。
DAZNの映像をテレビで録画できる?
残念ながら、DAZNの映像を録画することはできない。何らかの手段でできたとしても違法行為なので注意してほしい。
録画した映像データ(著作物)を所持、あるいはインターネット上にアップロードすれば刑事罰を受ける可能性がある。また、そうした違法動画をダウンロードするだけでもやはり刑事罰に問われる可能性がある。
ライブ中継の映像は、設定された視聴期間での見逃し配信が可能だ(コンテンツによって期間が違う)。見逃し配信をうまく利用しよう。
まとめ:DAZNをテレビで観るのに一番簡単な方法は?
ここまでDAZNをテレビで観る方法を紹介したが、環境(手持ちの機器)によるところが大きいものの、なかでも最も簡単な方法は「スマートフォンとタブレットを有線でつなぐ方法」だろう。設定や操作で悩むことはない。
PSやXboxといった据置きゲーム機を持っているならアプリをダウンロードするだけ(初回だけログイン設定)なのでさらに簡単だ。コントローラーがリモコンになり、リビングで観るにはちょうどいい。(ノート)PCもつないだTV画面でブラウザからDAZNのサイトを開くだけでいいので簡単だ。
しかし、スマホやタブレットの有線接続はDAZN視聴中は他の用途に使いにくく、何よりケーブルが邪魔になる。ゲーム機もそれなりの値段もあり、最初から所持していないと導入は難しいかもしれない。また、タブレットはあってもPCがないというご家庭も多いだろう。
それらを考えると動画を観ることに特化したストリーミングメディアプレーヤーのFire TVシリーズやApple TVシリーズが最も簡単でリーズナブルかもしれない。特にFire TV Stick通常版は4980円(タイムセールなどがあればさらに安くなる)でDAZN以外にも、YouTubeやAmazon Primeなどの配信サービスも手軽に利用できる。音声操作もできるので使い勝手がよく、試合を観ながらスマホでX(旧Twitter)などSNSを楽しむ"ながら視聴"もし易い。
自室にテレビはないけれど、(HDMI端子付きかつHDCP対応の)PCモニタならあるという人にもオススメできる。モニタのHDMI端子がすでに埋まってしまっている場合は、HDMI切替器(分配器)を利用すると良いだろう。
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