R・ブレイニー、NASCARの人気低下は「若手だけの責任じゃない」

Thomas Lott

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AP通信によると、フォックスとFS1で放送されているNASCARの視聴率は今年に入って23パーセントも下がったという。同競技界隈では、この人気低迷の責任を、主要選手となった若手ドライバーたちに負わせる声が上がっている。

ライアン・ブレイニーは、そのような意見を耳にしたくないという。

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「率直に言おう。こうした『若い選手はすぐに勝利を挙げる必要がある』という考え方は古くなってきている」現在24歳のブレイニーはそう語った。「僕たちは最大限努力している。ただ出場して、毎週5日間はお気楽に過ごしているわけではないんだ」。

ブレイニーは、今シーズンのNASCARで最も優秀な若手ドライバーの一人だが、未だ1勝も挙げられていない。2018年に開かれたレースで優勝を果たした30歳未満のドライバーはオースティン・ディロン(デイトナ)とジョーイ・ロガーノ(タラディーガ)の二人のみだ。

しかし、先週シカゴでカイル・ラーソンが勝利まであと一歩に迫ったり、チェイス・エリオットがトップ10の常連となり上位5位にも迫る勢いを見せたりと、毎週若手ドライバーがファイナルラップまで優勝の可能性を残す活躍を見せている。

こうした事実があるにもかかわらず、NASCARを運営するインターナショナル・スピードウェイ・コーポレーションのジョン・サンダース会長は、毎年優勝候補となっていたトニー・スチュワートや、デイル・アーンハート・ジュニア、カール・エドワーズといった面々がここ数年で引退してしまったことで競技の人気が低迷してしまった、という若手ドライバーに対する批判的な意見に同意した。

「我々は依然としてスター選手不足という問題を抱えている。願わくば、現在台頭してきている若手ドライバーたちには勝利を手にし始めてもらい、自身のブランド力を高めてもらいたい」今月5日、サンダース会長はそう話した。

ブレイニーの意見はサンダース会長のものとは程遠いようで、今シーズン、勝利したドライバーはごくわずかしかいないという事実を指摘した。

実際に、これまでの17レースでは、カイル・ブッシュとケヴィン・ハーヴィックが5勝、マーティン・トゥーレックス・ジュニアが3勝、クリント・ボウヤーが2勝、そして、先に述べたロガーノとディロンが1勝ずつとなっており、勝利を挙げたドライバーはたった6人だ。

「僕が思うに、勝者にもっと多様性が見られるようになるだけでも、この競技は健全になると思う」ブレイニーはそう話す。「今年、これまでに優勝したドライバーは6人だ。さあどうだ。勝利していないという理由だけで若手ドライバーを非難することはできないだろう。他にも多くのドライバーが勝利を挙げられていないのだから」。

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原文:Ryan Blaney tired of young drivers taking blame for NASCAR's diminishing popularity

翻訳:日本映像翻訳アカデミー

Thomas Lott