朝倉海が衝撃の膝でTKO復活勝利! アーチュレッタとのバンタム級王者決定戦へ:RIZIN.42|試合結果・経過・ハイライト

神宮泰暁 Yasuaki Shingu

朝倉海が衝撃の膝でTKO復活勝利! アーチュレッタとのバンタム級王者決定戦へ:RIZIN.42|試合結果・経過・ハイライト image

2023年5月6日(土)『RIZIN.42』(有明アリーナ)で、朝倉海が約1年半ぶりの復帰戦で元谷友貴を衝撃の膝蹴りで鮮烈TKOに沈め、井上直樹との死闘を制したフアン・アーチュレッタとのバンタム級新王者決定戦の切符をつかんだ。

本記事では、RIZINのGW決戦後半戦となる『RIZIN.42』の試合経過(第6試合から)や、前日の公開計量の模様を随時更新のライブ速報でお伝えした。

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朝倉海が秘密兵器で復活TKO、アーチュレッタとの新王者決定戦へ

ゴールデンウィークのRIZINは「朝倉兄弟」の復活劇で彩られた。GW前半の4月29日、『RIZIN LANDMARK 5』で兄・未来が牛久絢太郎に判定勝ちを収めて1年4か月ぶりにMMAに戻ってきたあと、弟・海は「次は僕の番」と意気込んだ。

■万全の体制で復帰戦に臨んだ朝倉海、秘密兵器は最終ラウンドで爆発

2021年のバンタム級ジャパンGPの一連の試合で右の拳を骨折した海は、完治しないまま同年大晦日の試合で再び骨折。2022年の復帰戦前にも激痛が走り緊急手術を行った。結果として1年半の長期欠場を強いられたが、治療後には2度のアメリカ武者修行など骨折前よりも濃厚な練習環境を整えることが出来た。

フランス人コーチのエリー氏がチームに加わったことも大きなプラスになった。試合前には「まばたき厳禁の技をいくつか用意した」と予告するなど、準備は万端だった。

『RIZIN.42』での海の復帰戦を含むダブルメインイベントは、前王者の堀口恭司がフライ級専念のために返上したRIZINバンタム級王座の新王者を決める、事実上のトーナメント戦に設定された。

ダブルメインイベントの1本目となった試合では、元Bellator王者フアン・アーチュレッタとUFCとの日本人最年少契約で知られる井上直樹が、目まぐるしいグラウンドの攻防を展開した。時間を忘れるような死闘を制したのはアーチュレッタだった。

メインイベントの海の相手は、DEEP2階級制覇王者のベテラン・元谷。直近5連勝の中、元UFC戦士のホジェリオ・ボントリンをKOに沈めるなど、復帰戦で戦うにはハードな相手だった。だが、海は「強い相手じゃないと意味がない」と、あえてこの試合に臨んだ。

朝倉海といえば超攻撃型ストライカーで向こう見ずなファイトが特徴だが、1年半ぶりにリングに戻ってきた海は少し違った。1Rは強気の強打は相変わらずだが、無理には行かず、距離を測るように攻めた。2R以降も同様だったが、テイクダウンディフェンスが際立った。元谷に抱きつかれて投げられる場面も多かったが、体幹の強さで立ち上がり、次の手を封じた。

2R終盤、ダッキングを使ってのフェイントから強烈な右フックを叩き込んだ瞬間は決まったかに見えたが、元谷がタフさを見せた。ただ、これがフィニッシュへのプレビューだった。

3Rもコーナー際での密着戦の展開になるが、一度離れてから逆サイドのコーナーに押し込むと、再び身体を上下に振ってフェイント。2Rで右フックを食らった元谷は右ストレートを繰り出すも、海は待ってましたとばり、強烈な左膝を瞬時に叩き込んだ。

まさしくまばたき厳禁の一撃がレバーにヒットした元谷は思わずダウン。すかさずレフェリーが試合を止め、海のTKO勝利となった。

試合前の「(KOで)爆発させる」という予告通り、鮮烈な復帰戦勝利をあげた海は、「朝倉兄弟のいるRIZINは最高じゃないですか?」と口にすると、7月に予定される王者決定戦で「アーチュレッタをぶっとばす」と意気軒昂に宣言した。

目の前に登場したアーチュレッタとは、お互い今からでもやってやるとばかりの雰囲気になったが、いずれにせよ、RIZINバンタム級にとっては最高のカードが決まった。海が2度目の戴冠となるか、外敵アーチュレッタが奪取するか、この夏の決戦も見逃せなくなった。

■サトシは涙の復帰勝利、MMAデビューのYA-MANは三浦孝太をパウンド葬

同じく再起戦だったホベルト・サトシ・ソウザは、Bellatorの刺客スパイク・カーライルに3-0の判定勝ち。2022年大晦日でのAJマッキー戦の敗戦直後はショックを隠していたが、この日の復活勝利に感極まり、涙ながらに半年前の敗戦を謝罪。「RIZINの名前を守るために世界で戦いたい」という気持ちを改めて表明すると、場内から温かい拍手と声援が飛んだ。

三浦孝太相手にMMAデビューとなった元RISE戦士のYA-MANは、タックルをしっかりさばき、最後もパウンド連打でTKO勝利で、生粋のファイターとしてのMMA適性を満天下に示した。

かつてのライバルである魔娑斗氏がゲスト解説につくなか、RIZINデビュー戦となったブアカーオ・バンチャメークは、同じくRIZIN初戦の安保瑠輝也のスピードと手数に手を焼く場面もあったが、3Rで怒涛の強打を浴びせるなどしたことで、3者ドローに。

勝ちきれなかった安保だが、RIZIN立ち技部門を牽引していくには、さらに大きな結果が必要かもしれない。

ライブ速報:公開計量・試合経過・結果・ハイライト ※要手動更新

■5月6日・大会当日ライブ速報

20:38 見事な勝利をあげた海は「朝倉兄弟のいるRIZINは最高じゃないですか? (次の試合で)アーチュレッタをぶっとばすので会場に来てください」とアピール。その榊原CEOとともにアーチュレッタも現れると拳を合わせるだけでなく、「今からやろうぜ」というアーチュレッタの言葉に乗って構え合う場面も。フェイスオフの撮影を終えると、観客の手にタッチしながら退場した。

20:33 3R、コーナー際で度々体勢が入れ替わる。逆サイドに移動した直後、ここでも身体を上下に振って元谷を誘う海は、狙いすましたようにカウンターの左膝!見事クリーンヒットし、元谷が崩れ落ちたところでTKO朝倉海が復帰戦に勝利!

20:31 海が体幹の強さを見せテイクダウンから逃れると、ダッキングコンビネーションからの右フックで元谷をぐらつかせるとさらにラッシュへ。逃げられた海は不敵な笑みも距離が離れたところでゴング。3Rへ。元谷が巧さを見せたラウンドだが、終盤の強打をミートさせた海に軍配か。

20:29 2R、やはりやや距離を取ってのカーフキックで牽制しつつ、コーナーに押し込んでいく海だが、元谷は身体を入れ替え、投げからテイクダウンを取りガードポジションへ。無理に下で粘らず、立ち上がる海に対し、元谷はしっかり組み付き、投げを狙いつつ振り回す形に。

20:24 海は再開後も同様にコーナーに押し込んで膝、右のパンチを刻むが、元谷も膝を入れる。海が2Rへ。海がわずかに優勢か。

20:22 先に中央を取った海だが、無理に行かない。元谷は組み付いてから背後からテイクダウンを狙うが、すぐにスタンドに。海は飛び膝、左ハイ、右のカーフキックを振るが、元谷はよく見ている。元谷はハーフの閂に取ってから膝を刻むと、海もコーナーに押し込んで膝を入れるが、これがローブローとなり一旦中断。

20:17 メインイベント1Rゴング!

20:14 赤コーナーの海が入場。イメージカラーの赤髪、赤トランクス姿で笑みを浮かべながらリングへ。セコンドにはフランス人コーチ、エリー氏と兄・未来の姿が。

20:12 元谷はポーカーフェイスで左右にステップしながら入場。

20:07 メインイベント、61.0kg契約、朝倉海 vs. 元谷友貴がスタート。右拳の手術を経て1年半ぶりの復帰戦となる海。元谷はDEEP2階級制覇王者にして、RIZIN旗揚げ戦から参戦するベテラン。超攻撃型ストライカーの海に対して、オールラウンダーの元谷。アーチュレッタとのバンタム級新王者決定戦に進むのはどちらか。

20:03 勝利したアーチュレッタは英語で喋り倒し、「井上はぶっちぎりでタフだった。右の膝をやられて厳しかった。私生活でも問題があり、試合前に娘が手術を受けたため、私自身、日本に来れるか分からなかった」と明かした。

19:57 一人目はアーチュレッタ、二人目はアーチュレッタ、三人目もアーチュレッタで3-0判定勝ち!バンタム級新王者決定戦へ!

19:56 肩固めに移行したアーチュレッタだが、時間切れで判定へ。ハイレベルな攻防ながら、3Rで猛攻見せたアーチュレッタ優勢か。

19:53 圧をかけるアーチュレッタは井上の蹴り足を使ってテイクダウン。アーチュレッタはスパインバスターの形で叩きつけるが、井上はそれをしのいでリアチョークへ。完全に極まったかに見えたが、アーチュレッタは脱出。逆に井上のバックを取ってリアチョークからサイドチョークに流れるように移行する。一旦抜けた井上だが、再びリアチョークにつかまり、防戦に。残り1分。

19:49 井上は上を取ってパウンドを落としていくがゴング。3Rへ。井上が実力を発揮し、イーブンか。

19:48 2R、アーチュレッタは冒頭から前に出て行くが、井上はよく見て対応。的確にパンチを合わせていく。アーチュレッタは左足に絡みついてテイクダウンを狙うが、井上はしっかり切ってバックチョークも不発。バックを取られるも、すぐに抜け出し次の手を封じる。しかし、右ストレートを食らってしまった井上は流石にトーンダウン。すかさず背後から覆いかぶさるアーチュレッタ。井上も見事なエスケープで連続のクラッチをさばいた。

19:42 スタンドに離れた直後、アーチュレッタの左ストレートがヒットも致命傷にはならず、2Rへ。

19:41 井上が先に前に出ると、アーチュレッタはシングルレッグテイクダウンを狙う。井上は冷静に切ると、上にとって右手と右肘で削りつつ、アーチュレッタの足さばきを潰し、マウントへ。ここはブリッジで押し返したアーチュレッタだが、井上は焦らず後ろを取って絡みつく。井上は何度かバックチョークに持ち込むが、フィジカルが強いアーチュレッタに極めきれない。アーチュレッタ優位か。

19:37 第12試合1Rゴング!

19:35 アーチュレッタはおなじみのコンキスタドールの兜を被って登場。あけぼののマーキングも見える。井上は、緊張感を漂わせて入場。

19:22 ダブルメインイベント、第12試合、61.0kg契約、井上直樹 vs. フアン・アーチュレッタがスタート。バンタム級新王者を決める戦いへの切符をかけた試合。元Bellator王者のアーチュレッタ、UFC史上日本人最年少(19歳)契約の井上の好カード。アーチュレッタは大晦日の試合後も日本に長期滞在するなど、自らの希望でRIZINに継続参戦。新王者となって定着を狙う。

19:20 チャンピオンとしてノンタイトルマッチでの再起戦という重圧のなかでの勝利で感極まったサトシは、半年前の大晦日の敗戦をここで謝罪し、「RIZINの名前、世界で守りたい。だからまだまだ応援よろしくお願いします」。さらにポルトガル語で「自分の心は神様しか知らなくて、上手に道を作ってくれた神様のおかげ」と話し、クレベルらスタッフにも感謝述べると、場内から温かい声援と拍手が響いた。

19:15 カーライルはまだまだできるぞとばかり腕立て伏せでアピールも、ジャッジは3-0でサトシが判定勝ち!

19:14 かがみ込んだサトシにおぶさるようにして首を取るカーライルがハンマーパンチを刻むなか、時間切れで判定へ。

19:12 カーライルはサトシのバックを取るが、サトシはロープに押し込むようにして倒れない。

19:10 最終3R開始。サトシはスタンド状態から飛びついて引き込むと、カーライルはコーナーに押し込んでサトシの動きを封じる。一瞬のスキをついたサトシが必殺の三角絞めを狙うも、カーライルが身体を起こして脱出。ガードポジションに戻した。

19:06 2R、サトシのタックルに対して倒れながらも首を取りに行ったカーライルは、右の拳でコツコツと反撃。しかし、サトシは態勢を入れ替えながらも、肩固めへ。これも完全には極まらないとみると、腕十字へ。カーラルは決定機を潰すように巧く切り抜ける。サトシはそれに対して休まず攻めに出る。一旦スタンドになるとカーライルがサトシをロープの間に押し込むが、サトシは左足を右手で掴んでロックしガード。濃密な攻防の末、3Rへ。積極性でサトシが優位か。

19:00 上下が激しく入れ替わるなか、サトシは残り2分のところでバックを取るが、カーライルは態勢を変えてロープから抜け落ちそうに。サトシはフロントチョークに切り替えるも、エプロンサイドに身体が出ているため完全には極まらず。サトシは角度を変えて極め直すも、カーライルは首を抜いてガードポジションに入れ替わるが、時間切れで2Rへ。サトシ優位。

18:58 カーライルは掛け声で威嚇するようにキックを振るが、サトシは気にせず両足タックルでテイクダウン。しかしカーライルはすぐに抜け出し、乱打。サトシは下からアームバーを狙うなか、カーライルが巧く抜ける展開で場内も沸き立つ。

18:55 第11試合1Rゴング。

18:52 カーライルはアメコミ・ヒーローのような全身タイツ姿で登場。触覚つきの謎カツラを脱ぐと、おさげを編んだ独特の髪型。サトシはクレベル・コイケらボンサイ柔術軍団とともに登場。

18:47 第11試合、71.0kg契約、ホベルト・サトシ・ソウザ vs. スパイク・カーライルがスタート。サトシにとっては2022年大晦日のAJマッキー戦での敗北以来の再起戦。Bellator所属のカーライルは元UFCの実力者だが、マッキーに敗れている流れもあり、サトシはここで勝たねば先に進めない。

18:42 一人目ドロー、二人目ドロー、三人目もドローとなり引き分けに。安保は手数では優位に見えたが、勝ちきれなかった。

18:41 終了間際に両者オーバーハンドの乱打戦になるも、お互いに決定打は与えれず時間切れ。判定へ。

18:40 3R、追い込まれてからが強いブアカーオはエンジンが掛かってきたのかアグレッシブに攻める。安保は左右のワンツーコンビネーションを打ち込むが、ブアカーオの前進は止まらない。安保が下がればステップインミドルキックで客席を沸かせる。

18:36 ブアカーオも蹴り足をキャッチしての連携を見せ、徐々に重い打撃をミートし始める。2R終了。

18:35 2R、スピードはないものの圧をかけて前に出るブアカーオ。安保はコンビネーションからのボディを効果的にヒットさせる。ブアカーオは強烈なミドルキックを放つが、安保は3発目をキャッチして右ストレートなど、しっかり見ている。

18:32 1Rゴング。安保は開始からスピードと手数でリード。ブアカーオは反応がやや遅く、安保の連打に1発ずつ返す。慣れてきたブアカーオはスウェーで安保のパンチを避けるが、左ボディを浴びるなどまだ反応しきれて以内様子。

18:24 安保が浮ついた様子もなく入場。ブアカーオはムエタイ式の入場。

18:18 第10試合・キックルール、70.0kg契約、ブアカーオ・バンチャメーク vs. 安保瑠輝也がスタート。K-1 WORLD MAX王者以上にムエタイレジェンドとして知られるブアカーオと、新生K-1で王者になった安保の新旧K-1王者対決。経験の差は圧倒的な違いがあるが、安保が6cm高い180cmでフィジカルと年齢で優位。

18:10 休憩明け、第10試合前にゲスト解説の魔娑斗氏が紹介される。「熱気のあるRIZINの会場にワクワクする。昔からの戦友ブアカーオの雄姿を観に来た」と話し、ブアカーオの強みについて「前に出る強さ。膝蹴りでグチャグチャにしてくる」と対戦経験者ならではのコメント。

17:50 芦澤はMMAデビュー戦について、「9月にやりたいと思います。オレのMMAはやばいから、頂点とってやるから。ピース!」と宣言。20分の休憩となり、18:10から再開予定

17:46 ナマズ音頭(アニメ調PVつき)が鳴り響き、後半部分から芦澤竜誠本人が登場。

17:45 さらに呼び込まれた梅野源治は「オレの試合はいつなのか聞きに来た」と話すと、榊原CEOは6月24日北海道大会での試合を提案。鈴木千裕の兄で、ONE Championshipにも参戦するムエタイファイターの鈴木宙樹との肘ありキックルール戦が決まった。

17:41 榊原信行CEOが挨拶のあと、RIZIN参戦が決まったイゴール・タナベを呼び込む。タナベは「RIZINで活躍して、ベルトを獲って、他団体のベルトもRIZIN代表として獲りにいきます」と意気込んだ。

17:37 快勝したYA-MANは観衆に挨拶すると、「格闘家のキャリアは自分の方が上でしたが、どんな環境でも頑張れば大きな舞台で活躍できますし、三浦選手は生まれが凄いかもしれないですけど、自分も三浦選手も自分で選んだ道次第と伝えたかった」。挑発コメントを寄せていた芦澤竜誠に向けてはMMAで実績をあげて来いと一蹴した。

17:33 三浦はタックルに行くが、YA-MANはしっかり覆いかぶさるようにカット。三浦は下から引き込むが、YA-MANはハーフガードからコツコツと削る。YA-MANは残り2分で一旦離れてコンビネーションを放つと、グラついたところに膝蹴り、さらにうつ伏せになった三浦にパウンドを打ち下ろしたところでレフェリーがストップ。YA-MANのTKO勝ち!

17:30 1Rゴング。YA-MANが圧力をかけて前に出ると、三浦はフロントチョークの形でクラッチ。スタンド状態になってからもバックを取ってYA-MANの打撃を封じる。

17:25 三浦は「男はつらいよ」のテーマ曲のヒップホップアレンジバージョンで登場。セコンドには出稽古先のTEPPEN GYMの那須川会長、さらに客席には那須川天心の姿も。

17:24 YA-MANはバーレスク東京のパフォーマーたちのダンスを経てドヤ顔で登場。

17:20 第9試合、MMA特別ルールの5分2R・66.0kg契約、三浦孝太 vs. YA-MANがスタート。キング・カズの次男という上級国民系ファイター・三浦と、複雑な家庭環境で育った雑草ファイター・YA-MANの対決。YA-MANはMMAデビュー戦。特別ルールで2Rまでとなる。

17:15 ドッドソンが全会一致の判定勝ち!勝どきのバク宙を披露し、ご機嫌スマイル。

17:14 残りわずかのところで両者、打撃を打ち合う。ドッドソンも左目の上をカットするなど、竿本のパンチも有効打があった。判定へ。

17:12 竿本はこれまでより前に出て、シングルレッグタックルへ。しっかり左足を取ってコーナーに押し込んだが、ドッドソンはニンジャチョークのような形でキャプチャーし、極めきれないと見るや膝蹴りを連打。しかし、竿本は耐えると立ち上がってスタンディング状態へ。ドッドソンの攻撃が不意のサミングとなって一旦中断するが、すぐに再開。

17:07 1分30秒経過、ドッドソンの矢継ぎ早のコンビネーションで少しずつ被弾率が増える竿本。ドッドソンは態勢を崩した竿本を深追いせず、あくまで打撃狙いか。ドッドソンの飛び蹴りが出るが不発。3Rへ。

17:04 2R、圧をかけて強打を狙うドッドソンに対し、竿本は左右に回りつつ、前後のステップも入れて距離を合わせさせない。ヒリつくような打撃戦で3分経過。

17:00 フィジカルの強さを見せるドッドソンがボディ、フックを中心にヒットさせるが、竿本も左バックハンドブローや右アッパーなど適所で反撃した。1R終了。

16:58 1R、お互い距離を測りながら打撃を散らす展開。ドッドソンがパンチコンビネーションからロープ際に押し込んで行くが、竿本もその圧力に押し切られずに致命傷は回避。

16:52 気合漲る竿本の入場に対し、ドッドソンは2022年大晦日同様、ティーンエイジミュータント・タートルズのきぐるみ風衣装に身を包み、陽気に登場。

16:48 第8試合・57.0kg契約、ジョン・ドッドソン vs. 竿本樹生がスタート。ベルト新設、GP開催が濃厚なフライ級の先行きを決める戦いのひとつ。元UFC戦士ドッドソンに7年負けナシのZST王者・竿本が挑む。

16:47 3連敗脱出の摩嶋は地元・山口のファンや関係者に感謝し、「ベルトを持って帰る」と誓った。

16:46 1R、摩嶋が腕でのプッシングの形でテイクダウンに持ち込み、上から肘で削っていく。芦田は脚で片足をクラッチすると、徐々にガードポジションへ。上の摩嶋はコツコツやりながら腕、あるいは肩固めを狙うが、芦田は下からブリッジ、脚のクラッチで動きを封じる。下から首を取られた摩嶋だったが、右腕で芦田の首を極めるヴォンフルーチョークに切り返して1本勝ち!

16:37 第7試合、芦田崇宏 vs. 摩嶋一整がスタート。3連敗の摩嶋、「無印良品」と呼ばれる芦田もフェザー級コンテンダー入りを目指し勝ち星を狙う。

16:31 終始テイクダウン後にリードした佐々木が3-0で判定勝ち!

16:29 アレンは上の佐々木に対して右膝を立てるようにガードし、それ以上進ませない。スタンド状態に仕切り直しになるが、お互い強打をヒットさせることはなく時間切れ。判定へ。

16:27 最終3R、佐々木が投げからテイクダウン。サイドの形でコツコツやるが、当たりは浅い。佐々木はダースチョークに持ち込むもアレンは抜群のボディコントールであっさり抜け出す。

16:24 1R同様、スピニングムーブでポジションを変えるなど、佐々木がつねに上を取る形でリード。サイドハーフでアレンの右腕を固めに入るが、捕まえ切れない。アレンは脚をしっかり使ってガードしている。終了間際に佐々木が寝転ぶアレンにサッカーボールキックを叩き込むが、左腕に当たり決定打にならず。アレンのガードスキルの高さが光る。3Rへ。

16:17 佐々木がガードポジションからパウンド、立ち上がって踏みつけを入れるが時間切れで2Rへ。

16:16 佐々木がシングルレッグテイクダウンでグラウンドへ。アレンは得意の足関節を取り返す場面もあったが、佐々木はパスガードし、サイドにポジションを変えるが、アレンが下から足4の字の形でクラッチ。しかし、佐々木も巧く身体を抜き、バックチョークも回避。

16:12 佐々木は入場後、感触を確かめるようにリングに仰向けに寝て天を仰ぎ見る。1R開始。

16:07 第6試合、佐々木憂流迦 vs. ボイド・アレン戦がスタート。

16:03 この時点で、第1試合:城戸康裕✕ [0-3判定] ◯木村“ケルベロス”颯太、第2試合:ラマザン・テミロフ◯ [1R パウンドでKO] ✕浜本“キャット”雄大、第3試合:山本琢也✕ [1R アームバー] ◯横山武司(山本が体重超過のため横山が勝った場合のみ公式記録になる条件だった)、第4試合:伊藤裕樹✕ [0-3判定] ◯山本アーセン、第5試合:岸本篤史✕[2R カーフキックでKO] ◯ビクター・コレスニック

※ライブ速報は第6試合佐々木憂流迦 vs. ボイド・アレン戦から開始します。

■5月5日・前日公開計量ライブ速報

15:54 公開計量が終了。朝倉海は何度か手をあげて観覧したファンに向け応えていた。

15:52 全出場ファイターが榊原CEOを中心にして壇上に集まり写真撮影。ブアカーオはニコニコ顔。

15:50 フェイスオフは朝倉がにらみつける一方、元谷は視線を合わせない。元谷は「明日は自分の動きでしっかり勝ちたい」、朝倉は「明日は会場を爆発させる」。

15:48 元谷友貴は61.0kg、朝倉海は60.90kgでクリア。

15:45 フアン・アーチュレッタは自身のルーツであるコンキスタドールの兜とネイティブアメリカンのマントをつけたままの計量で60.15kg、井上直樹は60.90kgでクリア。フェイスオフ後、アーチュレッタ「この試合はオレが望んだもの。トキオー・レッツゴー!」。井上は「タイトルへのチャンス。頑張ります。押忍」。

15:45 スパイク・カーライルは71.0kg、ホベルト・サトシ・ソウザ 70.75kgでクリア。フェイスオフは両者距離を取って最後に握手とハグをかわす。計量後のコメントを聞かれたサトシは「あたしいい試合見せたい。RIZINのために負けない」。

15:43 安保瑠輝也69.95kg、ブアカーオ・バンチャメークは69.80kgでクリア。安保は見事な肉体。ブアカーオも40歳ながら無駄のない筋肉。フェイスオフでは安保がブアカーオの身体をなめるように視線を送る。

15:40 YA-MANは65.95kg、は三浦孝太は65.70kgでクリア。フェイスオフは緊張感あふれる鋭い視殺戦に。

15:39 竿本樹生は57.0kg、ジョン・ドッドソンは56.90kgでクリア。ドッドソンは両手を広げたポーズでにこやかにフェイスオフ。

15:37 摩嶋一整は65.95kg、芦田崇宏は65.85kgでクリア。フェイスオフでは芦田が両手をあげて威嚇。

15:35 ボイド・アレンは65.85kg、佐々木憂流迦は65.85kgでクリア。両者無駄のないMMAボディ。フェイスオフ前に握手を交わすなど和やか。

15:33 ビクター・コレスニックは70.60kg、岸本篤史は70.90kgでクリア。コレスニックから距離を詰めるが静かに終了。

15:32 山本アーセンは56.85kg、伊藤裕樹は56.80kgでクリア。フェイスオフは両者静かににらみ合う。

15:30 横山武司は65.80kg、山本琢也67.60kgで1.6kgオーバー。試合実施は本日中に協議し可否を決める見込み。

15:29 浜本“キャット”雄大は57.45kg、ラマザン・テミロフは57.30kgでクリア。フェイスオフはテミロフからにじり寄る。

15:28 通例通り第1試合から計量へ。キックルール対決の木村“ケルベロス”颯太は68.60kg、城戸康裕は69.0kgで一発クリア。フェイスオフではケルベロスがTシャツを破って城戸に渡すも、城戸は失笑しながらTシャツを身に着け再び失笑。

15:23 榊原信行CEOが挨拶。「LANDMARKが熱を作り出す大会になった。42でも熱を引き出す大会になると思う。選手の仕上がりがどうなのか、皆さんの目で確かめてみてほしい」

15:21 予定よりやや遅れて公開計量がスタート。

15:00 15:15から前日公開計量が開始の予定。

関連記事:朝倉海が1年半ぶり復帰! バンタム級王座への切符を手にするのは?|RIZIN.42プレビュー【外部配信】

大会展望:朝倉海がついに復帰!アーチュレッタ vs. 井上戦も注目

朝倉海が2021年大晦日の扇久保博正戦以来の復帰戦に立つ。2021年に右拳を骨折したまま試合を強行し、3か月後にも悪化。2022年の復帰を目指すも、その練習の最中、右拳に緊急手術を要する激痛が発生。さらに復帰が遅れていた。

しかし、この1年半の間に右拳の治療だけでなく、海外修行など充実の日々を過ごし、5月6日の復帰戦に向けて自信を高めてきた。

復帰戦の舞台となる『RIZIN.42』では、堀口恭司がフライ級専念のために返上したバンタム級王座の新王者への切符をかけて元谷友貴と対戦する。「まばたき厳禁の技を数個用意した」と話しており、『新たな朝倉海』を披露するつもりだ。

セミファイナルでは、UFC史上日本人最年少契約者である井上直樹と、RIZIN vs. Bellator全面対抗戦でキム・スーチョルを倒したフアン・アーチュレッタが対戦する。この2試合の勝者が7月予定の大会で新王者決定戦を行う見込みだ。

『RIZIN.42』ではほかにも、RIZINライト級王者ホベルト・サトシ・ソウザの再起戦、RIZIN初参戦となるムエタイレジェンド、ブアカーオ・バンチャメークと安保瑠輝也の新旧K-1王者対決も行われる(キックルール70kg契約)。ブアカーオのK-1 WORLD MAX時代のライバル、魔娑斗氏がゲスト解説を務める。

元サッカー日本代表三浦知良の息子・三浦孝太とRISE出身で今回がMMAデビューとなるYA-MANとの異色対決も注目だが、元UFCの猛者ジョン・ドッドソン vs. RIZINでの4勝を含む2016年から14連勝中の竿本樹生の試合は、ワールドGP開催・タイトル新設の期待が高まるフライ級の今後を占う意味でも見逃せない。

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朝倉海 vs. 元谷友貴:プロフィール比較

朝倉海(あさくら・かい、本名) リングネーム 元谷友貴(もとや・ゆうき、本名)
1993年10月31日(29歳) 生年月日 1989年9月14日(33歳)
愛知県豊橋市 出身地 石川県加賀市
革命のアウトサイダー ニックネーム DEEP最高傑作
トライフォース赤坂 所属先 フリー
172cm 身長 170cm
176cm リーチ 173.5cm
バンタム級 階級 バンタム級
空手、相撲、柔術 スタイル キックボクシング、グラップリング
23戦19勝(KO:11/一本:3/判定:5)4敗 プロ戦績 43戦33勝(KO:7/一本:12/判定:14)9敗1無効
THE OUTSIDER 55-60kg級王座(初代)
RIZINバンタム級王座(第3代)
RIZIN FIGHTING ジャパングランプリ2021準優勝
獲得王座 DEEPフライ級王座(初代)
DEEPフライ級王座(第3代)
DEEPバンタム級王座(第7代)

RIZIN.42 予定対戦カード

  • メインイベント RIZIN MMAルール:5分3R・61.0kg
    • 朝倉海 vs. 元谷友貴
  • 第12試合 RIZIN MMAルール:5分3R・61.0kg
    • 井上直樹 vs. フアン・アーチュレッタ
  • 第11試合 RIZIN MMAルール:5分3R・71.0kg
    • ホベルト・サトシ・ソウザ vs. スパイク・カーライル
  • 第10試合 RIZIN キックボクシングルール:3分 3R・70.0kg
    • ブアカーオ・バンチャメーク vs. 安保瑠輝也
  • 第9試合 RIZIN MMA特別ルール:5分2R・66.0kg
    • 三浦孝太 vs. YA-MAN
  • 第8試合 RIZIN MMAルール:5分3R・57.0kg
    • ジョン・ドッドソン vs. 竿本樹生
  • 第7試合 RIZIN MMAルール:5分3R・66.0kg
    • 芦田崇宏 vs. 摩嶋一整
  • 第6試合 RIZIN MMAルール:5分3R・66.0kg
    • 佐々木憂流迦 vs. ボイド・アレン
  • 第5試合 RIZIN MMAルール:5分3R・71.0kg
    • 岸本篤史 vs. ビクター・コレスニック
  • 第4試合 RIZIN MMAルール:5分3R・57.0kg
    • 伊藤裕樹 vs. 山本アーセン
  • 第3試合 RIZIN MMAルール:5分3R・66.0kg
    • 山本琢也 vs. 横山武司
  • 第2試合 RIZIN MMAルール:5分3R・57.5kg
    • ラマザン・テミロフ vs. 浜本“キャット”雄大
  • 第1試合 RIZIN キックボクシングルール:3分3R・69.0kg
    • 城戸康裕 vs. 木村“ケルベロス”颯太

※上記の試合カードは、選手の体調などによって変更・中止される場合がある。
※引退試合を予定していた山本美憂が右膝前十字靭帯断裂により全治6か月と診断されたため、伊澤星花vs.山本美憂は大晦日大会に延期された。

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    RIZIN.42 配信・放送予定

    • 大会名称:RIZIN.42
    • 大会会場:有明アリーナ
    • 配信日時:5月6日(土)14:00イベント開始
    • 配信媒体:ABEMA、U-NEXT、RIZIN 100 CLUB、RIZIN LIVE、スカパー!(ライブ中継はスカパー!動画配信、プレミアムサービス/プレミアムサービス光)
    • 公式情報:RIZIN.42 PPV配信情報

    『RIZIN.42』の試合中継は複数のプラットフォームにて、PPV(ペイパービュー=有料視聴番組)で全試合をライブ(生中継)配信・放送。アーカイブ(見逃し)配信も行われる。

    RIZIN.42をお得に視聴する方法

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    神宮泰暁 Yasuaki Shingu

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    日本編集部所属。ボクシング・格闘技担当編集者。