イーロン・マスクvsマーク・ザッカーバーグの格闘技対決は実現するのか?|日程・会場・トレーニングパートナー

Ben Miller

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もしイーロン・マスク氏とマーク・ザッカーバーグ氏が互いの口先だけでなく、実際に行動するのであれば、テック業界の巨頭たちの対決が実現する可能性がある。

テスラ、スペースX、そして以前はTwitterとして知られていた『X』のボスであるマスク氏は、Facebook、Instagram、WhatsAppを包括する『Meta』コングロマリットのザッカーバーグ氏との格闘技対決を望んでいると公言した。

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世界屈指の大富豪同士による大乱闘は、2023年内に実現する可能性があり、その戦いに相応しい壮大な舞台の一案が一方の雄から提案されている。

この異色の対決が実現する可能性はどの程度か。マスク氏とザッカーバーグ氏はどのようにトレーニングをしているのか。ここでは、噂の対決の日程、会場、トレーニングパートナーを紹介する。

マスク vs. ザック:X vs. MetaのCEO格闘対決は実現するのか?

マスク氏とザッカーバーグ氏は、さまざまなビジネスやプロジェクトに関する長期にわたる対立で知られており、両者の雌雄を『物理的に争いを解決する』というアイデアは、2023年6月にマスク氏が「ケージマッチ」について言及した際に初めて浮かび上がった。

ザッカーバーグ氏は、マスク氏にSNSのXで「場所を教えてくれ(Send me location)」と告げた。このフレーズ自体は元UFCチャンピオンのハビブ・ヌルマゴメドフが有名にしたもので、彼(ヌルマゴメドフ、そしてザッカーバーグ氏)は戦闘の準備ができていることを表明するために使用した。

その後、7月6日にMeta社が短文型SNS「Threads」(スレッズ)を立ち上げたことにより、マスク氏のX(旧Twitter)に直接挑戦する意図が明確になり、対立は一段と激化した。

UFCのボスであるダナ・ホワイト代表が、両者の対決に関与する可能性についても話があった。しかし、8月11日のマスク氏のXの最新情報によると、マスク氏はイベントの運営をMMAのプロモーションではなく、彼とザッカーバーグの財団が行うことになると述べた。また、マスク氏は「試合中継のライブ配信はこのプラットフォーム(X)とMetaで行われる」と付け加えた。

一方で、マスク氏は必要な手術のために試合が数か月後になる可能性があると述べた。8月12日には、マスク氏は二人がトレーニングセッションでスパーリングするアイデアについても話すなど、引き伸ばしにもトーンダウンにも聞こえる発言が続いた。

これに対して、ザッカーバーグ氏は次のように答えた。

「みんな同意すると思うが、イーロンは真剣ではないし、もう進む時が来ている。私は実際の日程を提案した。ダナ・ホワイトはチャリティのための真の競技会にすることを提案した。だが、イーロンは日程を確定させず、手術が必要だと言い、そして今度は私の庭で練習を行うことを求めてきている。イーロンが実際の日程と公式のイベントに本気になるなら、どう連絡すればいいか知っている。そうでないなら、進む(この茶番を終わらせる)時だ。私はスポーツを真剣に捉える人々と競い合うことに集中する」

現時点では、もし最初から実現する予定だった場合であっても、その戦いは取りやめられたようだ。

これを受けて、マスク氏に近しいDogeDesignerは、8月13日にジャーナリストのウォルター・アイザックがリークしたマスク氏とザッカーバーグ氏とのやり取りをXで次のように公開した。

ザッカーバーグ氏:もし本当にMMAの試合を行いたいのであれば、自分でトレーニングを行い、競う準備ができたときに私に知らせてほしい。決して実現しない何かを過度に宣伝するのは望ましくないので、これを行う決断をするか、それをすぐに実行するか、それとも進む方向に向かうかを決めるべきだ。

マスク氏:月曜日には(カリフォルニア州の)パロアルトにいる。 あなたのオクタゴンで戦いましょう。

マスク氏:最近はほとんど練習していない。今日はレックス・フリッドマンと短い練習の試合をしたくらいだ。 私は非常に可能性が低いと考えているが、私たちの(身体の)サイズの違いを考慮すると、おそらくあなたは現代のブルース・リーであり、何かしらで勝つかもしれない。

マスク vs. ザックはイタリアで開催?:コロシアム現地で古代ローマ風の決闘プラン

アイコニックなローマ時代のコロシアムが試合開催が可能な会場として初めて言及されたのは、マスク氏が6月に行った発言からであり、彼のその発表は絵空事ではなく、文字通り超現実的な選択肢であることを示唆していた。

「カメラのフレーム内に映るすべてが古代ローマの風景になるので、まったく現代的なものにはならないだろう」とマスク氏は述べた一方、「私はイタリアの首相(ジョルジャ・メローニ)と文化大臣(ジェンナーロ・サンジュリアーノ)と話した。彼らは壮大な舞台の利用に同意した」とも語り、このプランの実現性を担保する発言を加えていた。

同月、米メディア『TMZ』は、コロシアム利用について、イタリア当局が「非暴力的な」イベントでなければならないと規定したと報じているが、同時に、同国の文化省が「試合を開催したい」という理由でザッカーバーグ氏にアプローチしたという情報源も引用した。

ただ、同国政府のステートメントによると、文化省が近日中に計画しているコロシアムアリーナのメンテナンスにより、即座の試合開催は実現不可能だとされている。

もしコロシアムでの試合が実現しない場合、別の候補としてはラスベガスのUFCオクタゴン(UFC APEX)が考えられる。マスク氏はやはり6月にそのことについてもほのめかしていた。

マスク氏のトレーニング:MMAでザッカーバーグに対抗できるか?

おそらく、このライバル間の能力に関する最も切迫した疑問は、マスク氏がザッカーバーグ氏の比較的豊富なMMA経験に追いつけるかどうかだ。

ザッカーバーグ氏は、2023年初頭にカリフォルニア州のシリコンバレーにある高校で行われたブラジリアン柔術のトーナメントでメダルを2つ獲得したと、自身のFacebookで投稿した。

二度のUFCチャンピオンに輝いたコナー・マクレガーもその投稿に応えたなかの一人であり、またザッカーバーグ氏は、7月にUFCミドル級王者イスラエル・アデサンヤと同フェザー級王者アレキサンダー・ボルカノフスキーと一緒にトレーニングしている自身の写真も投稿した。

それに対してマスク氏は、8月に入ってから試合の準備を進めるために、元UFCファイターで殿堂入りメンバーであるジョルジュ・サンピエールとのトレーニングセッションに参加した。彼はそのセッションが「楽しい」ものであったと述べ、さらなるトレーニングが必要であることを強調した。

また、マスク氏はX上で試合を行う前に「手術が必要かもしれない」とも述べており、首と上背部のMRIスキャンを受けていることを明かした。

マスク氏の中年ボディに不安も、南ア育ちのハングリー精神は健在

2022年7月、マスク氏はエーゲ海での休暇中、ヨット上でシャツを着ていない姿を写真に撮られた。「まったく、もっと頻繁にシャツを脱ぐべきかもしれないね」と、彼はその写真に対して笑顔でコメントした。当時51歳の男性の上半身と考えれば一般的なシルエットだったが、鍛え上げられたザッカーバーグ氏の肉体と比べれば、それは締まりの無い中年の身体でしかなかった。

マスク氏は以前、ほとんど運動しないと述べていたが、彼自身の「育ち」が戦いへの潜在的な要求に対する覚悟を固めているようだ。

「実際に本格的なストリートファイトに巻き込まれたことがある」とマスク氏は同年のFull Send Podcastで語り「実際、いくつかのファイトでひどくやられた」と付け加えた。

「私は南アフリカで育った。あそこはとにかく暴力的な場所だ。確かに人をタフにするだろう」と、自身を育んだ過酷な環境について触れている。

両者の差:ザッカーバーグ氏よりも13歳上のマスク氏だが、それ以上に大きな差が

ザッカーバーグ氏は1984年5月14日生まれの39歳で、対して1971年生まれのマスク氏は人生においてもベテランであり、6月28日に52歳の誕生日を迎えた。

13歳の差がどう影響するかはルールにもよるが、両者の間にあるのは年齢の差だけではなく、やはり格闘技スキルの差だろう。

ザッカーバーグ氏が戦っている様子をトレーナーとして見てきたカイ・ウーは、その模様を「かなり壮絶なもの」と表現し、「どの試合も簡単なものではなかった」と述べた。

「すべてをものにしていた。(ザッカーバーグ氏に)コーチとして協力し、できる限りのアドバイスを提供できたことは光栄だった」と褒めそやした。

イーロン・マスクの純資産:世界で最も裕福な人物

マスク氏は世界最富の人物として広く知られており、米経済誌『Forbes』(フォーブス)によれば、彼の純資産は、2023年8月に「2251億ドル」(約32兆9000億円)と評価されている。

彼がX(Twitter)社を買う前に最も知られていた配下の会社は、電気自動車メーカーのテスラ社、ロケット製造会社のスペースX社、そしてトンネル建築・インフラ整備のボーリング・カンパニー社だった。

Twitterの取締役会は、2022年4月にマスク氏に440億ドル(現在のレートで約6兆4300億円)で売却することに同意し、マスク氏が撤回を試みたにも関わらず、その取引は2022年10月に完了。TwitterからXへの社名・ブランド変更を敢行するなど、ユーザーの反発も気に留めず、赤字脱出のための強硬策を予断なく実行している。

なお、起業家としての黎明期に「X.com」という送金サービス企業を立ち上げるなど、「X」へのこだわりは以前から強かった。

マーク・ザッカーバーグの純資産:MetaのCEOの評価

ビジネスおよび市場の予言的な情報源である米経済情報サービス『Bloomberg』は、2023年8月にザッカーバーグ氏の純資産を「1111億ドル」(約16兆2400億円)と評価した。

このニューヨーク出身の起業家は、ハーバード大学在学中の2004年に初期Facebookを立ち上げ、その後、世界で最も裕福で影響力のある人物のひとりとなった。

Facebook社(Facebook, Inc)が2021年に社名を変更したMeta社(Meta Platforms, Inc.)の会長兼CEOである。

※当記事はスポーティングニュース国際版の記事を翻訳し、日本向けに一部編集を加えたものとなります。翻訳・編集:一野洋(スポーティングニュース日本版編集部)、編集:スポーティングニュース日本語版編集部 神宮泰暁

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Ben Miller has been writing about sport for 25 years, following all levels of football as well as boxing, MMA, athletics and tennis. He’s seen five promotions, three relegations, one World Cup winner and home games in at least three different stadiums as a result of his lifelong devotion to Brighton & Hove Albion. His main aim each week is to cover at least one game or event that does not require a last-minute rewrite.