【速報】RIZIN.47|堀口がペティスを判定で破りリベンジ成功!クレベルはアーチュレッタに一本勝ち、朝倉海UFC参戦とパッキャオvs鈴木の発表も|試合経過・結果・ハイライト|ライジン47

神宮泰暁 Yasuaki Shingu

井熊知也 Tomoya Ikuma

【速報】RIZIN.47|堀口がペティスを判定で破りリベンジ成功!クレベルはアーチュレッタに一本勝ち、朝倉海UFC参戦とパッキャオvs鈴木の発表も|試合経過・結果・ハイライト|ライジン47 image

6月9日(日)、『RIZIN.47』(ライジン47)が代々木第一体育館で開催され、メインイベントは現RIZINフライ級王者の堀口恭司が試合をコントロールし、セルジオ・ペティスを判定で破り2年半越しのリベンジに成功した。フェザー級タイトルの次期挑戦者決定戦と位置付けられていたセミファイナルでは、クレベル・コイケがフアン・アーチュレッタに電撃的なヒールフックで1R一本勝ち。試合後に王者の鈴木千裕とにらみ合い、10月決戦を約束した。

武田光司はラジャブアリ・シェイドゥラエフ、上田幹雄はシェミスラブ・コバルチェクら海外勢に手が出ず、それぞれ完敗。前大会で「塩試合」を行い、査定マッチを課されていた“ブラックパンサー”ベイノアは、強敵ジョニー・ケースに積極的な姿勢を見せて判定勝利した。

また、前日に予告されていた大型発表では、朝倉海がバンタム級王座返上でのUFC参戦が正式決定。7月28日の『超RIZIN.3』関連では、マニー・パッキャオが鈴木千裕とボクシングマッチ(スタンディングバウト)で対戦すると発表。RENAvsケイト・ロータス戦の追加カードも発表された。

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■リアルタイム速報・試合経過

19:00 リベンジを果たした堀口は「誰だ負けるって言った奴はー!榊原さーん!」と言い放つと、自身の妻である那月さんも呼び込み、マイクを振ると「おめでとうございます!」の一言を貰って笑顔となった。最後に妻やATTのチームメートとともに記念撮影で締めた。

18:57 判定結果は3-0で堀口の勝利、リベンジ成功!これで堀口の戦績は、39戦33勝5敗1無効となった。

18:55 お互いKOを狙ったパンチに緊張感が漂う。堀口がテイクダウンを取り、グラウンドでの殴り合いで試合終了。試合結果は判定へ。

18:53 再びスタンドの展開になるが、お互いヒリヒリする間合いで探り合う。

18:53 お互いそれぞれの技を引き出すが、当たらず空振り。ペティスがダースチョークを狙うが、堀口脱出。

18:52 ここまで大きな動きはないが、堀口が試合をコントロールしている印象だ。

18:50 第3R開始。

18:49 レフェリーからストップが入り、スタンド状態からの仕切り直し。第2R終了。

18:48 ペティスは徹底して抱きつき離れない。堀口は積極的にパウンドを狙うが、空振りに。

18:47 堀口が上の状態でペティスが下から堀口に抱きつき離れない静かなグラウンド展開だ。ペティスはレフェリーのブレイクを待っているのか。コントロールしているのは堀口の印象だ。

18:46 再び独特の間合いからスタート。再び堀口がニータップ、それに対応できないペティス、コーナー際でグラウンド展開に。

18:44 第2R開始。

18:43 ペティスが下から抱きつき離れないまま、第1R終了。

18:41 お互い冷静に試合を組み立てる中、ペティスは堀口のカーフキックを警戒してか時折スイッチを見せる。堀口が上を取り、グラウンドの攻防に移る。

18:40 堀口がコーナー際に抑え込むが、離れ際のペティスのハイキックは前回の試合を思い出させる。

18:39 お互い独特の間合いからスタート。

18:38 両者中央に拳を合わせ、第1R開始。オーソドックスに構える堀口、対するペティスもオーソドックススタイルに構える。

18:34 続いて堀口が入場!ここまでの戦績は38戦32勝5敗、この5敗のうちペティスが含まれる。

18:29 まずはペティスが入場!ここまでの戦績は29戦23勝6敗。

18:27 約2年半越しの堀口恭司のリベンジマッチ。衝撃的な逆転KO負けを喫したあの日から堀口がどのように進化し、圧倒的な試合を見せつけるのか。それともペティスが日本のファンに再び悪夢を見せるのか注目だ。

18:24 第9試合目:RIZIN MMAルール 5分3R(61.0kg)堀口恭司 vs セルジオ・ペティスの試合経過をテキスト形式でリアルタイム速報する。

▲第9試合目:RIZIN MMAルール 5分3R(61.0kg)堀口恭司 vs セルジオ・ペティス

18:22 実況席に戻った鈴木は、立て続けのパッキャオとクレベル戦にやってやりますよと力強く宣言した。

18:21 チームメートに話しかけてから、「(榊原)社長どうですか? 私、何回何回戦う? 私を信じてください。自分を信じてください。神様サポートしてくれます」と語ると、実況席の鈴木に向け「いつチャンスある? 逃げるなよ」と挑発。鈴木も実況席から立ち上がり、エプロンに立つと、ロープを間にしてにらみ合い、「逃げないよ。ああやろうぜ」と返答。クレベルは「10月やりたい」と話し、最後に123ボベガーを唱和した。

18:14 スタンドでの展開が続く中、アーチュレッタが最初にテイクダウンを狙った。グラウンド展開でアーチュレッタが脚を抜こうとした所にクレベルが空中で脚を取り一本勝ち!一瞬の出来事だった。さらに勝利したクレベルはコーナーに上がり現フェザー級王者の鈴木千裕の名前を叫んだ。

18:12 アーチュレッタがパンチで先手。クレベルは冷静に試合を組み立てるか。

18:11 オーソドックスに構えるクレベル、対するアーチュレッタもオーソドックスに構える。

18:10 両者リング中央に拳を合わせ、第1R開始!

18:03 ここまでの戦績41戦32勝7敗の『柔術界の鬼神』ことクレベルが入場!

18:00 ここまでの戦績34戦29勝5敗の『鋼のグラディエーター』ことアーチュレッタが入場!

17:57 第3代RIZINフェザー級王者のクレベルと、第5代RIZINバンタム級王者&第7代Bellator世界バンタム級王者のアーチュレッタによる元王者同士の対決!この試合はRIZINフェザー級の次期挑戦者決定戦と位置付けられ、現フェザー級王者の鈴木千裕との対戦が期待される注目の試合だ。

17:56 第8試合目:RIZIN MMAルール 5分3R(66.0kg)クレベル・コイケ vs フアン・アーチュレッタの試合経過をテキスト形式でリアルタイム速報する。

▲第8試合目:RIZIN MMAルール 5分3R(66.0kg)クレベル・コイケ vs フアン・アーチュレッタ

17:52 パッキャオの対戦相手、現RIZINフェザー級王者、現KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級王者の鈴木千裕が登場!ここでマニー・パッキャオvs鈴木千裕が正式に発表された。詳細な情報は明日の会見で説明されるとのことだ。

17:50 ボクシング6階級制覇王者のマニー・パッキャオが7月に開催される『超RIZIN.3』に参戦を発表!リング上にパッキャオが登場した。

17:49 勝ったコバルチェクは「日本コンニチワー、日本に来れて嬉しいでス!また再び来たいと思いまス」「この試合の結果は皆さんのおかげ」と話し、コーチやファンに感謝した。

17:47 これでコバルチェクの戦績は、4戦4勝4KOのパーフェクトレコードを更新し、海外勢が今大会で圧倒的な強さを見せている。

17:44 グラウンドでの展開で削られる上田。コバルチェクがバックチョークから腕十字に切り替え、上田の腕が伸び切ったところでタップ、コバルチェクが一本勝ち。

17:41 開始ともにコバルチェクが最初にテイクダウンを取る。不フィジカル麺ではコバルチェクが優位の印象だ。

17:39 両者リング中央、第1R開始。

17:38 3連勝中の上田が入場!

17:36 『RIZIN』初参戦となるシェミスラブ・コバルチェクが入場!

17:33 今回でMMA5戦目となる極真世界王者の上田は、前回の試合では空手の技「上段蹴り」でスダリオ剛をTKOで破っている。対するはここまで3戦3勝3KOのパーフェクトレコードを記録しているポーランド出身のシェミスラブ・コバルチェクだ。ハンマーのようなパンチでここまでのし上がっている。迫力満点のヘビー戦がまもなくゴング。

17:33 第7試合目:RIZIN MMAルール 5分3R(120.0kg)上田幹雄 vs シェミスラブ・コバルチェクの試合経過をテキスト形式でリアルタイム速報する。

▲第7試合目:RIZIN MMAルール 5分3R(120.0kg)上田幹雄 vs シェミスラブ・コバルチェク

17:30 勝者シェイドゥラエフは、「みなさんありがとう。自分の両親兄弟、応援してくれたみんなに感謝して今日の勝利を祝いたい」と話し、「これからもRIZINに参戦したい。私に相応しい相手を選んで戦わせて欲しい。いつでも試合をする準備はできてる。どんな相手にも勝利する。キルギスタンバンザイ!」と宣言した。

17:26 これでシェイドゥラエフの戦績は、無傷の11戦11勝のパーフェクトレコードを更新した。

17:25 シェイドゥラエフが上の状態から押さえ込む。うまく対処する武田だったが四の字を取られ、バックチョークでシェイドゥラエフが一本勝ち。

17:24 シェイドゥラエフがパンチで武田をロープ際に追い詰め、テイクダウンを最初に取りに行った。

17:22 武田はサウスポーに構え、対するシェイドゥラエフがオーソドックスに構える。どちらが先に組みに行くのかがポイントだが、打撃中心の展開が続く。

17:17 両者リング中央にハグを交わし、第1R開始。

17:14 漆黒のヘラクレスこと武田が入場!ここまで戦績は22戦16勝6敗。今回がフェザー級転向2戦目となる。

17:13 キルギスの刺客ラジャブアリ・シェイドゥラエフが入場!戦績はパーフェクトレコードを記録中。

17:11 前回の試合から武田光司はライト級からフェザー級に階級を下げ、初戦で萩原京平と対戦し、判定勝利している。対するはRIZIN初参戦となるキルギス出身の若干23歳で10戦10勝10KOのラジャブアリ・シェイドゥラエフだ。武田が『RIZIN』の門番として立ちはだかるか、シェイドゥラエフがその門番を破ることができるのかいよいよだ。

17:10 第6試合目:RIZIN MMAルール:5分3R(66.0kg)武田光司 vs ラジャブアリ・シェイドゥラエフの試合経過をテキスト形式でリアルタイム速報する。

▲第6試合目:RIZIN MMAルール:5分3R(66.0kg)武田光司 vs ラジャブアリ・シェイドゥラエフ

16:46 RIZINガールの紹介、パフォーマンスで休憩へ。17:10再開のアナウンス

16:42 未来は、弟のUFC行きを容認してくれた榊原CEOと関係者に感謝。「弟がUFCに行くのに平本とやってる場合じゃない」と冗談めかして話した。

16:41 海は「UFCで王者になって必ずここ(RIZIN)に戻ってくる」と話した。榊原CEOは餞別を送りつつ、海の兄・朝倉未来もリングに呼び込んだ。

16:40 榊原CEOはさらに朝倉海を呼び込む。海はバンタム級ベルトを返上し、UFCに参戦することを自ら発表。正式発表を待つ状態ながら、「すごく寂しい気持ちです。何者でもなかった自分が男として認めてもらえたのはRIZINのおかげ」と話し、ベルトを一度も防衛せずにUFC移籍となったことについて、榊原CEOに詫びた。

16:38 さらに『超RIZIN.3』でドッドソンと戦う征矢貴が「いつかBKFがやりたいと言っていたので感謝しています。正面衝突のブン殴り合いになるので楽しみにしてください」。また、ケイト・ロータスvsRENAも追加カードとして発表。ケイトは「世代交代させたい」と話せば、RENAは「べっぴんさん連れてきて」と榊原CEOを煽ったが、勝った場合は「わたしにも年末にもチャンスください」とリクエストした。

16:33 榊原CEOは、平本、篠塚辰樹をリングに招集。篠塚は『BKFC』での全米デビューを応援して欲しいとコメント。平本は7月28日の『超RIZIN.3』の朝倉未来戦に向けて「ボコボコにします」と宣言、ついでに「YA-MANに目を合わすと不幸になるから気をつけてください」とおどけた。

16:30 休憩前に榊原信行CEOから挨拶。

16:29 勝者カーライルは神に感謝すると同時に2年ぶりの勝利を喜ぶと、ライト級王者サトシ・ソウザとルイス・グスタボの勝者に挑戦したいと宣言。キムへの労いを求めるとともに最後に「YATTA!!」と拳を掲げた。

16:26 第5試合:RIZIN MMAルール 5分3R(71.0kg)は、スパイク・カーライルが、右目上のカット、ローブローを被弾しながらもキム・ギョンピョの猛打に耐えつつ、起死回生のテイクダウンからリアネイキドチョークで3R一本勝ち! カーライルは連敗を「3」で止めた。

16:01 勝ったダウトベックは榊原CEOら関係者に感謝し、チャンピオンになりたいと宣言。王者になった暁には日本語で交流したいと語った。

15:58 第4試合:RIZIN MMAルール 5分3R(66.0kg)は、カルシャガ・ダウトベックが左フックでダウンを奪うと、すぐに立ち上がった関鉄矢に間髪を入れずの左ボディでトドメを刺し、鮮やかな1RKO勝ち

15:42 ベイノアが3-0判定勝ち! ケースは体重超過含め調整不足か。勝利者インタビューなし。

15:40 歓声を浴びるベイノアのペースだが、飛び膝は不発。ケースのタックルからのテイクダウンはいずれも立って戻し、インファイトに持ち込むベイノア。タックルでコーナーに押し込む戦略は功を奏さなかったが、攻めの姿勢を見せたまま試合終了。

第4試合目:RIZIN MMAルール 5分3R(66.0kg) カルシャガ・ダウトベック vs 関鉄矢

15:37 ベイノアはカーフ、インローでリズムを作り、打撃を嫌がってタックルに出ようとするケースをくじくが、いまいち続かない。

15:35 3R。KOしか勝ち筋がないケースだが、スタミナ不足か肩で息。もみ合う形でロープによりかかる両者、背中から押し込まれたベイノアがリング下に転落。幸い大きなダメージはなさそうな印象。

15:33 コーナー際でスタンディングのまま仕切り直しになると、ケースがベイノアを転ばせる。ケースが立ったまま倒れたベイノアに蹴りを入れるが時間切れ。

15:31 ベイノアのローキックによるチクチクした攻撃に対し、大振りなケースの打撃の様相。

15:28 2R。サークリングするベイノアだが、やはり次の一手がない。ケースがパンチ主体に詰めて距離を探る。ケースは近年ボクシングマッチを中心に戦っている。

15:26 ケースも距離が合わず、打撃が空振ることからテイクダウンに切り替えるも時間切れ。2Rへ。

15:25 ロープを背負うベイノアはあまり攻める場がなく、カウンター狙い。

15:23 開始間もなく、ケースがタックルでテイクダウン。ベイノアはスタンドに戻すが、距離をとってもフェイントの左フックを浴びてダウン。ケースはそのまま上に被さり、パウンドから首を取りに。

15:20 1R開始。

15:17 膝の負傷による長期欠場からの再起戦となるケース。セコンドには山本アーセン、山本美憂の姿も。

15:15 同カードは、『RIZIN.46』で相手の井上雄策とともに消極的ファイトを演じたベイノアに対する査定マッチだったが、ケースが1kg体重超過によりレッドカードが1枚課された状態となり、条件としてはやや楽な形に。ベイノアが勝った場合のみ公式記録に。それもあってか客席もやや冷めた印象。

15:03 第3試合:RIZIN MMAルール:5分3R(71.0kg)、ジョニー・ケース vs “ブラックパンサー”ベイノアへ。この試合はリアルタイムで速報します。

14:59 梅野は勝利後(勝利者インタビューなし)、リングサイドの平本と握手。

14:56 第2試合:RIZIN OFGキックルール(肘有り):3分3R(62.0kg)は、梅野源治が1Rゴング直後に魚井フルスイングの右を浴びるも、宣言通り「肘」を効果的に駆使して3-0判定勝ち。タックル癖が終始抜けない魚井は黄札2枚をもらうなど不可解な動きが目立った。梅野は入場曲をELLEGARDENの『サラマンダー』に戻し、ここ数戦の『YAVAY』路線から脱出。実況席でYA-MANが、リングサイドで平本蓮が見守った。

14:30 宇佐美は勝利者インタビューで開口一番、1年ぶりに勝てて良かったと話し、師匠のストラッサー起一らコーチ陣に感謝した。

14:28 第1試合:RIZIN MMAルール 5分3R(71.0kg)は、宇佐美正パトリックが徳留一樹の強打にさらされながらも、逆転の右ストレートからのパウンドで1RTKO勝ち。ムエタイ修行の成果を見せた。元UFCのベテラン徳留は八王子市役所職員に転職後の再起戦を勝利で飾れず。

14:20 徳留vs宇佐美のオープニングマッチへ。

14:14 フアン・アーチュレッタは手に持ったTシャツ?を客席へ。クレベル・コイケは格子柄のガウンでリングへ。セルジオ・ペティスは「RIZIN」Tシャツ姿。堀口恭司は特製フラッグを背にしてリングに。一番の歓声。

14:10 前日1kg超過のジョニー・ケースも登場。 

14:08 メインテーマ曲からレニー・ハート女史のオープニングコールを経て、全出場選手が入場ランプへ。

14:07 大会煽り映像は6カ国から集まった選手にフォーカスした「世界」を強調する内容。同映像内でマニー・パッキャオの対戦相手発表が予告された。前日の公開計量前の挨拶で榊原信行CEOが「世界がおったまげる5つの発表」のひとつとみられる。

14:00 テーマ曲とともに開演前のドクター、レフェリー・ジャッジ・インスペクター、リングアナ陣紹介。

13:53 14:00からイベント開演。事前配信では出場選手らのハイライトマッチを紹介中。

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■大会見どころ

『超RIZIN.3』の開催前に、6月9日(日)にナンバーシリーズ『RIZIN.47』が国立代々木競技場 第一体育館にて開催される。今大会の大きな見どころとなるカードは2つ、「堀口恭司vsセルジオ・ペティス」のバンタム級の一戦と、セミファイナルの元王者同士による対決「クレベル・コイケvsフアン・アーチュレッタ」の一戦だ。

堀口は昨年の大晦日に新たに『RIZIN』で新設されたフライ級で神龍誠を破り、RIZIN史上初の2階級制覇を達成した。堀口は国内に留まらず、アメリカの団体『Bellator』(ベラトール)では、日本人およびアジア人史上初のBellator王者に輝き、世界レベルでも改めて実力を証明してきている。

そんな日本の総合格闘技界を牽引する堀口だが、これまで敗北したキャリアのなかでリベンジを果たせていない因縁の相手がいる。その一人が元Bellatorバンタム級王者のセルジオ・ペティスだ。二人は2021年にアメリカで開催されたBellatorバンタム級タイトルマッチにて一度対戦しており、堀口は挑戦者として試合に臨んでいた。

その試合では堀口が、3R中盤まで特有の緩急のある間合いで試合を支配していたが、4Rにペティスの右ハイキックからの左バックブローが、一瞬気を抜いた堀口のアゴを捕え、そのまま仰向けになって失神。衝撃的なKOで敗北していた。UFC再参戦を模索する堀口は、今回がRIZINでの区切りの試合として、自身の適正階級であるフライ級からバンタム級に戻し、リベンジに燃えている注目の一戦だ。

そして、今大会のセミファイナルカードとしてクレベル・コイケ vs フアン・アーチュレッタの対戦は、混沌とするRIZINフェザー級において注目すべき一戦だ。このカードは、RIZINフェザー級の次期挑戦者決定戦と位置付けられており、現チャンピオン鈴木千裕との対戦が期待されるカードでもある。

また、両者は過去に体重超過を犯したこともあり、試合前の前日計量からハラハラさせられる要素もある選手だが、6月8日の前日計量では、お互いにリミットジャストの66.00kgで無事クリアした。こうした体重超過問題を抜きにしても、二人の実績や実力は、メインイベント級といっても過言ではない。

クレベルは柔術をバックボーンに2022年10月にRIZINフェザー級タイトルマッチにて当時王者の牛久絢太郎に一本勝ちし、第3代王者に輝いている。プロ戦績も41戦32勝7敗、32勝のうち28勝がサブミッションによるものと、柔術を武器に、数々の強豪選手を打ち破っている。

対するアーチュレッタは、RIZINでは、扇久保博正や井上直樹らを破っており、第5代RIZINバンタム級王者としてもベルトを巻いた。RIZINを主戦場に移す前のBellatorでは、堀口恭司にも勝利しているパトリック・ミックスを相手に唯一の黒星をつけ、第7代Bellatorバンタム級王者となった。

アーチュレッタのバックボーンは、幼少期から始めたレスリングであり、大学時代『NJCAAオールアメリカン』に輝くなどの功績を残してきた。クレベルも柔術では数々のタイトルを獲得しており、お互いのバックボーンから見るこの試合は、まさに最強柔術家vs最強レスラーという視点からでも楽しめる試合だ。

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⬛RIZIN.47 対戦カード(全カード試合順確定)

  • 第1試合目:RIZIN MMAルール 5分3R(71.0kg)
    • 徳留一樹 vs 宇佐美正パトリック
  • 第2試合目:RIZINオープンフィンガーグローブキックボクシングルール(※肘有り):3分3R(62.0kg)
    • 梅野源治 vs 魚井フルスイング
  • 第3試合目:RIZIN MMAルール:5分3R(71.0kg)
    • ジョニー・ケース vs “ブラックパンサー”ベイノア
      ※ケースは1kg体重超過によりレッドカードが1枚課された状態で試合実施
  • 第4試合目:RIZIN MMAルール 5分3R(66.0kg)
    • カルシャガ・ダウトベック vs 関鉄矢
  • 第5試合目:RIZIN MMAルール 5分3R(71.0kg)
    • スパイク・カーライル vs キム・ギョンピョ
  • 第6試合目:RIZIN MMAルール:5分3R(66.0kg)
    • 武田光司 vs ラジャブアリ・シェイドゥラエフ
  • 第7試合目:RIZIN MMAルール 5分3R(120.0kg)
    • 上田幹雄 vs シェミスラブ・コバルチェク
  • 第8試合目:RIZIN MMAルール 5分3R(66.0kg)
    • クレベル・コイケ vs フアン・アーチュレッタ
  • 第9試合目:RIZIN MMAルール 5分3R(61.0kg)
    • 堀口恭司 vs セルジオ・ペティス

※上記カードは運営の都合や選手の体調などにより中止・延期になる可能性がある。

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■放送予定(テレビ中継・インターネット配信)

『RIZIN.47』は、ABEMAU-NEXT、RIZIN 100 CLUB、RIZIN LIVE、スカパー!(スカパー!番組配信)で、PPV(スカパー系はPPS)ライブ中継される。視聴料金は、ネット配信系では前売り税込5000円、当日(一般)税込5500円、アーカイブのみ税込3300円。BS/CSのスカパー!(スカパー!動画配信含む)は税込5000円。プラットフォームによっては独自の割引施策が実施される。

▼放送・配信チャンネル

  • テレビ地上波:なし
  • テレビBS/CS:スカパー!(プレミアムサービス/プレミアムサービス光含む)
  • ネット:ABEMAU-NEXT、RIZIN 100 CLUB、RIZIN LIVE

テレビ地上波での放送予定、また、WOWOW(ワウワウ)、DAZN(ダゾーン)、Amazon Prime Video(アマゾンプライムビデオ)、SPOTV NOW(スポティービーナウ)、Lemino(レミノ)、TVer(ティーバー)といったスポーツ中継実績のあるサービスでの配信予定はない。

▼配信開始時間

  • 2024年6月9日(日)13:30事前配信開始 / 14:00本配信開始

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※試合開催・放送予定は主催者・放送局の都合により変更になる場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。

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神宮泰暁 Yasuaki Shingu

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日本編集部所属。ボクシング・格闘技担当編集者。

井熊知也 Tomoya Ikuma

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スポーティングニュース日本版でアシスタントエディターを務める。大阪府茨木市出身。大学を卒業後、2020年にキックボクサーとしてプロデビューを果たす。引退後、格闘技に関連する情報を発信するために個人ブログを立ち上げる。ライターとしては主に格闘技をメインに扱い、目まぐるしく変化する格闘技の世界において、最新情報を追い続ける元プロ格闘家ライター。