ブレイキングダウン12|注目対決見どころ・全対戦カード

井熊知也 Tomoya Ikuma

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6月2日(日)に開催される『ブレイキングダウン12』(アリーナ立川立飛)。今回の大会では新旧のブレイキングダウン(以下BD)お馴染みの選手が多く出場することから、見ごたえのあるカードが多くラインナップされた。

その中でも目玉のカードや注目トーナメントを紹介する。

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■闘う料理人こめおが1年ぶりに復帰戦

第6試合では、2年前の『ブレイキングダウン4』のオーディションで衝撃的なデビューを飾り、瞬く間にBDのスター選手となったこめおが、約1年ぶりに帰ってくる。活動休止も宣言していたこめおは現在『割烹こめを』のオーナーシェフとして飲食店を経営している

そんなこめおの復帰戦の相手は、元ジャニーズJr.のカウアン・オカモトだ。前回の『ブレイキングダウン11.5』にてむらけんにKO勝利しているが、カウアンはこめお倒してBDスターの座を勝ち取ることができるのか注目だ。

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■ライト級トーナメント準々決勝

第18〜21試合にかけて行われる初代ライト級王座を決めるライト級トーナメント準々決勝も今回の目玉カード群だ。

出場選手は、現在『RISE』でも活躍し、プロ戦績13戦13勝(5KO)無敗のYURA、韓国出身で秋山成勲の秘蔵っ子とされるミスター・ホンデ、朝倉未来が認めた『天才児』外枦保、THE OUTSIDER出身の秀虎など、猛者たちが集結するライト級トーナメント準々決勝はどれも目が離せない。

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■『THE OUTSIDER』のレジェンド対決

第13試合には、『THE OUTSIDER』の顔役としてともに名を上げた黒石高大瓜田純士のレジェンド対決が行われる。黒石は2023年11月に行われた『ブレイキングダウン10』での、負ければ引退という試合で安藤叶華に判定で敗れ、2度目の競技生活を終え本業の俳優に戻っていた。

しかし今回、瓜田は黒石をオーディション会場に呼び出し、まだ試合をしたいという黒石の意思を確認すると、自身との対戦を提案。COOの溝口とCEOの朝倉未来も二人の対戦に賛同し、実現することになった。BDのルーツとも言える『THE OUTSIDER』のレジェンド対決は今大会中盤のハイライトになるだろう。

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■バンタム級タイトルマッチ「冨澤大智 vs 井原良太郎」

因縁深い二人の対戦が実現。そのカードは冨澤大智 vs. 井原良太郎だ。飛躍的に実力と知名度をつけBDの中心人物になりつつある井原。そのキッカケは『ブレイキングダウン11』BreakingDownバンタム級トーナメントだった。

準決勝でダンチメン・あつきを下馬評を大きく覆す、まさかの8秒KOに沈めると、決勝でも不利とされていた西島恭平を相手に5-0の大差判定で快勝し、見事バンタム級初代王者に輝いた。同トーナメントには冨澤も「優勝候補」として出場予定だったが、『RIZIN』大晦日大会での怪我の影響で欠場をせざるを得なかった。

井原は、BDのCEO朝倉未来からバンタム級ベルトを授与された際、「冨澤、次はお前だ。怪我が治ったら準備しておけ、ぶっ飛ばされる準備をな!」と挑発。その後も二人は火花を散らし続けたが、ついに今回決着がつくことになる。

ここまで数々の下馬評を覆してきた『路上に花咲く天才喧嘩坊や』井原良太郎か、バンタム級敵なしの『孤高の闘神』の冨澤大智か、BDを代表するスター同士の注目の一戦だ。

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■メインイベント「スダリオ剛 vs 安保瑠輝也」

メインイベントでは、こちらもかねてから因縁のあるスダリオ剛安保瑠輝也が対戦する。スダリオのRIZINとの契約上の問題から実現が難しいと思われていたこのカードだが、朝倉未来のYouTubeチャンネルにて緊急記者会見が行われ、対戦が正式発表された。

まず注目すべきポイントは、体重差に目を向けたい。安保はRIZINでのMMAデビュー戦(vs久保優太)ではライト級で出場しており、対するスダリオはヘビー級で活躍する選手だ。階級では4つ離れており、その差は約40kg。

通常あり得ないこの体重差での対戦に至った事の発端は、(MMAデビュー前の)安保がMMAを馬鹿にしたことにある。そこからSNS上やメディアを通しての舌戦の果てに最終的にBDで決着をつけることになった。制限時間1分ならこの体重差でも試合は成立するのか。

お互いプロの現役選手としてもプライドがかかっているため負けられない禁断の一戦は、どのような結末を迎えるのか。試合内容も、試合後にも注目だ。


■ブレイキングダウン12:全対戦カード

2024年6月2日(日):アリーナ立川立飛

  • 第1試合:MMAルール フェザー級ワンマッチ
    • サイコ松本 vs. 足ポキニキ
  • 第2試合:キックルール 無差別級ワンマッチ
    • たくま vs. 赤パンニキ

※大会規定によりフルスイング翔太が出場停止。代打としてたくまが出場。

  • 第3試合:キックルール ライト級ワンマッチ
    • こゝろ 荒木 vs. 阿部泰斗
  • 第4試合:キックルール フェザー級ワンマッチ
    • 安保ソラ vs. メカ君
  • 第5試合:キックルール バンタム級ワンマッチ
    • リキ vs. よーでぃー
  • 第6試合:キックルール ライト級ワンマッチ
    • カウアン・オカモト vs. こめお
  • 第7試合:キックルール ライト級ワンマッチ
    • sakkki vs. 井上力斗
  • 第8試合:キックルール 無差別級ワンマッチ
    • 殴られ屋ウルス vs. 金田一孝介
  • 第9試合:キックルール フェザー級ワンマッチ
    • ゆうと vs. 前田島純
  • 第10試合:キックルール ウェルター級ワンマッチ
    • 寿希也 vs. 貴aka悪魔王子
  • 第11試合:キックルール ミドル級ワンマッチ
    • 生田侑希 vs. ヒロ三河
  • 第12試合:キックルール バンタム級ワンマッチ
    • よしきまる vs. 村田将一
  • 第13試合:キックルール ライト級ワンマッチ
    • 黒石高大 vs. 瓜田純士
  • 第14試合:キックルール ミドル級ワンマッチ
    • シモミシュラン vs. ポーランドの刺客
  • 第15試合:キックルール ミドル級ワンマッチ
    • 我龍真吾 vs. 萩原裕介
  • 第16試合:キックルール ミドル級ワンマッチ
    • SATORU vs. てる
  • 第17試合:キックルール バンタム級ワンマッチ
    • YUSHI vs. ジョリー
  • 第18試合:キックルール ライト級トーナメント準々決勝
    • たつ vs. 外枦保尋斗
  • 第19試合:キックルール ライト級トーナメント準々決勝
    • 山本隆寛 vs. 秀虎
  • 第20試合:キックルール ライト級トーナメント準々決勝
    • NAO vs. ミスター・ホンデ
  • 第21試合:キックルール ライト級トーナメント準々決勝
    • LARGE HIGH vs. YURA
  • 第22試合:キックルール バンタム級タイトルマッチ
    • 冨澤大智 vs. 井原良太郎
  • 第23試合:キックルール 無差別級スペシャルマッチ
    • スダリオ剛 vs. 安保瑠輝也

※上記カードは、大会運営の都合や選手の体調などにより中止・変更となり可能性があります。

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井熊知也 Tomoya Ikuma

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スポーティングニュース日本版でアシスタントエディターを務める。大阪府茨木市出身。大学を卒業後、2020年にキックボクサーとしてプロデビューを果たす。引退後、格闘技に関連する情報を発信するために個人ブログを立ち上げる。ライターとしては主に格闘技をメインに扱い、目まぐるしく変化する格闘技の世界において、最新情報を追い続ける元プロ格闘家ライター。