メイウェザーへの花束投げ捨て事件にネット炎上 朝倉未来戦後の著名人のリアクションまとめ

神宮泰暁 Yasuaki Shingu

メイウェザーへの花束投げ捨て事件にネット炎上 朝倉未来戦後の著名人のリアクションまとめ image

9月25日、さいたまスーパーアリーナで行われた『超RIZIN』(スーパーライジン)でフロイド・メイウェザー(米国)が朝倉未来を2回TKOでくだした。この注目の一戦に、多くの著名人もソーシャルメディア上で反応を示している。

試合の内容や勝敗に関するリアクションが見られた一方、オークションで高額NFTチケットを落札した「ごぼうの党」党首を務める人物が試合直前にメイウェザーに贈呈するはずの花束を投げ捨てたことに対し、怒りの声が殺到している。「ごぼうの党」「日本の恥」「花束の件」といったワードがツイッターのトレンド入りするなどネット上で炎上状態となり、RIZIN.38開催中にRIZINの榊原信行CEOが謝罪する事態となった。

関連記事

メイウェザーの強さと朝倉未来の健闘を祝う声

世界の並み居る猛者たちを倒してきた50戦無敗のボクシングレジェンドであるメイウェザーに負けたものの、その天才を本気にさせる、いい当たりを何度か決めていた朝倉未来。その健闘ぶりをみて、日本人トップYouTuberのHIAKAKINさんは「マジで強かった」、俳優の川﨑麻世さんは「メイウェザーを本気にさせた」と称えた。アマレス五輪銀メダリストでMMAファイターの太田忍は、メイウェザーの実力に「恐れ入った」とつぶやいた。

花束投げ捨て事件でネット大炎上

しかし、試合前に、メイウェザーへの花束贈呈の際、プレゼンターが花束を渡さず、メイウェザーの足元に投げ捨てる事件が起きた。

この花束贈呈は、大会前に実施された『超RIZIN NFT DIGITAL TICKET』オークションで最高額落札者に用意された副賞のひとつで、450万円で落札した政治団体『ごぼう(護防)の党』の党首である奥野卓志氏が手にしていた。

朝倉未来が『ごぼうの党』のアドバイザーを務めている関係から、奥野氏が朝倉の代わりにメイウェザーを挑発したのか、その因果関係は定かではないが、ネット上では「失礼」「不愉快」「日本人として恥ずかしい」といった怒りの声が殺到。試合の内容や結果以上に、花束投げ捨て行為への怒りや失望の声が目立つ状況となっている。

メイウェザーが投げ捨てられた花束をうやうやしく拾ってセコンドに渡す紳士的な対応をみせたこともあり、ボクシングWBAスーパー・WBC・IBF・世界バンタム級王者の井上尚弥は、「俺なら拾わん。メイウェザーに謝罪したい気持ちになった」と断じた。元UFCファイターの佐々木憂流迦は「本当に残念」、女子K1ファイターの菅原美優も「全然面白くない」と切り捨てた。

歌手のきゃりーぱみゅぱみゅさんは「最悪」と批判し、氣志團の綾小路翔さんも「怒りで震えた」、武井壮さんは「人に失礼なことをするって恥ずかしいな」と憤りを示した。

朝倉の弟である海にとっては、いわば身内の不始末だけに「やめてほしかった」と嘆いた。

また、RIZIN運営としてはまさかの形となったが、MLBサンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有の弟・翔は、こういった問題行動を起こす人物をいわゆる「身体検査なし」でプレゼンターにしてしまったことに対して批判した。

こうした激しい批判を受けてか、RIZINの榊原CEOは、『RIZIN.38』のなかで、リング上から「本当に恥ずかしい。申し訳ない」と謝罪。二度とこのようなことがないようにすることを誓った。さらに、イベント終了後にも自身のツイッターを更新し、出場選手やファンへの感謝を述べつつ、「品性下劣な男をリングに上げてしまいました事をこの場を借りて心からお詫びします」と、再度謝罪している。

『超RIZIN』試合結果

  • MMA特別ルール3分3R・53kg契約
    • 三浦孝太○ [1R 一本勝ち(腕ひしぎ十字固め)] ✕ブンチュアイ・ポーンスーンヌーン
  • キックボクシングルール3分3R(肘有り)・53kg契約
    • 吉成名高○ [1R TKO] ✕バンダサック・ソー・トラクンペット
  • スタンディングバウトルール3分3R・フリーウェイト
    • 皇治○ [3R KO] ✕ジジ
  • スタンディングバウトルール3分3R・フリーウェイト
    • 朝倉未来✕ [2R TKO] ○フロイド・メイウェザー

関連記事

▶ボクシングを観るならDAZNで。スマホやTVでスポーツをいつでも楽しもう

神宮泰暁 Yasuaki Shingu

神宮泰暁 Yasuaki Shingu Photo

日本編集部所属。ボクシング・格闘技担当編集者。