【ベラトールMMA】『ベラトール 214』メインカード出場ファイター紹介:ライアン・ベイダー

堀江ガンツ Gantz Horie

【ベラトールMMA】『ベラトール 214』メインカード出場ファイター紹介:ライアン・ベイダー image

▶メジャー総合格闘技『ベラトールMMA』を見るならDAZNで。1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう

日本時間1月27日、総合格闘技イベントとして注目されるベラトールMMA(Belltator MMA)の『ベラトール 214』が開催される。同大会の「ヘビー級王座決定トーナメント」決勝でエメリヤーエンコ・ヒョードルと対戦するライアン・ベイダーを紹介しよう。

現ベラトール世界ライトヘビー級王者のライアン・ベイダーは、MMA(総合格闘技)通算30戦というベテランだが、今まさにMMAファイターとしての全盛期を迎えている。

ベイダーのバックボーンはレスリングで、高校時代はネバダ州王者に2度輝き、アリゾナ州立大学進学後は、最上位のNCAAディヴィジョン1で2度オールアメリカンに選ばれる活躍を見せたツワモノだ。

大学卒業後、MMAのトレーニングをはじめ、2007年にプロデビュー。ローカル大会で6戦全勝のキャリアを積んだのち、2008年にUFCへの登竜門番組『ジ・アルティメット・ファイター(TUF)』のシーズン8に参加し、ライトヘビー級トーナメントで見事優勝を飾った。これにより、UFCとの契約を勝ち取ったのだ。

UFCでは、持ち前のレスリング力を武器に、アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ、オヴィンス・サンプルー、フィル・ディヴィス、ラシャド・エヴァンスら、多くのライトヘビー級トップランカーたちを討ち果たした。2012年にはUFC日本大会にも出場し、すでに大物だったクイントン・“ランペイジ”・ジャクソンに判定勝ちを収めている。

2016年11月、ホジェリオ・ノゲイラとの再戦に勝利したところでUFCとの契約を満了。フリーエージェントとなり、新たな戦場を求めてベラトールMMAに移籍した。

2017年6月、ベラトールMMA移籍第1戦で、フィル・ディヴィスの持つベラトール世界ライトヘビー級王座に挑戦。2-1スプリットの判定で勝利し、長いMMAキャリアにおいて初めての世界タイトルを獲得。“無冠の帝王”の名を晴れて返上した。

そして2018年5月には、「ベラトール世界ヘビー級王座決定トーナメント」1回戦で、RIZINヘビー級トーナメント優勝者のキング・モーと対戦した。1ラウンドわずか15秒、強烈な左フックからのパウンド連打でTKO勝ち。2018年10月の『ベラトール 207』での準決勝でマット・ミトリオンを3-0の判定で撃破し、いよいよ2019年1月27日(日本時間)、『ベラトール 214』でMMA界最強ファイターの一角であるエメリヤーエンコ・ヒョードルとの決勝戦を迎えることになった。

レスリングエリートとしての抜群のテイクダウン能力とグラウンドコントロールに加え、KOできるパンチもしっかりと磨き上げてきているライアン・ベイダー。この勢いのまま、ベラトールMMA重量級2階級制覇に挑む。

 

『ベラトール 214』ライアン・ベイダー関連動画

 

ライアン・ベイダー

生年月日:1983年6月7日(35歳)
国籍:アメリカ合衆国
身長:188cm
体重:93kg
リーチ:188cm
階級:ライトヘビー級
プロ戦績:26勝5敗(2019年1月23日時点)

 

ベラトールMMAとは

「ベラトールMMA(Bellator MMA)」とは、UFCに次ぐアメリカの総合格闘技団体/イベントで、ロンダ・ラウジーを発掘したMMA団体StrikeForceの運営に携わったスコット・コーカー氏の手腕により、エメリヤーエンコ・ヒョードル、ミルコ・クロコップ、ヴァンダレイ・シウバなどMMA界のビッグネームを次々に獲得。2018年大晦日『RIZIN.14』にバンタム級王者ダリオン・コールドウェルを派遣。そのコールドウェルに勝利した堀口恭司(ほりぐちきょうじ)の参戦も期待されている注目のイベントだ。

 

▶メジャー総合格闘技『ベラトールMMA』を見るならDAZNで。1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう


【DAZN関連記事】
【必読】DAZN(ダゾーン)の"トリセツ" 最新・2018年版!
ネットでプロ野球中継を視聴する方法を紹介
DAZNでのプロ野球の放送予定や試合スケジュール
DAZNでF1放送を視聴する方法は?
【最新・2018年版】F1の放送予定・レース日程まとめ
ネットでMLB中継を視聴する方法を紹介
MLBの試合日程・放送予定|テレビでの視聴も可能?/2018シーズン

堀江ガンツ Gantz Horie

堀江ガンツ Gantz Horie Photo

栃木県出身。プロレス・格闘技ライター。『紙のプロレスRADICAL』編集部を経て、2010年からフリーランスで活動。『KAMINOGE』を主戦場に『Number』『週刊プレイボーイ』『BUBKA』『昭和40年男』など、多くの媒体で執筆。『Number Web』ではコラムを連載中。主な著作に『闘魂と王道 昭和プロレスの16年戦争』(ワニブックス)がある。WOWOW『UFC-究極格闘技-』などテレビ解説も務める。