ブラディミール・ゲレーロは、モントリオール・エクスポズからアメリカ野球殿堂入りを果たす最後の選手になるかもしれなかった。が、彼が最終的に選んだのは、ロサンゼルス・エンジェルス初の殿堂入りとなる方だった。
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ゲレーロは1月23日の記者会見で、ニューヨーク州クーパーズタウンにある野球殿堂博物館の彼のブロンズ製の肖像レリーフは、エンジェルスのキャップを被ることになると語った。
ゲレーロは、エンジェルスに入団した2004年にアメリカン・リーグMVPを獲得したが、MLBでの彼の経歴はエクスポズから始まり、多くのシーズンをエクスポズで過ごした(エクスポズ8年、エンジェルス6年在籍)。また、より良い成績を残したのもエクスポズだった(エクスポズでは.978 OPS、エンゼルスでは.927 OPS)。
1961年創立のエンゼルスの球団オーナー、アルテ・モレノは、ゲレーロがこのことを発表したマンハッタンでの記者会見に同席していた。
「今日は、ブラディミール・ゲレーロ本人のみならず、彼の家族、彼の同郷のドミニカ共和国の人々、そしてもちろん、すべてのエンジェルスファンにとって、非常に誇るべき、特別な日だ」モレノは、エンジェルスが発表した声明でそう述べ、「彼が殿堂入りに選ばれたことは非常に意味があり、大勢の人にとって強い影響力がある。彼がエンジェルスのロゴを冠してクーパータウンに祭られる最初の選手となったことは、非常に誇らしいことだ。彼はMLB選手として、4つの素晴らしいチームに所属したが、どのチームにおいても代表的な存在として活躍し、どのチームにとっても、彼がチームのメンバーであることは特別なことだった」と続けた。
ゲレーロは、1月24日に行われた投票で、2018年の殿堂入りに選ばれたうちの1人だが、どのチームのキャップを被るかについては問題となっていた。同じく殿堂入りを果たしたトレバー・ホフマンは、MLBに所属した18年間のうち、15年半をサンディエゴ・パドレスで過ごした。一方ジム・トーミは、13年間クリーブランド・インディアンズに所属したが、それは彼が他に所属していた5球団のそれぞれの3倍以上にあたる。チッパー・ジョーンズは、言うまでもなく、アトランタ・ブレーブスで彼のMLBでの全シーズンを過ごした。
原文:Baseball Hall of Fame 2018: Vladimir Guerrero to have Angels cap on plaque
翻訳:日本映像翻訳アカデミー