大谷翔平を『10月男』ジャクソン氏が称賛「ベーブ・ルース以外の誰もやっていないことをやっている」

Kevin Skiver

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ある分野で成功を収めた後でも、もしこの人に褒められたら舞い上がってしまうだろう。そんな気持ちを抱かせる人物のリストは長くない。

野球の世界では『ミスター・オクトーバー』(Mr. October/10月男)の通称で知られるレジー・ジャクソン氏はそのリストでもかなりの上位に入る。現在はヒューストン・アストロズの役員補佐を務め、MLB通算21シーズンでワールドシリーズ優勝5回、最優秀選手賞(MVP)選出1回の経歴を持つ球界のレジェンドだ。

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そのジャクソン氏でさえ、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平には畏敬の念を抱いている。

6月1日、エンゼルスはヒューストン・アストロズとの4連戦シリーズ初日を迎えた。ジャクソン氏は試合前に大谷と言葉を交わし、そして他の誰とも同じ思いを抱いた。大谷は現代野球で唯一無二の存在であるということだ。

「大谷がやっていることは他の誰とも比較すらできないよ。大谷のような打者はいるかもしれない。大谷のような投手はいるかもしれない。だけどそれを両方こなすなんてことはベーブ・ルース以外に誰もやったことがない。ただただ驚くだけだよ。大谷に相応しい金額なんて想像もできない。とても礼儀正しい青年でもあるしね」とジャクソン氏は報道陣に言った。

試合前にジャクソン氏は大谷と言葉を交わした。

エンゼルスを含むMLB全30球団のすべてが2024年に大谷をロスターに迎え入れたいはずだ。大谷は今シーズン後にフリーエージェントになる。そして大谷がエンゼルスでやっていることすべては、エンゼルスが大谷を引き留めるために必要なことでもある。今シーズンも大谷は二刀流でMVP級の活躍を見せており、エンゼルスは大谷がチームに加入して以来初めてとなるプレーオフ進出を目指している。

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大谷翔平の新契約はMLB史上最大の金額に?

ジャクソン氏が言うように、大谷は野球界の誰とも比較ができない。野球史のなかではベーブ・ルースに近づいた唯一の選手だ。それどころか、ベーブ・ルースでさえ想像できなかったことをやり続けている。

地元紙『ロサンゼルス・タイムズ』の記事によると、あるMLB球団経営者は大谷がFA市場に出たときの契約内容を12年総額6億ドル(約840億円)と予測している。もちろん、MLB史上最大の契約になる。

大谷の新契約は、総額はもちろんのこと、平均年俸額でも記録的な数字になることはほぼ間違いない。

大谷は、ジャクソン氏がポストシーズンに残した足跡を追いかけたいと願っているはずだ。ジャクソン氏はその輝かしいキャリアにおいてポストシーズンで77試合に出場した。しかし大谷のここまでのキャリアでエンゼルスは毎年プレーオフ進出を逃し続けている。

大谷が念願のプレーオフ出場を果たすことがあれば、ジャクソン氏は同じことを言うだろうか。

原文: Reggie Jackson praises Shohei Ohtani after brief meeting: 'There's no one that's done what he's done except Babe Ruth'
翻訳:角谷剛

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Kevin Skiver has been a content producer at Sporting News since 2021. He previously worked at CBS Sports as a trending topics writer, and now writes various pieces on MLB, the NFL, the NBA, and college sports. He enjoys hiking and eating, not necessarily in that order.