MVP2度受賞のM・トラウト、大谷翔平はスターになると確信

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大谷翔平の実力に、疑いの眼差しを向ける人が多く出てきている。

ア・リーグの最優秀新人賞候補と目されている日本のスーパースター大谷翔平。しかし、オープン戦では期待されていたレベルとは程遠いプレーを見せている。打者としては28打数3安打の打率.107、投手としては2回2/3を投げて自責点8を許している(防御率27.00)。

それでも、彼のチームメイトやコーチ陣には困惑した様子は見受けられない。マイク・トラウトは、彼がどんなことを成し遂げるのか見届けるのを心の底から楽しみにしている。

「間違いなくクレイジーな年になるよ」。2度のMVP経験を持つトラウトは、USAトゥデイ紙にそう語った。「彼は偉大な雰囲気を放っている。二刀流が難しいことだとは分かっているけど、彼なら僕たちの度肝を抜いてくれるだろうね。本当さ。みんなをあっと言わせてくれると思うよ」。

これだけではエンゼルスファンの不安は払拭されないだろう。匿名のスカウト数名が、シーズン開幕までに大谷がヒットを打てるようになるのか疑問視している、といった内容の記事がYahooスポーツに掲載された直後とあってはなおのことだ。

だが、エンゼルスの打撃コーチ、エリック・ヒンスキーは、大谷に関してまったく心配していない。

「成果が表れていないのは分かっている。まだタイミングが合っていない。でも彼は驚くほどポジティブなんだ。一切めげていないよ」。ヒンスキーはそう語る。「ひとたび会場のライトが点いて、3階席まで照らされるようになれば、彼は真価を発揮してくれるに違いない」。

大谷はマウンド上でも苦戦を強いられている。メキシカンリーグのチームとの対戦成績を除けば、防御率27.00という結果だ。だが、エンゼルスの投手コーチ、チャールズ・ナギーは、じきに良くなる、と話す。

「彼の体調は良好だ。メジャーのボールにも手が慣れてきている。間違った成長は何一つしていない」。ナギーはそう語る。「私が現役時代も、完璧な春季キャンプなんて経験したことがないよ。コテンパンにやられることが何度もあった。でも、シーズン開幕までには仕上がることを理解していたし、翔平もそうなるよ」。

こんなことを言っても意味があるのかは分からないが、前回の登板時、ストレートは平均95-98マイル(153-158キロ)を記録しており、ロッキーズ戦では何度かの不運に見舞われた。だから、もし次の出場機会で活躍することができれば、成績はすぐに良いものに変わるだろう。

「彼はまったく困惑していないよ」。エンゼルスのビリー・エプラーGMはそう語る。「GMや監督の立場からしても、その様子を見ると安心する」

USAトゥデイによると、大谷は、ロースター25人枠に入るため、投打ともに順調に調整を進めており、DHで開幕戦を迎える予定だという。

原文:Mike Trout, Angels brass confident Shohei Ohtani will be a star
翻訳:日本映像翻訳アカデミー