MLB30球団ランキング最新版、レッドソックスがヤンキース抜き首位

Ryan Fagan

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非常に楽しい2018年シーズンが開幕してから2カ月が過ぎた。

春の段階で分かっていたことの一部は、正しかったと示された。例えば、ニューヨーク・ヤンキースとボストン・レッドソックスは本当に良いチームということだ。だが、それ以外は相対的にサプライズだった。例を挙げれば、シアトル・マリナーズやミルウォーキー・ブルワーズは地区首位に立ち、マット・ケンプは2011年のように好調だ。

MLBパワーランキングには十分な導入ではないだろうか。では、見ていこう。

1位 ボストン・レッドソックス(5月15日順位: 2位)

なぜこの順位か: ヤンキースは開幕から18試合で勝率5割だった。だが、レッドソックスはシーズンを通じて安定して見事な成績だ。ヤンキースと同じ期間に、レッドソックスは25勝をマークした。もちろん、すべてのチームが同じ試合数を消化しているわけではないが、レッドソックスはどのチームにも3勝以上の差をつけている。MVP候補のムーキー・ベッツが故障者リスト入りしているにもかかわらず、レッドソックスはそのうち9試合で6勝を挙げた。J.D.マルティネスは打率.318、長打率.659、169 OPS+、20本塁打、52打点と、チームが主軸に願う全てを残している。本塁打と打点はリーグトップの数字だ。

2位 ニューヨーク・ヤンキース(5月15日順位: 1位)

なぜこの順位か: グレイバー・トーレスは見ていて楽しいだろう。メジャーに昇格してから、37試合で10本塁打。rWARは1.5と、野手ではジャンカルロ・スタントン、ディディ・グレゴリウス、アーロン・ヒックス、ゲイリー・サンチェスを上回りチーム3位だ。ほかに最近優れているのが、ブレット・ガードナー。打率.198まで落ちていたガードナーだが、ここ19試合で打率.354、1.028 OPS、14得点を記録している。一方、シーズンを通じて見事なのがルイス・セベリーノ。13試合に先発し、4失点以上を許したのは1試合のみ。逆に7試合で無失点ないし1失点に抑えている。

3位 ヒューストン・アストロズ(5月17日順位: 3位)

なぜこの順位か: 確かに最近は10試合で3勝のみと少しスローダウンした。そして、アメリカン・リーグ西地区の首位から陥落したのも事実だ。だが、ローテーションはいまだに見事で、アストロズより得点を挙げているチームは3つのみ。ブルペンの問題はいずれにしても解決するだろう。そして王者は大丈夫になるはずだ。

4位 シアトル・マリナーズ(5月17日順位: 14位)

なぜこの順位か: マリナーズはできる限りの形で試合に勝利している。ロビンソン・カノが骨折で故障者リスト入り(その後80試合の出場停止)してからも、15勝5敗という成績。これはサプライズだ。それを考えれば、6月3日のレイズ戦で、ブレイク・スネルを相手に先頭打者から7者連続三振に終わり、計16三振を喫してわずか4安打に終わったにもかかわらず試合に勝利したのも、おそらくは驚くべきではないのだろう。

5位 ミルウォーキー・ブリュワーズ(5月17日順位: 9位)

なぜこの順位か: 5月9日以降でナショナル・リーグのトップとなる16勝8敗を記録。得失点差はプラス28とリーグの6位にもかかわらず、37勝24敗とリーグトップの成績だ。リリーフのジョシュ・ヘイダーは、20試合出場で34回1/3を投げ、69三振を奪い、わずか10安打しか許していない。

6位 シカゴ・カブス(5月17日順位: 11位)

なぜこの順位か: アンソニー・リゾは最初の1カ月で苦戦したが(打率.149、448 OPS)、誰もが「彼のことは心配いらない。大丈夫」と言っていた。5月1日に本塁打を放ってから、リゾの勢いが止まらない。4月末以降、リゾは打率.316、本塁打7、打点30、OPS.982を記録している。先発登板した最初の3試合のうち2試合で5回までもたず、34歳という年齢が騒がれたジョン・レスターも、ここ9試合の登板で防御率1.94。4失点以上を許したのは1回だけだ。

7位 アトランタ・ブレーブス(5月17日順位: 5位)

なぜこの順位か: 若きブレーブスがよろめくのを待つのをやめるのは、もはや過去のこと。今の彼らはプレイオフを競うもっともなチームだ。ナショナル・リーグ東地区で長く力を誇っているナショナルズとのホームシリーズで4試合のうち3勝をあげるなど、ブレーブスはテストをクリアした。21歳のオジー・アルビーズ(14本塁打)や再び活躍しているベテランのニック・マーケイキス(打率.332)、スーパースターのフレディ・フリーマン(.988 OPS)だけではない。ショーン・ニューカムにもお気づきだろうか。先発登板12試合で防御率2.49、FIP3.14の左腕だ。2014年のドラフト1巡目で全体15位指名され、アンドレルトン・シモンズとのトレードでブレーブスに加わった選手である。

8位 ワシントン・ナショナルズ(5月17日順位: 4位)

なぜこの順位か: 攻撃はいら立つほどに不安定だが、先発ローテーションが見事。守護神ショーン・ドゥーリトルは、対戦した99打者のうち、18打者にしか出塁を許さず、39打者から三振を奪っている。健康を保てば、マックス・シャーザーは確実に4度目のサイ・ヤング賞を手にするだろう。現在、防御率(1.95)、FIP(1.75)、H/9(5.5)、K/9(13.7)、WHIP(0.833)、HR/9(0.6)でキャリア最高の数字を残している。

9位 セントルイス・カージナルス(5月17日順位: 10位)

なぜこの順位か: 相次ぐ負傷や不安定さにもかかわらず、カージナルスは勝率5割以上を維持してきた。だが、次第に安定してきているようだ。6月5日にはカルロス・マルティネスとヤディアー・モリーナが故障者リストから戻り、最初の2カ月でもたついたマーセル・オズナは、6月に入って打率.571、本塁打2と好調。一方で、コルテン・ウォンとデクスター・ファウラーはいまだ打率.190を下回っており、13イニング以上を投げたリリーフの9選手のうち、5選手が防御率4.00を上回っている。さらに、わずか4イニングでアレックス・レイエスが故障者リスト入りしたのは、彼らが望んでいたことではないだろう。

10位 ロサンゼルス・ドジャース(5月17日順位: 23位)

なぜこの順位か: クレイトン・カーショウの腰はいまだに大きな懸念だが、最近のドジャースは非常に良い野球を見せている。16勝26敗と借金10を背負って以降、その後の14勝4敗。ナショナル・リーグ西地区のほかのチームたちが平凡なのもあって、30勝30敗のドジャースは地区首位にわずか2ゲーム差だ。そして、マット・ケンプは当初の予想を裏切り、ナ・リーグベストの打率.344、9本塁打、.942 OPSを記録している。

11位 フィラデルフィア・フィリーズ(5月17日順位: 8位)
12位 クリーブランド・インディアンス(5月15日順位: 15位)
13位 ロサンゼルス・エンゼルス(5月15日順位: 7位)
14位 アリゾナ・ダイヤモンドバックス(5月15日順位: 6位)
15位 コロラド・ロッキーズ(5月15日順位: 12位)
16位 オークランド・アスレチックス(5月15日順位: 19位)
17位 サンフランシスコ・ジャイアンツ(5月15日順位: 17位)
18位 ピッツバーグ・パイレーツ(5月15日順位: 13位)
19位 ミネソタ・ツインズ(5月15日順位: 20位)
20位 タンパベイ・レイズ(5月15日順位: 24位)
21位 デトロイト・タイガース(5月15日順位: 21位)
22位 トロント・ブルージェイズ(5月15日順位: 16位)
23位 ニューヨーク・メッツ(5月15日順位: 18位)
24位 サンディエゴ・パドレス(5月15日順位: 25位)
25位 テキサス・レンジャーズ(5月15日順位: 26位)
26位 シンシナティ・レッズ(5月15日順位: 22位)
27位 マイアミ・マーリンズ(5月15日順位: 28位)
28位 カンザスシティ・ロイヤルズ(5月15日順位: 29位)
29位 シカゴ・ホワイトソックス(5月15日順位: 30位)
30位 ボルチモア・オリオールズ(5月15日順位: 27位)

原文:MLB Power Rankings: Surprising Mariners, Brewers crack top five; Mets continue slide(抄訳)
翻訳:Hiroaki Nakamura

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Ryan Fagan, the national MLB writer for The Sporting News, has been a Baseball Hall of Fame voter since 2016. He also dabbles in college hoops and other sports. And, yeah, he has way too many junk wax baseball cards.