MLB(メジャーリーグベースボール)の2023年シーズンが日本時間3月31日(現地30日)にいよいよ開幕する。
ここでは、本誌『スポーティングニュース』のエドワード・ステラン記者が、2万回のシミュレーションを実施する『MLB予測モデル』を用いて、今季レギュラーシーズンのアメリカン・リーグとナショナル・リーグの各地区の成績と順位、プレーオフ、ワールドシリーズまでを徹底的に予想する。
2万回のシミュレーションを実施した『MLB予測モデル』で今季を徹底分析
2023年のMLBシーズンが開幕する。今年もまた、予測と可能性について語るときがきた。
強豪チームのファンなら、自分たちが応援するチームがワールドシリーズを制覇する確率を知りたいだろう。弱いチームのファンなら、どのようにして予想を裏切ってプレーオフに進出できるかが気になるところだ。2023年シーズンにあまり希望を持てないチームのファンだとしても、それでもシーズンの行方を追うのは楽しいことだ。
2022年シーズンはサプライズに満ちていた。クリーブランド・ガーディアンズはほとんどすべての予測モデルを覆し、アメリカン・リーグ中地区を制覇し、ディビジョン・シリーズに進出した。シアトル・マリナーズは2001年以来初めてのプレーオフ進出を果たした。フィラデルフィア・フィリーズとサンディエゴ・パドレスがナショナル・リーグのチャンピオンシップ・シリーズで対戦した。この両チームはそれぞれのディビジョン内にアトランタ・ブレーブスとロサンゼルス・ドジャースという強豪チームがいるにもかかわらず、である。
しかし、最終的に頂点に立ったのは、大方の予想通りでヒューストン・アストロズだった。物議を醸した2017年以来のワールドシリーズ優勝だった。
シーズン開幕を間近に控えた段階で、『スポーティングニュース』では2回目となるMLB予測モデルを構築し、2023年シーズンの行方を占ってみた。
その予測モデルとは、選手の過去成績から2023年のパフォーマンスを予想するものだ。選手たちの個人成績は現在所属するチームごとに集計され、2023年シーズンの打線、先発ローテーション、そして救援投手陣の戦力が評価される。過去データはBaseball Prospectus' PECOTAとFangraphs' Depth Chartsから取得した。
その後、個々のチームごとに、球場ごとの要因と対戦相手との組み合わせを含めて、2万回ものシミュレーションを行なった。その結果を基にレギュラーシーズンの予想戦績を導き、ポストシーズンとワールドシリーズ勝者のシミュレーションを行なった。そして、それぞれのシミュレーション結果を集計し、レギュラーシーズン勝敗、地区内順位、プレーオフ、そしてワールドシリーズの予想結果を弾き出した。予想順位は、各チームの2万回のシミュレーションにおける平均勝敗数に基づいている。
スポーティングニュースが構築した予測モデルによる2023年MLBシーズンの全予想は以下の通りである。各ディビジョン(地区)とリーグごとに解説と分析を加えてある。
MLB 2023年レギュラーシーズン予想
アメリカン・リーグ東地区
最終成績&順位予想
1. ニューヨーク・ヤンキース(90-72)
2. トロント・ブルージェイズ(90-72)
3. タンパベイ・レイズ(81-81)
4. ボルティモア・オリオールズ(80-82)
5. ボストン・レッドソックス(80-82)
昨年、アメリカン・リーグ東地区は3チームをプレーオフに送り出した。今年もまた激戦地区になることが予想されている。トップ2チームはメジャーリーグで最も選手層のレベルが高い。ワールドシリーズのオッズについては後で詳しく触れるが、トップ3のうち2チームがこの地区で占められている。
昨年のアメリカン・リーグ・チャンピオンシップ・シリーズを制したヤンキースが、2023年もこの地区を優勝することが予想されている。ヤンキースの先発ローテーションはゲリット・コール、カルロス・ロドン、ネスター・コルテス、ルイス・セベリーノが強固な4本柱を形成し、救援投手陣も駒が揃っている。彼らが健康であれば、リーグ最高の投手陣である。打線に目を向けると、アーロン・ジャッジ、ジャンカルロ・スタントン、アンソニー・リゾがいる。それ以外にもアンソニー・ボルピーとオズワルド・ペラザが期待通りに活躍すれば、ヤンキースはさらに脅威となる。
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ヤンキースは独走するとは予想されていない。むしろ、予測モデルはこの地区タイトル争いが最も接戦になるとしている。その理由はブルージェイズが持つ選手層の厚さだ。先発ローテーションにはケビン・ガウスマン、アレック・マノア、ホセ・ベリオス、そしてクリス・バシットという強力無比の4本柱がおり、さらに予測モデルはブルージェイズの打線をヤンキースのそれより上だとしている。ブラディミール・ゲレーロ・ジュニア、ボー・ビシェット、ジョージ・スプリンガー、マット・チャップマン、ドールトン・バーショ、アレハンドロ・カークで構成される主軸はメジャーリーグで最も恐れられる打線だ。現在のところは、投手力の評価がヤンキースとブルージェイズを隔てているが、もしブルージェイズの強力打線がチームに地区タイトルをもたらしたとしても、驚くにはあたらない。
レイズは昨シーズン途中で何人かの主力選手が故障で離脱したにもかかわらず、プレーオフに進出した。ワンダー・フランコは健康である限りは無限の可能性を秘めている。シェーン・マクラナハンとタイラー・グラスノーがこれまで通りの活躍をできれば、先発ローテーションの1、2番手は強力である。予測モデルがレイズを高く評価しない理由は打線に実績のある選手がいないためである。ドリュー・ラスムッセンの後に続く先発ローテーションも不安材料だ。しかし、若いチームだけに未知の部分は多く残されている。
オリオールズは昨シーズンを勝ち越した。2016年以来初めてのことだった。今年はこの激戦区から脱落すると決めつける理由は何もない。予測モデルはアドリー・ラッチマンとガナー・ヘンダーソンの若いスター選手コンビを高く評価している。セドリック・マリンズ、アンソニー・サンタンダー、そしてライアン・マウントキャッスルといった面々が強力な打線を構成する。それでもオリオールズが負け越すと予想される理由は2つある。ひとつはこの地区があまりにも厳しいことである。もうひとつは投手力だ。今のところ、先発ローテーションには真のエースと呼べる存在はなく、それどころか、質の高い2番手先発投手もいない。新人のグレイソン・ロドリゲスは次世代のオリオールズを担うと期待されるが、それまでにはまだ長い時間がかかるだろう。
レッドソックスの勝敗予想を見て驚く人もいるだろう。昨シーズンは78勝しかしていないチームであるうえ、今年はザンダー・ボガーツを失ったのだ。しかし、覚えておかないといけないことは、昨シーズンを低調に終わった最大の原因は投手陣にあったことだ。2023年はクリス・セールがチームに戻ってくる。そしてベテランのコーリー・クルーバーが加わったことで、先発ローテーションの安定性は昨年より増すはずだ。ラファエル・デバースはリーグきってのスター選手であるし、メジャー1年目の吉田正尚には大きな期待が寄せられる。アダルベルト・モンデシーは2019年以来たったの109試合にしか出場していないし、1シーズンで102試合以上に出場したことは一度もない。しかし、この選手が健康でさえあれば、ボガーツの流出と故障で長期離脱中のトレバー・ストーリーがチームに与えた痛手を減らすことはできるだろう。
各チームの最終到達地点 予想確率
チーム | 地区優勝 | プレーオフ進出 | 第1ラウンド不戦勝 |
---|---|---|---|
ヤンキース | 43.3% | 82.3% | 37.5% |
ブルージェイズ | 40.2% | 79.4% | 37.2% |
レイズ | 6.7% | 34.1% | 5.2% |
オリオールズ | 5.1% | 26.7% | 3.8% |
レッドソックス | 4.8% | 26.1% | 3.3% |
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アメリカン・リーグ中地区
最終成績&順位予想
1. クリーブランド・ガーディアンズ(84-78)
2. ミネソタ・ツインズ(82-80)
3. シカゴ・ホワイトソックス(81-81)
4. カンザスシティ・ロイヤルズ(75-87)
5. デトロイト・タイガース(67-95)
昨年、地区優勝チームのうち最も勝利数が少なかったのはガーディアンズだ。92勝70敗というシーズン成績だった。予測モデルは2023年のこの地区も似たような勢力図になり、ガーディアンズが僅差でツインズとホワイトソックスを上回るとしている。ロイヤルズとタイガースはどちらも昨シーズンよりは良くなるが、上位3チームからはまだ差がある。
ガーディアンズがまたしても予測を上回るパフォーマンスを発揮したとしても、驚くべきことではない。2022年のプレーオフ進出には誰もが驚いたが、それはパワーより確実性を重んじた打撃アプローチと強力な投手陣によるものだ。何しろ、アメリカン・リーグのサイヤング賞と最高救援投手賞を独占したのだから。プレーオフに進出したなかで最も若いチームであったが、今年はそれにジョシュ・ベルとマイク・ズニーノの両ベテランが加わった。例年MVP候補に挙がるホセ・ラミレスも健在で、打線にはすでに十分な破壊力がある。ウィル・ブレナン、ガブリエル・アリアス、ジョージ・バレラといった若手選手が活躍すれば、このチームは今年もそしてこれからもプレーオフを狙えるチームに成長するだろう。
ツインズはいつでも予想が難しいチームだ。2019年にはシーズン101勝を挙げ、2020年は地区連覇を成し遂げた。それなのに2021年には地区最下位に沈み、2022年も3位に上がるのが精一杯だった。チームには好材料は多い。ソニー・グレイ、タイラー・マーレ、パブロ・ロペス、そしてジョー・ライアンの4本柱を擁する投手陣は安定している。ジョアン・デュランはメジャーリーグ屈指の救援投手になれる逸材だ。ホセ・ミランダ、ロイス・ルイス、アレックス・キリロフ、エドゥアルド・ジュリアンら若手選手が躍動すれば、カルロス・コレアとバイロン・バクストンとともに強力なチームを作り上げるかもしれない。ツインズはしばしば故障に悩まされてきた。接戦になると思われる地区内では、今年もそれが問題になるかもしれない。予測モデルはシーズン中盤に何かが起こるかもしれないとしている。
ホワイトソックスは2022年を失意のシーズンで終えた。アメリカン・リーグ中地区を独走し、ワールドシリーズ進出の可能性も高いと予想されていたが、最終的には勝率5割ちょうどで、ガーディアンズから11ゲーム差をつけられてしまったのだ。このチームの潜在力は高く、指揮を執るペドロ・グリフォル監督には大きな期待がかかる。ディラン・シーズ、ランス・リン、ルーカス・ジオリト、マイケル・コペック、マイク・クレビンジャーの先発ローテーションには穴がない。ホセ・アブレイユを失った後でも、打線にはまだルイス・ロバート、ティム・アンダーソン、そしてヨアン・モンカダといったスター選手が残っている。オスカー・コラスは将来のスター選手になれる逸材だ。予測モデルは先発ローテーションに疑いの目を向ける。2022年シーズンの四球数が多かったためだ。打線も2022年は低調に終わった。しかし、このチームは何かのきっかけで躍進する可能性がある。
ロイヤルズは将来が楽しみなチームだ。ボビー・ウィット・ジュニア、ビニー・パスカンティーノ、MJ・メレンデス、そしてニック・プラットといった若手の中心選手を揃えたチームはさほど多くはない。マイケル・ガルシアはメジャーリーグ屈指の有望株選手だ。しかし、2022年にロイヤルズが抱えていた問題は2023年も未解決のままだ。ブレイディ・シンガーを除いて、先発ローテーションと投手陣全体に疑問が残る。39歳のシーズンを迎えるザック・グレインキーが先発投手の2番手を担うと思われるが、昨シーズンの三振奪取率は12.5%でしかない。30歳のシーズンを迎えるスコット・バーロウには期待がかかるが、三振と四球の比率が3.5 だったことは不安材料だ。ロイヤルズのファンは2023年もまた再建のためのシーズンと捉え、将来に向けて正しい方向を進んでることを確かめることができれば良しとするべきだろう。
まだパニックに陥るほどの状況ではないが、それにしてもタイガースの2022年は良くなかった。スペンサー・トーケルソンとライリー・グリーンの2人はチームきっての有望株選手であるが、どちらも新人シーズンはまったくの期待外れで終わった。ケイシー・マイズは将来のエースと目されているが、トミージョン手術を受け、2023年は全休もしくは長期欠場になる。それでも望みがすべて消えたわけではない。グリーンは22歳、トーケルソンは23歳だ。予測モデルは彼らが2年目シーズンで成績を伸ばすことを予想している。マット・マニングとタリック・スクーバルの両投手が先発ローテーションを担い、アレックス・ラングは将来のクローザー候補だ。タイガースもまた2023年は再建のためのシーズンになるだろう。しかし、ロイヤルズと同様、ファンは若い有望株選手の成長を楽しみにし、将来への期待を膨らませることができる。
各チームの最終到達地点 予想確率
チーム | 地区優勝 | プレーオフ進出 | 第1ラウンド不戦勝 |
---|---|---|---|
ガーディアンズ | 42.1% | 55.9% | 17.1% |
ツインズ | 28.9% | 41.8% | 28.9% |
ホワイトソックス | 22.5% | 35.8% | 7.0% |
ロイヤルズ | 5.9% | 10.6% | 0.8% |
タイガース | 0.6% | 0.9% | 0.0% |
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アメリカン・リーグ西地区
最終成績&順位予想
1. ヒューストン・アストロズ(90-72)
2. シアトル・マリナーズ(84-78)
3. ロサンゼルス・エンゼルス(84-78)
4. テキサス・レンジャーズ(80-82)
5. オークランド・アスレチックス(63-99)
昨年のアメリカン・リーグ西地区はアストロズのひとり勝ちが予想されていた。その通りの展開にはなったが、マリナーズは2001年以来初めてのプレーオフ進出という快挙を成し遂げた。それに加えて、エンゼルスとレンジャーズも侮れない実力を持っている。この地区はメジャーリーグでも屈指の激戦区と呼べるかもしれない。
アストロズがこの地区の優勝候補筆頭であることには変わりはない。昨年のワールドシリーズ覇者はサイヤング賞投手のジャスティン・バーランダーをフリーエージェントで失ったが、それでもチーム全体の戦力は他を寄せ付けない。予測モデルは、フランバー・バルデスとクリスチャン・ハビエルが先発ローテーションの1、2番手を担い、ハンター・ブラウンを5番手候補として高い評価を下している。救援投手陣の質も高い。しかし、アストロズを本当の意味で脅威のチームにしている理由は、その打線が昨シーズンよりさらに改善されたかもしれないことだ。MVP最終候補者のヨルダン・アルバレスはメジャーリーグ屈指の強打を誇り、カイル・タッカーは成長を続けている。ホセ・アブレイユ一塁手を獲得したことで、内野陣も強化された。このチームには穴と呼べるものが少なく、地区タイトル連覇の確率は極めて大きい。
しかし、マリナーズもアストロズにそう易々とは独走を許しはないだろう。予測モデルは、ルイス・カスティーヨ、ロビー・レイ、ローガン・ギルバート、ジョージ・カービーで構成されるマリナーズの先発ローテーションをアストロズのそれよりも上だとしている。救援陣の層が厚いことも同様だ。テオスカー・ヘルナンデスとコルテン・ウォンをオフシーズンに獲得し、フリオ・ロドリゲスの後に続く打線も改善された。マリナーズの躍進のカギはその他の打者たちがどれだけ活躍できるかにかかっている。カル・ローリーとエウヘニオ・スアレスにはパワーがある。ジャレッド・ケレニックの成長と、タイ・フランスが昨シーズン後半からの不調を脱することが求められる。
予測モデルは、エンゼルスをワイルドカード枠の筆頭候補のひとつに挙げている。そのことは多くの野球ファンの耳に快く響くだろう。マイク・トラウトと大谷翔平が大舞台でプレイするところを誰もが見たがっているのだ。問題は他の選手たちがどれだけのことをできるか、である。予測モデルはアンソニー・レンドンが復活する可能性は高いとしている。新人捕手のローガン・オーハッピーがブレイクする可能性もあるとしている。しかし、予測モデルが今年のエンゼルスが昨年より成績を伸ばすとする理由は先発ローテーションにある。予測モデルは2022年に活躍したパトリック・サンドバルの実力は本物であるとし、リード・デトマーズも成長するとみている。そしてタイラー・アンダーソンがロサンゼルス・ドジャース時代のような成績を挙げれば、エンゼルスの投手陣は久しぶりに充実することになる。
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レンジャーズはまたしてもオフシーズンに大物フリーエージェント獲得の話題をさらった。ジェイコブ・デグロムを先発ローテーションに加え、今年もまた最高年俸の契約を結んだのだ。デグロム以外にもマーカス・セミエン、コーリー・シーガー、アドリス・ガルシアといった名前を見ると、なぜこのチームがプレーオフに進出できないのかが分からなくなる。デグロムの健康は気がかりではある。直近2シーズンで26試合にしか先発登板していないのだから。それでも健康なときのデグロムはまさに無敵だ。救援投手陣には決定的なクローザーがいない。守備シフトが禁止されることで、打線の中心を担うシーガーには有利に働くはずだ。デグロムが健康を保ち、シーガーがMVP級の成績を挙げ、そしてジョシュ・ラングやレオディ・タベラスといった若手選手が成長すれば、レンジャーズは低評価を覆すこともできるだろう。
アスレチックスのファンには気の毒な状況が続いている。ここ数シーズンでマット・チャップマン、マット・オルソン、ショーン・マーフィー、フランキー・モンタスといった選手たちをここごとくトレードで放出し、アスレチックスは紙上では最弱のチームになってしまった。予測モデルは有望株選手としてシェイ・ランゲリアーズとカイル・マラーに注目している。クリスチャン・パチェも、昨年は打率.167と苦しんだJJ・ブレデイも同様だ。ザック・ゲロフとタイラー・ソーダーストロムの2人は今シーズンにメジャーデビューを果たすかもしれない。それでも今シーズンのアスレチックスには大きな期待をすることはできないようだ。
各チームの最終到達地点 予想確率
チーム | 地区優勝 | プレーオフ進出 | 第1ラウンド不戦勝 |
---|---|---|---|
アストロズ | 56.1% | 81.8% | 46.3% |
マリナーズ | 19.5% | 49.7% | 13.9% |
エンゼルス | 17.3% | 48.0% | 12.5% |
レンジャーズ | 7.0% | 26.4% | 4.6% |
アスレチックス | 0.0% | 0.1% | 0.0% |
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ナショナル・リーグ東地区
最終成績&順位予想
1. アトランタ・ブレーブス(90-72)
2. ニューヨーク・メッツ(89-73)
3. フィラデルフィア・フィリーズ(87-75)
4. マイアミ・マーリンズ(74-88)
5. ワシントン・ナショナルズ(71-91)
ナショナル・リーグ東地区はメジャーリーグで最も激戦となる地区である。ナショナル・リーグの優勝チームは2年連続でこの地区から出ている。直近4年では3回だ。2019年にナショナルズが同タイトルを取り、2021年にはブレーブスがワールドシリーズも制し、2022年はフィリーズがアストロズをあと一歩のところまで追い詰めた。2023年もこの地区は巨大な勢力を保っている。
ブレーブスはメジャーリーグで最もバランスが取れたチームだ。先発ローテーションはかつてのマダックス、スモルツ、グラビンがいた時代のようにはいかないが、それでもスペンサー・ストライダー、マックス・フリード、チャーリー・モートン、カイル・ライトの四本柱は他チームにとって垂涎の的だ。それにA.J. ミンター、ジョー・ヒメネス、レイゼル・イグレシアス、コリン・マクヒューといった救援投手陣が控えているのだ。打線にはロナルド・アクーニャ・ジュニア、オースティン・ライリー、マット・オルソンといったスター選手が揃い、ナショナル・リーグ新人王のマイケル ・ハリス二世とオフシーズンにトレード加入したショーン・マーフィーが加わる。予測モデルはさらに2022年を故障で苦しんだオジー・アルビーズが復活するとしている。ナショナル・リーグで最も直近のワールドシリーズ覇者となったブレーブスは今年もまたそのチャンスを虎視眈々と狙っている。
メッツは昨シーズン101勝を挙げ、ブレーブスと同率首位だった。しかし、タイブレークの結果で地区2位となり、ワイルドカード・ラウンドでは失意の敗退を喫した。予測モデルは、2023年シーズンもメッツがナショナル・リーグ東地区で上位に入ることを予想している。確かにデグロムを失ったことは大きな痛手だ。それでも予測モデルはマックス・シャーザー、バーランダー、そして千賀滉大の先発投手三本柱を高く評価している。エドウィン・ディアズの離脱はショックであったが、それでも救援陣の層は厚い。打線はピート・アロンソとフランシスコ・リンドーアの両スターが牽引し、他にもジェフ・マクニール、ブランドン・ニモ、スターリング・マルテといった頼みになる打者たちが顔を揃えている。オーナーのスティーブ・コーエン氏は再びペナント制覇を狙うには十分すぎるほどの完璧な陣容を作り上げた。
ナショナル・リーグ東地区の2チームがシーズン100勝以上を挙げた年、誰もがこの地区からリーグ制覇を果たすチームが出ることを予想した。しかし、シーズン87勝のチームがそのタイトルを奪うことを予想した人は少ない。それを成し遂げたのがフィリーズだ。プレーオフで調子を上げ、あと少しでタイトルに手が届くところだった。紙上では、今年のフィリーズはワールドシリーズに進出した昨年より戦力が充実している。MVP候補者と見られるトレイ・ターナーと契約し、タイフアン・ウォーカーを先発ローテーションに加えた。シーズン前にブライス・ハーパーとリース・ホスキンスが故障離脱してしまったが、それでもワールドシリーズ進出を狙えるチームだ。
2022年のマーリンズはファンが球場に足を向けるには十分なだけの理由を作った。若い先発ローテーションからサンディ・アルカンタラが真のエースとして抜け出し、ナショナル・リーグのサイヤング賞に選出される活躍をみせた。ジャズ・チザムも若きスター選手へと成長を遂げた。しかし、予測モデルは2023年は厳しいシーズンになるとみている。好材料を挙げると、チザムがさらに成績を伸ばすことと、ジーザス・ルザード、トレバー・ロジャース、エドワード・カブレラらの成長が期待できることだ。その反面、アルカンタラとオフシーズンに獲得したアメリカン・リーグ首位打者のルイス・アラエスは成績を落とすことも予測している。そして、それ以外の戦力はこの激戦地区を勝ち抜くには十分ではない。
2013年にブライス・ハーパーがデビューして以来初めて、ナショナルズは1人のスター外野手も開幕メンバーにいないシーズンを迎える。昨年のトレード期限にフアン・ソトを放出し、完全な再建モードに入ったのだ。2023年のナショナルズは成功と失敗を勝敗数では決めることはできない。どれだけ若い選手が成長するかにかかっている。マッケンジー・ゴアとジョサイア・グレイは先発ローテーションの柱になれる潜在能力を持っている。キーバート・ルイス、CJ・エイブラムス、ルイス・ガルシアの3人には将来のプレーオフでナショナルズ打線の中軸を担うことが期待されている。
各チームの最終到達地点 予想確率
チーム | 地区優勝 | プレーオフ進出 | 第1ラウンド不戦勝 |
---|---|---|---|
ブレーブス | 44.1% | 84.2% | 37.6% |
メッツ | 31.3% | 74.5% | 26.9% |
フィリーズ | 23.8% | 70.5% | 20.2% |
マーリンズ | 0.7% | 6.0% | 0.4% |
ナショナルズ | 0.2% | 2.0% | 0.1% |
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ナショナル・リーグ中地区
最終成績&順位予想
1. セントルイス・カージナルス(87-75)
2. ミルウォーキー・ブルワーズ(83-79)
3. シカゴ・カブス(78-84)
4. ピッツバーグ・パイレーツ(73-89)
5. シンシナティ・レッズ(73-89)
予測モデルは、アメリカン・リーグもナショナル・リーグも中地区をそれぞれの最弱地区と見ている。しかし、ナショナル・リーグ中地区のファンは長年にわたってカージナルスが成功を続けていることを知っている、2007年からシーズンを負け越したことがないのだ。その2007年は21世紀になってから唯一、カージナルスが勝率5割を下回った年でもある。そして予測モデルは、2023年もカージナルスが負けることを予想している。
カージナルスがこの地区で優勝することを予想するのは容易い。昨シーズンのナショナル・リーグMVPに選出されたポール・ゴールドシュミットと毎年のようにオールスターに名を連ねるノーラン・アレナドを擁する打線は強力無比だ。それに、ウィルソン・コントレラスが加わり、さらに破壊力が増す。トミー・エドマン、タイラー・オニール、そして日本代表チーム『侍ジャパン』で名を上げたラーズ・ノートバーがブレイクすることも期待されている。このダイナミックな打撃陣に劣らず、カージナルスの守備面は優れている。
しかし、絶対的なエースがいないことが、カージナルスを他の地区の強豪チームから見劣りする印象を与えてしまっている。41歳のアダム・ウェインライトと故障がちのジャック・フラハーティに頼った先発ローテーションには不安が残る。救援投手陣にはライアン・ヘルズリー、ジョバニー・ガレゴス、ジョーダン・ヒックスなど、粒がそろっている。先発投手陣に不安はあるが、それでもカージナルスはレギュラーシーズンでは他チームのほとんどに打ち勝つだけの打撃力を備えている。
ブルワーズはカージナルスとほぼ正反対のチームだ。先発投手陣のコービン・バーンズ、ブランドン・ウッドラフ、フレディ・ペラルタは、その誰をとってもカージナルスのエースになれるだろう。他のほとんどのチームにとっても同じことが言える。予測モデルは、2023年もこのトリオは最強であり続けるとみている。そして救援投手陣にはデビン・ウィリアムズという守護神がいる。
しかし、打線のパワーではカージナルスから大きく劣る。2018年と2019年にMVPを2年連続で獲得したクリスチャン・イエリッチにはその影もない。他の打者たちは悪くはないが、それほど良くもない。ウィリー・アダメスは昨年同様の活躍が期待され、ジェシー・ウィンカーは復調するかもしれない。オフシーズンに獲得したウィリアム・コントレラスはジョナサン・ルクロイ以来チームで最も強打の捕手になるかもしれない。それらをもってしても、予測モデルはブルワーズがカージナルスを脅かすとはみていない。
カブスはちょうどブルワーズとパイレーツの中間に収まった感じのするチームだ。プレーオフ進出を目指した戦力の補強は行っている。しかし、ブルワーズのような投手力も、カージナルスのような打撃力も、そのどちらもカブスにはない。ダンズビー・スワンソンとニコ・ホーナーのペアリングは期待できる2遊間コンビだ。コディ・ベリンジャーは新天地で実力を発揮するだろう。鈴木誠也は1年目の2022年シーズンは期待を抱かせる成績を残したが、2023年はそれ以上の成績を求められる。イアン・ハップがワールドシリーズ優勝を経験した唯一の打者としてチームに残っている。マーカス・ストローマン、ジェイムソン・タイヨン、ジャスティン・スティールが先発投手陣を牽引するが、三振奪取率が低いことが気がかりだ。2022年のシーズン74勝よりは上回るかもしれないが、プレーオフを狙うには十分な戦力とは言えないだろう。
ここから先は、地区内で再建中であるチームの話題に移る。ここ最近、最も多くの有望株選手をメジャー昇格させているチームはパイレーツだ。レッズをわずかに上回る4位の位置に甘んじることはやむを得ないだろう。ブライアン・レイノルズ、オニール・クルーズ、キー・ブライアンらをチームの中心に据えるとして、エンディ・ロドリゲスが2023年にマイナーで期待されている。そして予測モデルはロアンシー・コントレラスにも2023年にブレイクする可能性を見出している。2023年のパイレーツはこうした若い選手たちの台頭ぶりを楽しむシーズンになりそうだが、シーズン成績にはあまり期待はできない。
レッズは年俸の安いベテランと若いスターを交えたメンバーでチームを構成し続けている。その間に傘下マイナーで若い有望株選手たちの成長を待っている。ファンは1週間のうちハンター・グリーン、ニック・ロドロ、グラハム・アッシュクラフトが先発登板する3日は楽しみにすることができる。2021年新人王のジョナサン・インディアは復調が期待される。そして予測モデルはスペンサー・ステアとタイラー・スティーブンソンの2人が2023年に活躍するとみている。
しかし、それ以外にはファンはあまり期待することはできない。フランチャイズ・プレイヤーであるジョーイ・ボットは今年が契約最後の年になるかもしれない。シーズン後の再契約をチームが望むことは考えにくい。ウィル・マイヤーズとジェイク・フレイリーといったベテラン選手たちは良い成績を挙げれば、トレード期限で他チームへ移籍することになるだろう。エリー・デラクルーズ、ノエルビ・マルテ、クリスチャン・エンカーナシオン=ストランドらはメジャーデビューへのカウントダウンが始まる年になる。
各チームの最終到達地点 予想確率
チーム | 地区優勝 | プレーオフ進出 | 第1ラウンド不戦勝 |
---|---|---|---|
カージナルス | 54.9% | 69.8% | 25.0% |
ブルワーズ | 30.9% | 48.5% | 11.3% |
カブス | 9.2% | 19.6% | 2.0% |
パイレーツ | 2.6% | 5.3% | 0.4% |
レッズ | 2.3% | 5.1% | 0.5% |
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ナショナル・リーグ西地区
最終成績&順位予想
1. ロサンゼルス・ドジャース(89-73)
2. サンディエゴ・パドレス(88-74)
3. サンフランシスコ・ジャイアンツ(80-82)
4. アリゾナ・ダイヤモンドバックス(79-83)
5. コロラド・ロッキーズ(77-85)
2013年からこの地区はドジャースが王座に君臨してきた。例外は2021年だ。この年のドジャースは106勝を挙げながら、ジャイアンツに次ぐ2位で終わった。しかし、他のチームも戦力を上げてきた。もはやドジャースの天下は安泰ではない。とくにパドレスの成長ぶりは目覚ましく、この地区をメジャーリーグで最もエキサイティングな地区へと変貌させた。
現在のところ、予測モデルはドジャースがまたしてもナショナル・リーグ西地区を制するとみている。もっとも、昨シーズンの111勝からは大幅に勝ち星を減らすだろうとも予想している。その楽観的な予想の元になるのは選手層の厚さだ。先発ローテーションはクレイトン・カーショウ、フリオ・ウリアス、ダスティン・メイ、ノア・シンダーガード、トニー・ゴンソリンという、(健康であれば)錚々たる面々だ。トップ有望株選手のライアン・ペピオが故障中のゴンソリンに代わる。ギャビン・ストーンもチャンスを狙っている。救援投手陣もエヴァン・フィリップスとブラスダー・グラテロールを始めとして層が厚い。
トレイ・ターナーとジャスティン・ターナーをフリーエージェントで失ったことは痛手であるが、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマン、ウィル・スミス、マックス・マンシーを擁する打線に不足はあるだろうか。ミゲル・バルガスやジェームズ・アウトマンといった新人選手たちもブレイクを予感させている。地区で最も合計年俸額が大きいチームではなくなったが、予測モデルはドジャースの選手育成システムが依然としてメジャーリーグの最高レベルにあることに注目する。
現在のナショナル・リーグ西地区で合計年俸額が最も大きいチームはパドレスである。ザンダー・ボガーツと契約し、マニー・マチャドとは契約更新したことで、チームの大枠は決まった。フェルナンド・タティス・ジュニアが復帰し、フアン・ソトにはMVP級の活躍に期待がかかる。このトップ4人に加えて、ジェイク・クローネンワース、トレント・グレシャム、金河成が名を連ねる打線はメジャーリーグ最強とみられている。
投手力に関しては、パドレスはドジャースにはやや劣る。ブレイク・スネル、ジョー・マスグローブ、ダルビッシュ有は安定した先発ローテーションの1,2,3番手であるが、ドジャースのカーショウ、ウリアス、メイの3人に比べると見劣りする。2022年は不調だったジョシュ・ヘイダーの復調するかどうかもカギになる。予測モデルはヘイダーについては楽観的だ。これだけの戦力を揃えたパドレスがドジャースに22ゲーム差をつけられるようなことは二度と起こるまい。
ジャイアンツは難しい状況にある。ローガン・ウェブとカミロ・ドバルはフランチャイズ・プレイヤーの投手として存在感を高めてきた。2023年はアレックス・コブ、ショーン・マネイア、アレックス・ウッド、アンソニー・デスクラファニーらが安定した投手陣を構成する。その反面、このチームは高齢化の問題に直面している。コブは35歳であるし、主力打者のイク・ヤストレムスキー、ブランドン・クロフォード、マイケル・コンフォルト、ミッチ・ハニガー、ジョク・ピーダーソン、そしてウィルマー・フローレスは全員が30歳を越えている。予測モデルは、ジャイアンツの投手陣と打線を勝率5割に近い成績を残すには十分な戦力があると評価するが、ドジャースやパドレスを脅かすほどの位置にはない。
ダイヤモンドバックスの再建フェーズは終わりに近づきつつあるようだ。ドールトン・バーショをブルージェイズにトレード放出した後も、打線は楽しみな若い選手を中心に固まりつつある。コービン・キャロルはメジャーリーグきっての有望株選手であるし、アレク・トーマスとの外野手コンビは将来への期待を抱かせる。ガブリエル・モレノは現在マイナーリーグで最高の捕手と評価されている。ケテル・マルテ、クリスチャン・ウォーカー、ルルデス・グリエル・ジュニアといった経験ある選手たちも加えた打線は人々を驚かすかもしれない。
投手陣にはまだ改善の余地が残っているが、ザック・ギャレンとブランドン・ファートの2人は先発ローテーションを長く支える存在になりそうだ。メリル・ケリーとマディソン・バンガーナーには2023年は長いイニング数が任させるだろう。ダイヤモンドバックスが今シーズン台風の目になるだけの材料は揃っている。
ロッキーズはダイヤモンドバックスから大きく引き離されはしないだろう。しかし、この両チームはおよそ正反対の方向を向いているようだ。ロッキーズは2022年にクリス・ブライアントが期待外れだった。故障がその主な原因であるし、予測モデルは復調するとみているが、それでもかつてのMVP級の活躍は期待できそうもない。新人のエセキエル・トーバーには大きな期待がかかる。ライアン・マクマホンは安定している。ブレンダン・ロジャースはシーズンの大半を離脱しそうだ。総じて、チームの打撃力は昨年より落ちるだろう。
ヘルマン・マルケスが昨年は不振だったが、予測モデルは復調のチャンスがあるとみている。それ以外の先発投手陣にも不安定要素が多い。ただでさえ強力打線を誇るチームがひしめく地区内にあって、この投手力は心もとない。ファームの育成は上手く行っているようであるが、2023年のロッキーズはあまり期待できるチームではなさそうだ。
各チームの最終到達地点 予想確率
チーム | 地区優勝 | プレーオフ進出 | 第1ラウンド不戦勝 |
---|---|---|---|
ドジャース | 44.8% | 78.1% | 35.2% |
パドレス | 41.2% | 75.4% | 32.1% |
ジャイアンツ | 6.8% | 26.0% | 3.7% |
ダイヤモンドバックス | 4.6% | 19.9% | 2.9% |
ロッキーズ | 2.6% | 12.9% | 1.6% |
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アメリカン・リーグ プレーオフ予想
- 第1ラウンド不戦勝:ヤンキース、アストロズ
- 他のプレーオフ進出チーム:ガーディアンズ、ブルージェイズ、マリナーズ、エンゼルス
アメリカン・リーグは3強の争いになりそうだ。ヤンキース、アストロズ、そしてブルージェイズは最低でも90勝以上を挙げ、次に続くチームに6ゲーム差以上で引き離すと予想されている。シーズン勝敗数は予測モデルのリーグ制覇予想に反映されるだろうか。
それは間違いない。この3チームはいずれリーグ優勝確率が18%以上になっている。アメリカン・リーグを代表してワールドシリーズに出場するチームはこの3つのひとつになる確率は、合計で57.5%に上る。ガーディアンズが7.6%で後に続き、その下をアメリカン・リーグ西地区の2チームが追っている。
ア・リーグ優勝確率
チーム | 確率 |
---|---|
ヤンキース | 19.4% |
アストロズ | 19.2% |
ブルージェイズ | 18.9% |
ガーディアンズ | 7.6% |
マリナーズ | 7.2% |
エンゼルス | 6.7% |
ツインズ | 4.9% |
レイズ | 4.1% |
ホワイトソックス | 3.4% |
オリオールズ | 2.8% |
レッドソックス | 2.7% |
レンジャーズ | 2.6% |
ロイヤルズ | 0.7% |
タイガース | 0.0% |
アスレチックス | 0.0% |
ナショナル・リーグ プレーオフ予想
- 第1ラウンド不戦勝: ブレーブス、ドジャース
- 他のプレーオフ進出チーム: カージナルス、メッツ、パドレス、フィリーズ
アメリカン・リーグが3強の争いであるのに対し、ナショナル・リーグはもっと多数での争いになりそうだ。プレーオフ進出が予想される6チームの顔触れは昨シーズンと同じである。そのどのチームにもリーグ制覇の確率が最低でも10%以上ある。6.2%のブルワーズが7番手だ。
昨年のナ・リーグ王者であるフィリーズは6番手になっている。最後にこのリーグからワールドシリーズを制覇したブレーブスが最高の確率でトップに立っている。西地区のドジャースとパドレスは僅差で争う。
ナ・リーグ優勝確率
チーム | 確率 |
---|---|
ブレーブス | 17.4% |
ドジャース | 15.1% |
パドレス | 14.6% |
メッツ | 13.8% |
カージナルス | 11.7% |
フィリーズ | 11.3% |
ブルワーズ | 6.2% |
ジャイアンツ | 3.1% |
ダイヤモンドバックス | 2.1% |
カブス | 1.8% |
ロッキーズ | 1.4% |
マーリンズ | 0.6% |
レッズ | 0.3% |
パイレーツ | 0.3% |
ナショナルズ | 0.2% |
ワールドシリーズ予想
アメリカン・リーグの3強がそのままワールドシリーズ制覇の確率が高い3チームになる。予測モデルはナショナル・リーグが勝つ確率は低いとしている。戦力が接近した2チームを相手に勝ち抜くことは、5チームを相手にするより容易なのだ。
ヤンキース(10.5%)がアストロズ(10.1%)をわずかな差でリードしてトップに立ち、アストロズの連覇を防ごうとしている。ブルージェイズ(10.0%)がすぐ後を追っている。
その後は、予測モデルはナショナル・リーグの6強を並べている。ブレーブスがドジャース以下に1.2%の差をつけ、7.6%のパドレスは他のワイルドカード枠チームと地区優勝チーム3番手のフィリーズより上位にある。
ワールドシリーズ制覇確率
チーム | 確率 |
---|---|
ヤンキース | 10.5% |
アストロズ | 10.1% |
ブルージェイズ | 10.0% |
ブレーブス | 9.3% |
ドジャース | 8.1% |
パドレス | 7.6% |
メッツ | 7.3% |
フィリーズ | 5.9% |
カージナルス | 5.8% |
ガーディアンズ | 3.4% |
マリナーズ | 3.2% |
エンゼルス | 3.0% |
ブルワーズ | 2.9% |
ツインズ | 2.0% |
レイズ | 1.8% |
ジャイアンツ | 1.3% |
ホワイトソックス | 1.3% |
オリオールズ | 1.2% |
レッドソックス | 1.2% |
レンジャーズ | 1.1% |
ダイヤモンドバックス | 0.9% |
カブス | 0.8% |
ロッキーズ | 0.5% |
マーリンズ | 0.2% |
ロイヤルズ | 0.2% |
レッズ | 0.1% |
パイレーツ | 0.1% |
ナショナルズ | 0.1% |
タイガース | 0.0% |
アスレチックス | 0.0% |
原文: MLB predictions 2023: Final standings, playoff projections, World Series odds for every team
翻訳:角谷剛
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