2018年オールスターゲームはまさに、今シーズンを凝縮したような試合だった。選手たちは山のように三振し、荒れた空模様がファンを脅かし、そしてほぼ全ての得点はホームランによってもたらされたような試合だった。
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しかし、試合中の最も面白い瞬間というのは必ずしも、テレビ中継に映るわけではない。
以下、ミッドサマー・クラシック(真夏の祭典)であなたが見逃したかもしれない7つの場面だ。
1.シャーザーへのスタンディング・オーベーション
ナショナル・リーグの監督を務めたデイブ・ロバーツは、ワシントン・ナショナルズのエース、マックス・シャーザーを先発投手に指名した。ファンは大いに喜んだ。彼らは試合が始まる前から、シャーザーにスタンディング・オーベーションを送った。ウォームアップを行うため歩き出したシャーザーに、1分間にも渡って声援が送られた。このオールスターゲームでこの男が先発する、というのは簡単な選択だったが、何がクールかと言うと、今や(ワールドシリーズの)ホームフィールド・アドバンテージの行方がどうなろうと、オールスターのホームチームはこうした瞬間を楽しめるということだ。
2.アルテューベの初安打
球界最高の打者のひとりであるホセ・アルテューベは、この日までオールスターでは通算8打数ノーヒットだった。4度目の出場となった今年も最初の2打席で凡退したが、第3打席でついに初ヒットを放った。本人はもちろん喜んだが、それ以上に周りの選手たちが喜んだ。マイク・トラウトはアルテューベにハグをし、マット・ケンプはアルテューベの肩を揺らし、マニー・マチャドはアルテューベに寄り掛かった。アルテューベ本人が喜んでいたことは言うまでもない。彼は初安打のボールを記念に取っておくよう求めたほどだ。
Jose asking for the ball after the hit is amazing. 😂 pic.twitter.com/z7snVNrymX
— Houston Astros (@astros) 2018年7月18日
—ホセ・アルテューベがオールスター初ヒットを放ち、皆が大喜びだ!
—ホセがヒットを打ったボールを求めるなんて、アメイジングだ
3.クライズデールが登場
これは馬鹿げた話だが、バドワイザー・クライズデール(バドワイザーのCMに登場する馬)が試合前のフィールドに現れた。華氏85度の湿気た日に、なかなか見られる光景ではない。
4.フィールドが大洪水
試合前、ワシントンDCはモンスーンに襲われた。フィールドは水浸しになり、75%ほどがH2Oで覆われた。しかし、ナショナルズのスタッフはあっぱれだった。彼らは見事にフィールドを綺麗にし、プレーできる状態にしたのだった。ビフォーアフターの写真はクレイジーだ。たった4時間で、この状態にしたのだ。
You can see the rain pooling outside the tarp pic.twitter.com/yOtPlN33rm
— Ryan Fagan (@ryanfagan) 2018年7月17日
ビフォー:防水シートの周りには雨のプールが
The All-Star players thank the Medal of Honor winners after the anthem. Very damn cool. pic.twitter.com/Viwu2pu7QY
— Ryan Fagan (@ryanfagan) 2018年7月18日
アフター:オールスター選手たちは国歌斉唱の後、 メダル・オブ・オーナー(名誉勲章=米国軍人に授与される最高位の勲章)の受章者たちに敬意を表す。最高にクールだ
5.ヤンキースの選手が4年ぶりのヒット
ニューヨーク・ヤンキースのような伝統球団なら、過去4年間のオールスターで山のようにヒットを打っていると思われるかもしれない。しかし、それは間違っている。アーロン・ジャッジがシャーザーから放ったホームランは実に、ヤンキースの選手が2014年以来初めて放ったヒットだったのだ。そんなこと、誰が知っていただろうか?
6.手の内を隠していた(?)ヒンチ監督
AJ・ヒンチ監督は16日の記者会見で、オールスターゲームでは戦略(采配)などないと冗談めかして言った。彼は本当に冗談を言っていたのか、あるいは手の内を隠していたのかもしれない。彼は2回、ブランドン・クロフォードに対してシフトを敷き、次打者3人のうち2人が左打者という場面で左腕のブレイク・スネルを投入した。ヒンチ監督はもしかして、ナ・リーグの監督であり友人でもあるデイブ・ロバーツを陥れようとしていたのか?
7.マチャドの知られざるセルフィー
2回にマニー・マチャドがロサンゼルス・ドジャースの外野手マット・ケンプとセルフィ―(自撮り)するのを、誰もが目撃した。そこでは、マチャドがドジャースにトレードで移籍する合意がなされたのかもしれない。しかし、マチャドがセカンドベース上でアトランタ・ブレーブスのニック・マーケイキスともセルフィーしていたことに気付いた人はほとんどいなかった。二人は2012年から14年まで、オリオールズでチームメイトだったのだ。マチャドのドジャース移籍は決まったが、彼はその話をするためにケンプとセルフィ―したわけではないのだ。
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原文:MLB All-Star 2018: 7 things you missed at the Midsummer Classic
翻訳:Muneharu Uchino