MLB有望株ランキング:最新ベスト50【前編】

Frank Neville

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2018シーズンも半分が終わり、シーズン開幕前のMLBプロスペクト上位50選手の内15名がすでにメジャーの舞台へと巣立っていった。ロナルド・アクーニャ(シーズン開幕前1位)、フアン・ソト(43位)、グレイバー・トーレス(18位)といったタレント選手たちは躍進を果たし、彼ら全員が新鋭のスター選手として大リーグでの自身の立場を確立し始めている。また、シーズン開幕前のMLBプロスペクト上位50選手の内4名は順位を落としてリストから除外されることとなってしまった。だがそのことで、現在マイナーの主役として活躍し、昇格の準備を整えているニューフェイスたちのための席が用意された。

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前回のランキングでもそうだったが、私は未熟な若者の選出には慎重になるので、リストの中に18歳の選手を多く見つけることはないだろう。しかし、近年のドラフトの結果からも分かるように、メジャーの各球団は似たようなアプローチを試みており、大リーグでの成功の実績を持つ、より高齢で成熟した選手にドラフト用の資金を費やしている。また、最近のドラフト参加者がこのリスト上に少ないことからも分かるように、今年球団とサインしたばかりの選手の大部分は、色めき立つのにはまだ時期尚早だろう。シーズンの真ん中での上位50名の中に、個人的に2018年のデビュー選手の中で最も洗練されている大学生打者だと思った選手2名(ジョーイ・バートとニック・マドリガル)をランクインさせている。

トッププロスペクト ベスト50

1.ブラディミール・ゲレーロ・ジュニア(三塁手、トロント・ブルージェイズ)
2.エロイ・ヒメネス(外野手、シカゴ・ホワイトソックス)
3.フェルナンド・タティス・ジュニア(遊撃手、サンディエゴ・パドレス)
4.ニック・センゼル(三塁手/遊撃手、シンシナティ・レッズ)
5.フォレスト・ウィットリー(右投手、ヒューストン・アストロズ)
6.ボー・ビシェット(遊撃手/二塁手、トロント・ブルージェイズ)
7.マッケンジー・ゴア(左投手、サンディエゴ・パドレス)
8.シクスト・サンチェス(右投手、フィラデルフィア・フィリーズ)
9.ミッチ・ケラー(右投手、ピッツバーグ・パイレーツ)
10.ヘスス・ルザルド(左投手、オークランド・アスレチックス)
11.マイケル・コペック(右投手、ピッツバーグ・パイレーツ)
12.ビクター・ロブレス(外野手、ワシントン・ナショナルズ)
13.ロイス・ルイス(遊撃手、ミネソタ・ツインズ)
14.ハンター・グリーン(右投手、シンシナティ・レッズ)
15.ジョーダン・エデル(外野手、ロサンゼルス・エンゼルス)
16.ブレンダン・ロジャース(遊撃手、コロラド・ロッキーズ)
17.テイラー・トランメル(外野手、シンシナティ・レッズ)
18.ブレント・ハニーウェル(右投手、タンパベイ・レイズ)
19.ケストン・ヒウラ(二塁手、ミルウォーキー・ブリュワーズ)
20.ブレンダン・マッケイ(左投手/一塁手、タンパベイ・レイズ)
21.ルイス・ユリアス(二塁手、サンディエゴ・パドレス)
22.アレックス・ベルドゥーゴ(外野手、ロサンゼルス・ドジャース)
23.トリストン・マッケンジー(右投手、クリーブランド・インディアンス)
24.アレックス・キリロフ(外野手、ミネソタ・ツインズ)
25.フランクリン・ペレス(右投手、デトロイト・タイガース)
26.マイケル・バエズ(右投手、サンディエゴ・パドレス)
27.ユスニエル・ディアス(外野手、ロサンゼルス・ドジャース)
28.マイク・ソロカ(右投手、アトランタ・ブレーブス)
29.エイドリアン・モレホン(左投手、サンディエゴ・パドレス)
30.ルイス・ロバート(外野手、シカゴ・ホワイトソックス)
31.ユストゥス・シェフィールド(左投手、ニューヨーク・ヤンキース)
32.クリス・パダック(右投手、サンディエゴ・パドレス)
33.ジョン・ダップランティアー(右投手、アリゾナ・ダイヤモンドバックス)
34.A・J・パック(左投手、オークランド・アスレチックス)
35.コルビー・アラード(左投手、アトランタ・ブレーブス)
36.カイル・ライト(右投手、アトランタ・ブレーブス)
37.ケイバート・ルイズ(捕手、ロサンゼルス・ドジャース)
38.ディラン・シーズ(右投手、シカゴ・ホワイトソックス)
39.クリスティアン・パッチ(外野手、アトランタ・ブレーブス)
40.ニック・ゴードン(遊撃手/二塁手、ミネソタ・ツインズ)
41.ジョーイ・バート(捕手、サンフランシスコ・ジャイアンツ)
42.ウィリー・カルフーン(外野手/二塁手、テキサス・レンジャーズ)
43.デーン・ダニング(右投手、シカゴ・ホワイトソックス)
44.ヨーダン・アルバレス(一塁手、ヒューストン・アストロズ)
45.カーター・キーボーン(遊撃手、ワシントン・ナショナルズ)
46.イアン・アンダーソン(右投手、アトランタ・ブレーブス)
47.ニック・マドリガル(遊撃手、シカゴ・ホワイトソックス)
48.ダニー・ジャンセン(捕手、トロント・ブルージェイズ)
49.オースティン・ライリー(三塁手、アトランタ・ブレーブス)
50.ジェイ・グルーム(左投手、ボストン・レッドソックス)

ニューフェイス

ヘスス・ルザルド、左投手、オークランド・アスレチックス(10位)

ルザルドはまだ20歳と若いが、すでに3種類の球種(153キロ前後のストレート、チェンジアップ、平均以上のスライダー)で優れたコマンドを見せている洗練された投手だ。強打者相手にも効果的な配球ができると証明する必要があるが、1軍の先発になる素質は備えている。

ジョーダン・エデル、外野手、ロサンゼルス・エンゼルス(15位)

エデルは、スイングスピードと印象的なパワーの潜在性を併せ持ったエリートアスリートだ。まだ打席に立った回数は少ないものの、プロになってわずか1年間で大幅に向上した。長い目で見れば、20-20クラブを達成する能力を持っており、大リーグでもそれなりの打率を稼げるだろう。

アレックス・キリロフ、外野手、ミネソタ・ツインズ(24位)

キリロフは、トミー・ジョン手術のために昨シーズンを棒に振ったが、2018年に入ってからのすばらしい活躍でプロスペクトへとランクインした。彼のスイングスピードと人並み以上の生まれ持った実力、そして優れた選球眼が彼の高い長打率と打率の両方を可能にしている。

マイケル・バエズ、右投手、サンディエゴ・パドレス(26位)

バエズは153キロ前後のストレートをすばらしいフォームで投じる。球速のゆるい球に関してはいまだに未完成だが、彼は打者に勝負を仕掛け、ストライクゾーンに投げ込む。調子が良い時には空振りも奪ってみせる。もしも2球種目に磨きをかけることができればメジャーのチームでも2番か3番手の先発投手にまで成長するだろう。

ユスニエル・ディアス、外野手、ロサンゼルス・ドジャース(27位)

ディアスはこれまでにも常に高い打率を見せてきたが、球にミートするまでのスイングの軌道を短くしたことによって長打力も発揮し始めている。また、プレート・ディシプリン(編注:Plate Dicipline 。主に打者の分析に用いられるデータ)の成績も飛躍的に向上しており、例えるなら15から20本塁打を放つハウィー・ケンドリックをより辛抱強くし、運動神経を上げた選手のようだ。

エイドリアン・モレホン、左投手、サンディエゴ・パドレス(29位)

モレソンはこれまで3回登板しており、最低でも平均以上の投球をしていた。これらは好印象を誘うだろう。しかし、コマンド能力と一貫性のなさに苦戦している。まだ19歳の彼には、メジャーのチームで2番か3番手の投手になるための多くの時間が残されている。

ユストゥス・シェフィールド、左投手、ニューヨーク・ヤンキース(31位)

シェフィールドは刺激的な球種(153キロ前後のストレート、平均以上のスライダー、堅実なチェンジアップ)を備えているが、低いコマンド能力に悩まされている。もしも彼が一貫して狙った場所に投球できるようになれば2番か3番手の先発になれるだろう。

後編へ続く)

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