MLBドラフト全体9位指名の中堅手、今秋はアメフトを選択か

Bob Hille

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6月4日から行われているMLBドラフトにて全体9位で指名されたカイラー・マレーが、今秋はオクラホマ大でアメフトをプレーするという。

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オクラホマ大の野球チームでセンターとして活躍するマレーは、オークランド・アスレチックスにドラフト1巡目で指名された。そして興味深いことに、彼は2017年のアメフトシーズンにベイカー・メイフィールドの控えとして好プレーをみせ、その結果ハイズマン賞を受賞する可能性があるという。

これは昨シーズン、ハイズマン賞を勝ち取ったベイカー・メイフィールドのお墨付きだ。

「僕の記録をすべて塗り替えると思うよ」メイフィールドはブリーチャー・リポートに語った。「彼はそれほどの選手なんだ」。

現時点でマレーのアメフトへの意思は固く、野球についてはその次と考えているようだ。

「オークランド・アスレチックスにドラフト指名されたことは光栄だし、僕を支援してくれた全ての人に感謝しています。ただ今は、アメフトなのか、野球なのかと考える事より、現状に浸っているところかな」サンフランシスコ・クロニクルが行った電話インタビューで、マレーは語った

「彼は秋も絶対我々とプレーするはずだよ」オクラホマ大アメフトチームのコーチ、リンカン・ライリーは先週、そう話していたという。

アスレチックスのスカウティングディレクターであるエリック・クボタは、「マレーは逸材」だからドラフト指名しないという選択肢はなかったといい、マレーが夏から野球をせず、秋にはアメフトをし、春になったらオークランドのマイナーリーグに入ることにしても構わないと語った。

「アメフトを選択するかもしれないというリスクより、野球の活躍に対する期待がそれを上回ったんだ。彼がオクラホマでクォーターバックをしたいという希望は尊重するよ。むしろ、12ゲームだけオクラホマを応援できる事が楽しみなんだ。カリフォルニア出身としては言いにくいけどね」とクボタは語った。

マレーは2年前にテキサスA&M大学からオクラホマ大学へ編入した。昨秋のアメフトシーズンでは、21回中18回パスを成功させ、計359ヤードの距離とタッチダウン3回に貢献し、彼自身14回計142ヤード走った。また、野球での今レギュラーシーズンの成績は打率.295、10本塁打、47打点をあげたが、4日にはNCAA野球トーナメントで敗退した。

ドラフト9位指名となると約4800万ドル(約5億円)にものぼる契約金が平均とされるため、マレーがゆくゆくはアスレチックスと契約し、野球に全力を注ぐという可能性も、大いにあり得るだろう。

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原文:Kyler Murray, MLB Draft's No. 9 pick, vows he'll quarterback Oklahoma in fall

翻訳:Yuri Kondo

 

Bob Hille

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Bob Hille, a senior content consultant for The Sporting News, has been part of the TSN team for most of the past 30 years, including as managing editor and executive editor. He is a native of Texas (forever), adopted son of Colorado, where he graduated from Colorado State, and longtime fan of “Bull Durham” (h/t Annie Savoy for The Sporting News mention).