ワシントンDCより―ロサンゼルス・ドジャースのロス・ストリップリングは、ピッチャーになろうと思っていたわけではなく、ならざるを得ずしてそうなった。
チェイス・ダニエルやグレッグ・マッケルロイ、ライリー・ダッジらを擁し、2004年からアメリカン・フットボールの全国大会を3連覇したテキサス州サウスレイクのキャロル高校で、ストリップリングはバスケットボールをプレーしていた。
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しかし、不運なことに彼はバスケットボールで脚を骨折してしまい、それが野球のプレーを変えることとなった。
「野球は本当に上手じゃなかったんだ」と彼はオールスター・メディアデーの取材でOmnisportに対して話した。「なかなか試合に出られなかったチームでは二遊間あたりを守るはずだったんだけど、『骨折したので内野はできません』と言ったら『じゃあピッチャーやれば?』となったので、『まあ、いいよ』って感じで」。
その「まあ、いいよ」の一言でストリップリングの野球人生は一変した。彼はピッチャーになり、好投を重ねた。その間ずっと、彼は脚のケガと向き合わなければならなかった。
「脚につけていたばかでかい装具を山の上から投げ捨てるのを必死に耐えていたよ」と彼は言い、「最終的にいい成績を残したんだけど、一部リーグの学校からオファーはなくてテキサスA&M大学に進んだんだ」。
現在28歳の彼にとって、A&M大学への進学は啓示となった。3年生のシーズンで125回2/3を投げて113奪三振、防御率2.29を記録し、突如として一流の有望選手になった彼をドジャースは2012年ドラフト5巡目で指名した。
あとは最近の話になる。最初の数年はMLBとマイナーリーグを行き来しながら先発からリリーフまで次から次へとこなしていたが、その経験が8勝2敗、防御率2.08を記録した今シーズン前半につながり、初めてのオールスターに選出された。
この興奮を彼が忘れることはないだろう。
「スプリングトレーニングから先発陣に入ろうとしていたらほかの選手たちがケガをして、トレードもありうるかと思ったけどチームは僕を信頼してくれて4日おきに投げるチャンスをくれたんだ。ローテーションに残って仕事を続けることをモチベーションにしていた僕がオールスターにいるなんて、常軌を逸しているね」
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原文:MLB All-Star 2018: How a broken leg changed Dodgers pitcher Ross Stripling's career
翻訳:Kaito Kato