あるスポーツのビジュアルやマスコットの名前が、他の人種の多くの人にとって本当に不快なものであれば、そのビジュアルや名前を廃止するよう努めることは至極当然なことだ。こんなことは、本来言わなくても常識のはずなのだ。
考えてみてほしい。「インディアンス」というニックネームやワフー酋長のビジュアルを使用することは、「これがインディアンだ。こんな見た目をしているんだ」と言っているに等しい。このようなステレオタイプの風刺画を見て不快な思いをする人がいることは容易に理解できる。
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これに反対の見解は、ワフー酋長は不快ではなく、何十年もの間、数えきれないほどの喜びをファンにもたらした愛すべきキャラクターで、不快な思いをする人たちは文化的意味を理解できないだけなのだ、というものだ。
彼らが言いたいことは、「自分が不快でないのだから、誰にとっても不快ではない」ということだ。
奇妙なことに、不快な思いにさせないでほしいと主張する人の多くは、コーヒーカップの色や「ハッピーホリデー」の文言のせいで不買運動に走るのと同じ人たちなのである。
君たちは戦争か何かの敵性戦闘員と同じだから、落ちつくべきだと、彼らを諭してやってほしい。
大事なことは、不快な思いにさせられた側の人間でなければ、これは不快ではないと言ってはいけないということだ。もし、ネイティブアメリカンの大部分の人がチームの名前やマスコットに不快感を抱いているのなら、ネイティブアメリカン以外の人はその意見を退けてはいけない。他の人種や宗教、国籍についても同じことが言える。
つまり、もしネイティブアメリカンの人たちがワフー酋長を不快だと考えるならば、白人が自分はそうは思わないなどと言うべきではない。もし彼らが、アトランタ・ブレーブスのトマホーク・チョップが嫌いだというなら、彼らをクレイジー呼ばわりするべきではない。もし彼らが、レッドスキンズ(もしくはインディアンスやブレーブス)に新しい名前を付けることを望むなら、彼らを困らせるべきではない。
白人は、自分の車線を守るべきだ。君たちに決定権はないのだから。
(完)
原文:Stop being offended by people being offended by Chief Wahoo
翻訳:Atsuko Sawada
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