輝かしい経歴を持つエージェントたちにとっては非常に無念なことだが、中には、高額な税金を回避しようとし、補強か勝つ気なしかというモードに入ろうとしたり、選手会のトニー・クラーク専務理事が言う「最下位争い」をしようとしたりしているチームもある。
→今なら無料視聴可。プロ野球・MLBを見るならDAZN(ダ・ゾーン)に!
ナショナル・リーグではマーリンズ、パイレーツ、レッズ、アメリカン・リーグではレイズ、ホワイトソックス、タイガース、アスレチックスが、影響力のあるオフシーズンの動きをしたと考えてよさそうだ。先発投手のアレックス・カッブと一塁手のローガン・モリソンは未契約、ローテーション投手のクリス・アーチャーにはトレードのうわさがあるという状態で、レイズは20周年記念キャンペーンに入る。
一方、ヤンキース、アストロズ、エンゼルス、フィリーズは、すでに大きな動きをし、オフシーズンを成功と言えるものにしている。しかし、ニューヨークとロサンゼルスの先発ローテーションについての疑問と、フィラデルフィアの若手選手がワイルドカードの打順争いに入れるかということについては、いまだ答えが出ない。
1994年のワールドシリーズをキャンセルにした選手たちのストライキが3月に入っても続き、その後、1995年に選手たちがフィールドに戻ってくるということがあったが、それ以降、こういった多くのことが不明確なままでスプリングトレーニングが始まったことはなかった。1995年のように、市場に残っている100人以上のフリーエージェントたちのために選手会がトレーニングキャンプを実施する予定だが、メディアの報道によれば、それだけでは足りない。
現在のフリーエージェント選手は層が厚く、大勢いるため、2つに分ければ非常にいいチームができる。マルティネス、ニール・ウォーカー、カルロス・ゴンザレス、ジョン・ジェイがナショナルリーグ、ホズマー、ムスターカス、モリソン、カルロス・ゴメス、エドゥアルド・ヌニェスがアメリカンリーグでラインナップを飾る。アリエータ、リン、グレッグ・ホランドがナショナルリーグの投手陣で、コッブ、アンドリュー・キャッシュナー、ダグ・フィスター、ハイメ・ガルシアがアメリカンリーグで投げることになるのだ。
現在、チームおよび選手のさまざまな予想や、いろいろなランキングが発表されているが、今となっては、PECOTAのようなランク付けや予測を真剣に用いてオフシーズンを進めてきたやり方はばかげている。「オフシーズン」の活動はまだまだ残っており、チームに影響力のある動き1つか2つで、2018年の成績が劇的に左右されることもありうる。野球のオフシーズンが名目上は終わっているにも関わらず、実際は完結していないというようなことは、前代未聞である。
(完)
原文:MLB free agents: Spring training is here, but the offseason still has a ways to go
翻訳:日本映像翻訳アカデミー
▶スポーツ観るならDAZNで。1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう
【DAZN関連記事】
● 【必読】DAZN(ダゾーン)の"トリセツ" 最新・2018年版!
● ネットでプロ野球中継を視聴する方法を紹介
● DAZNでのプロ野球の放送予定や試合スケジュール
● DAZNでF1放送を視聴する方法は?
● 【最新・2018年版】F1の放送予定・レース日程まとめ
● ネットでMLB中継を視聴する方法を紹介
● MLBの試合日程・放送予定|テレビでの視聴も可能?/2018シーズン