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ニール・ハンティントン氏はMLBが試合中に起きた脳しんとうへの対応手順を変えることを訴えている。
ピッツバーグ・パイレーツのGMである同氏は、選手が球場内で定められた手順による脳しんとうの検査をして、問題がないと診断された場合は試合に戻れるようにするべきだと語っている。
ピッツバーグ最大の新聞『ピッツバーグ・ポスト・ガゼット』にハンティントン氏が語った内容は以下の通り。
「選手は大勢の観客が見守る中で試合に留まるか否かの決断を迫られる。それは大きなプレッシャーだ。その選手がキャッチャーならなおさらだ。もし彼が試合から退いたら、残りのキャッチャーはあと1人しかいない。もし代わりのキャッチャーもケガをしたら、その試合は一体どうなるのかってね」。
ハンティントン氏のこの発言は5月26日(日本時間27日)の試合でパイレーツのキャッチャーであるフランシスコ・セルベーリが脳しんとうの症状に苦しみながらも次打席まで試合に留まったことを受けたものだ。
野球の試合では一旦試合から外れた選手は戻ることが許されない。ハンティントン氏は選手が問題ないと診断された場合には再出場を認めるべきだと語っている。
「このことについては内部で話し合ってきた。まだMLBには伝えていない。そのうちに“なぜ我々に最初に話してくれなかったのか?”って電話がかかってくるだろうね」。
「明らかに脳しんとう検査を行うべき場合についてはルールの変更を考慮するべきだと思っているよ」。
ハンティントン氏は他のプロ・スポーツ、例えばNFL(アメフト), NHL(アイスホッケー), そしてNBA(バスケットボール)では診断の後で選手の再出場が認められていることにも言及している。もっとも、これらのスポーツでは元々が理由を問わず試合中の再出場がルール上認められているので、MLBとは事情が異なる。
「以前から選手は試合に残るために無理をしがちだった。これからはそうであってはいけない。それが何をもたらすかは分かってきているのだから」。
しかしながら、選手自身が試合に留まろうとして、正直に症状を訴えない懸念は残る。
「最大の問題は本来なら時間を充分に与えられるべきなのに、選手やトレーナーがフィールドのその場で急いで検査をしなくてはいけないことだ。選手はフィールドをいったん離れて、きちんと定められた手順に従って検査を受けるべきだ」。
「我々が提案しているのは、明らかに脳しんとうの検査が必要な場合だ。ある選手が試合を離れて、一旦は他の選手が代わりを務めても、もし検査で問題なしと診断されたなら、その選手が試合に戻れるようにしたい。それはその選手が外野手でも一塁手でも、あるいはキャッチャーであっても同じように」。
原文:MLB should look at player re-entry if OK after concussion testing, Pirates GM says
翻訳:角谷剛
編集:SNJ編集部
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「※」は提携サイト『Goal』の記事です