ある著名な代理人によると、選手たちは現在の動きのないFA市場に「怒って」おり、選手たちが春季キャンプをボイコットするなどの「争いになりかねない」そうだ。
大手代理人グループであるCAAの野球部門共同代表であるブロディ・ヴァンワグネン氏が、投手と捕手のキャンプ入りまで2週間を切っている状態で、市場にまったく動きがないことに選手たちが苛立ちを感じていることをツイッターに投稿した。
ヴァンワグネン氏は「単純に、選手たちは怒っている。いや、激怒している」と綴っている。
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「契約を求めている選手たちだけではなく、すでに長期契約を交わしている選手たちも怒りを感じている。彼らの声は次第に大きくなっており、1994年以来の団結を見せている」
1994年は、オーナーがサラリーキャップを導入しようとしたことに対して、選手たちがストライキを起こした年だ。ストライキは1994年8月12日から翌年の春季キャンプまで続き、1994年のワールドシリーズは中止となった。
メディア使用料の高騰もあって、MLBも選手たちもここ数年で例を見ない繁盛ぶりだ。しかし、春季キャンプ間近ながらもチームは選手に大金を注ぎ込もうとしていないのだ。トレーニングが始まると、選手たちが団結して争う姿勢を見せない限り、チームに所属していない選手たちにとって不利になってしまうのだ。
ヴァンワグネン氏はその争いを示唆している。ロビンソン・カノー、ライアン・ブラウン、ライアン・ジマーマン、ヨエニス・セスペデスといった大物選手の代理人を務めてきているヴァンワグネン氏は、選手たちが争う気に満ち溢れていると書いているのだ。
「選手たちのあいだで、大きな変化を求める気運が高まっている。争いに発展しそうだ。始まりは1人、2人かもしれないが、そこから1200人続く可能性もある。もし態度の変化が見られなければ、春季キャンプのボイコットがその始まりになるかもしれない」。
とある有力フリーエージェントは、低額オファーに満足がいかずシーズン半ばまで欠場する覚悟だと友人に話していたと、『Yahoo Sports』は先月報じている。
選手たちが欠場するほどの臨界点に達するかどうかはまだわからないが、ヴァンワグネン氏の公開書簡は完全にMLBオーナーに対する攻撃となった。
ヴァンワグネン氏の投稿はこちら。
A rising tide... @MLB_PLAYERS pic.twitter.com/jwkoiiI0yt
— Brodie Van Wagenen (@bvanwagenen) 2018年2月2日
原文:Powerful baseball agent: MLB players 'outraged' over slow market, may take action
翻訳:大西玲央
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