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8月13日(日本時間14日)、ニューヨーク・メッツ対ワシントン・ナショナルズの試合をスティーブン・ストラスバーグ(ナショナルズ)は観客席のセクション121に座り、ある意味では観戦を楽しんでいた。納得できない球審のストライク・ボール判定をいくつか見ることになるまでは。
3回裏、ナショナルズのオースティン・ボス投手がメッツの強打者ピート・アロンソ内野手と相対したときのことだ。ボスが投じた2球がほぼ同じコースを通ったにもかかわらず、1球はストライク、もう1球はボールと判定されたのだ。
上の投球チャートを見ると分かるように、実際にはストライクと判定された1球はボールと判定されたものよりわずかに低かった。ランナー満塁でアロンソが打席に立っているという非常に重要な場面でもあった。もしボールと判定された1球がストライクと判定されていたなら、そこでイニングは終わっていたはずだった。チームメイトが被った問題の判定に対してストラスバーグは観客席から声を上げ、その声はカルロス・トーレス球審の耳に届いてしまった。
即座にトーレス球審はストラスバーグに退場を命ずるジェスチャーをしたが、最初のうちはそれが誰に対しての命令だったのか混乱が生じた。球審が試合に出場さえしていない投手を退場させる例はあまりなく、ナショナルズのデーブ・マルティネス監督もテレビ・アナウンサーたちさえも、一体何が起きているか分からなかったようだ。
Stephen Strasburg just got ejected from the game pic.twitter.com/aSH3czaDw7
— OPT (@OnePursuitTakes) August 13, 2020
上の動画では、ストラスバーグと思われる誰かがトーレス球審に向けて、放送禁止用語を含むヤジを飛ばしているのがわかる。
その後でストラスバーグが帽子を脱いで球審に向けているところがテレビカメラに映し出され、ようやく退場処分を受けたのがストラスバーグだと明らかになった。
"GOOD DAY, SIR!" pic.twitter.com/jpxHNUkWnT
— Nationals on MASN (@masnNationals) August 13, 2020
客席からの野次で退場処分という珍事を起こした当のストラスバーグであるが、今シーズンは右手の故障が原因で、現在までに先発登板を2度回避している。マルチネス監督は今回の珍事の前日に、ストラスバーグが8月14日(日本時間15日)に先発するだろうと述べていた。
(翻訳:角谷剛)