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3月21日、野球殿堂は、トーミのレリーフにはクリープランドの「C」のロゴが刻まれ、ワフー酋長のロゴは使用されないことを発表した。事の発端は今年1月。MLBは、今シーズンからインディアンスはワフー酋長のロゴをユニフォームに使用しないだろう、と発表した。このロゴが、人種差別的攻撃である、と長いあいだ苦情を受けていたことを踏まえて、「今の時代には不適切だ」と判断したのだ。
このとき、MLBコミッショナーのロブ・マンフレッドは、この騒動を通じて「ダイバーシティ&インクルージョン」の文化を確立させたいという思いを語った。
「米野球殿堂と野球殿堂博物館は、コミッショナーの意見に同意し、野球界でのネイティブ・アメリカンのロゴ使用に対する社会の認識の変化を認めている」。野球殿堂は、3月21日の記者会見にてそう発表した。「博物館の展示品の中には、1972年に殿堂入りしたアーリー・ウィンのレリーフなど、ワフー酋長のロゴを使用しているものが見受けられるが、今後新たに作られるレリーフには、そのロゴは使用しない」。
トーミは1991年から2002年までインディアンスに在籍し、短期間ではあるが2011年にも同チームでプレーしている。キャリア通算612本塁打のうち337本はインディアンス在籍時に放たれたものだ。
2018年の野球殿堂入り式典は7月29日に開催される。
原文:Jim Thome's Indians Hall of Fame plaque won't include Chief Wahoo
翻訳:日本映像翻訳アカデミー