今シーズンと2020年シーズン、大きな変化がMLBに訪れる。
MLBは3月14日、今シーズン開幕から組み入れられる変更点をいくつか公表した。
物議を醸し出していたピッチ・クロックの導入は大きな議題となっていたが、CBA(MLB包括的労働協約)の残りに見送られることとなった。現在のCBAは2021年で終了する。
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2019年の変更点は以下の通りだ。
- イニング間の休憩時間の短縮。ローカル中継は2分5秒から2分に、全米中継は2分25秒から2分に短縮される。2020年にはさらに短くなる可能性がある。
- マウンドに行く回数の制限。1試合につき6回だったが5回に削減される。
- トレードウェーバーは廃止されるが、トレード期限に変更はなく7月31日のまま。選手は期限後にウェーバーにかけられることができるが、アウトライト・トレードすることはできない。
- オールスターのファン投票は2ラウンドで行われる。1ラウンドはチーム推薦で各ポジションにつき1選手(外野手はチームにつき3選手)。ファンはポジション毎に選手に投票できる。6月ないし7月に「投票日」が設けられ、投票数の多かった各ポジションのトップが、もう一度ファン投票にかけられ、そこでオールスターの先発選手が決定される。
- 各ポジションの投票獲得数トップ3選手にはオールスターボーナスが与えられる。
- 優勝したオールスターチームの選手に与えられる賞金額が上昇する。
- オールスターゲームは、延長10回から両チームともにランナーを二塁に置いた状態から始まる。
- ホームランダービーの賞金の総額は250万ドルに引き上げ、優勝者には100万ドルが支払われる。
- 合同委員会の創設は、MLB委員会とMLBPA委員会のメンバーで構成される。
2020年シーズンにおいては、以下の変更が生じる予定だ。
- 開幕から8月31日までのアクティブ・ロスター枠は25人から26人に増加。ポストシーズンも同様に1枠の増加がある。
- ダブルヘッダーに関しては、26人から27人へとロスター枠が引き上げられる。
- 9月1日からポストシーズンまでは、全チームがアクティブ・ロスターに28人の選手を登録できる。
- アクティブ・ロスターに登録する投手数は、MLBとMLBPAの合同委員会で決定される。投手以外の各選手は、初日前にポジションを指定しなければならない。
- 先発投手とリリーフ投手は、病気や怪我の場合を除き、最低でも打者3人と対戦またはイニングを完了させなければならない。
- 故障者リストに載せる投手の日数を10日間から15日間へと増やす(戻す)。各ケースは合同委員会からの情報を受けることとなる。
訳:Meg Nash
元記事:MLB announces huge changes, including $1M bonus for Home Run Derby winner
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