ドジャースの大谷翔平、2028年ロス五輪の野球競技出場に前向きなスタンス

石山修二 Shuji Ishiyama

Kyle Madson

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4年後の2028年、ロサンゼルスで開催される夏季オリンピックの舞台に野球競技が戻ってくる。

夏季オリンピックが開催される時期は、米メジャーリーグ(MLB)にとってみればシーズンの真っ只中であり、そのタイミングでMLBの選手たちが自国を代表して戦えるようにスケジューリングするというのはほぼ不可能に等しい。

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ただ、自分のホームであるロサンゼルスで行われる大会を前に、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は参加したいという気持ちを隠せない。

先月、米スポーツ雑誌『スポーツ・イラストレイテッド』誌の取材を受けた大谷はMLBの選手たちがオリンピックに参加すれば、新たな層へ野球の魅力をアピールできるだろうと語っていた。

僕はぜひオリンピックに出場したいと思っています」と大谷は『スポーツ・イラストレイテッド』誌のステファニー・アプステイン記者に語った。

「野球ファンでない人もオリンピックを見ていることを考えると、野球業界全体にとって非常にいいことじゃないかと考えています」

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大谷の考えに異論を挟むのは難しいだろう。陸上のギャビー・トーマスや体操のスティーブン・ネドロシク(『ミスター・あん馬』)、その他大勢のオリンピック選手たちが4年に一度、全米はもちろん、世界中の注目を集めている。MLBの選手たちがオリンピックに参加することで、彼らの名前を世界中にマーケティングできると考えるのは当然だ。

事実、MLBが抱える課題の一つが、選手たちを充分にマーケティングできていないことにある。それだけに、彼らを国際舞台に立たせ、野球に興味のない人たちも大勢が見ているオリンピックという大舞台でプレーさせることには大きな意味がある。

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ワールドベースボールクラシック(WBC)はMLBの選手たちが国際舞台に立つ機会を提供した。だが、野球に興味・関心のない層へリーチする力という点では、オリンピックにはWBCの比ではないインパクトがある。

今の野球界最大のスーパースター、大谷翔平が参加したいと意思表明しているのであれば、どうすればその思いを実現できるのか、MLBはとことんまでじっくりと考えてみるべきだろう。もちろん、MLBのシーズン途中の7月の中旬に、2週間もの時間を無理なく明けてオリンピックに臨むことは簡単な話ではない。それでも、その苦労の末にもたらされるだろう結果を考えれば、難しくてもトライしてみる価値は充分にあるはずだ。

※この記事はスポーティングニュース国際版の記事を翻訳し、日本向けに一部編集を加えたものとなります。翻訳・編集:石山修二

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スポーティングニュース日本版アシスタントエディター

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Kyle Madson neither likes writing about himself nor writing in the third person. Nevertheless, he persists. While Kyle has spent most of his writing career covering the NFL’s Tennessee Titans and San Francisco 49ers, he’s never lost the love of baseball that has resided in the deepest recesses of his soul since he began playing T-ball at 4 years old (no matter how hard John Fisher has tried). Aside from writing, Kyle also hosts a radio show, the Insiders, with James Ham on ESPN 1320 in Sacramento. When he’s not being a sports dork, Kyle loves being a normal dork and traveling, visiting museums, diving further into K-Pop fandom (#SKZ) and hanging out with his wife and cats. Don’t follow him on Twitter or Instagram at @KyleAMadson.