「リトル・マック」の愛称で呼ぶべきだろうか。
7月18日(日本時間19日)、シカゴ・カブスは2022年MLBドラフトの8巡目にメイソン・マグワイアを指名した。どこかで見聞きした名前ではないだろうか。それもそのはず、メイソンの父親はメジャーリーグ史上屈指の強打者だったマーク・マグワイア氏なのである。
マグワイア氏は現役時代、セントルイス・カージナルスに在籍していた5年半(1997-2001年)、その強打で同地区のライバルであるカブスを大いに苦しめた。今、カブスは別のマグワイアをチーム内へ迎え入れることになる。チームにとって望ましい変化であることは間違いない。
新たにMLBに加わるかもしれないマグワイアについての情報は以下の通りだ。
メイソン・マグワイアとは何者か - カブスは強打者の父とは違う投手としての資質を評価
メイソン・マグワイアは18歳。かつてMLBのシーズン本塁打最多記録を樹立したマーク・マグワイアの子息である。しかし、この親子には大きな違いがある。強打者だった父とは異なり、メイソンは投手であることだ。カリフォルニア州にあるカピストラーノ・バレー高校出身のメイソンは長身(約190センチ)の右投手で、90マイル前半(146~151キロ)の速球と切れ味抜群のスライダーを得意とする。プロレベルにおける先発投手としての資質は十分だ。
Mark McGwire’s son, RHP Mason, was just drafted by the Cubs in the 8th round of the MLB Draft
— Farm To Fame (@FarmToFame_) July 18, 2022
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マグワイアのカブス入団にはひとつ問題がある。すでにオクラホマ大学でプレイすることが内定しているのだ。それでも、カブスが高卒選手を10巡目以内で指名するということは、大学進学を取り止めてプロ入りすることに確信があることを意味するはずである。
18歳のマグワイアは、父親がメジャーリーグを現役引退してから数年後に生まれた。兄のマックスも現在オクラホマ大学でプレイしている。
元MLB選手を父に持ち、2022年ドラフトで指名された選手はマグワイアの他にも何人かいる。マット・ホリデイの息子ジャクソン・ホリデイは全体1位指名を受けた。アンドリュー・ジョーンズの息子ドリュー・ジョーンズはボルティモア・オリオールズから全体2位で指名された。カール・クロフォード元MLB外野手の息子ジャスティン・クロフォードも1巡目指名選手である。
(翻訳:角谷剛)
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