“リグレー・フィールドのキング”の愛称で親しまれ、トレードマークのフィッシングハットが殿堂入りしているヨシ・カワノ氏。長きにわたりシカゴ・カブスのクラブハウス従業員を務めた彼が亡くなったことを、姪が伝えた(シカゴ・トリビューン紙より)。97歳だった。
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カワノ氏は現地25日、ロサンゼルスにある特別養護老人ホームでパーキンソン病の合併症によって亡くなった、と姪のハナ・カワノさんが話した。
Longtime and beloved #Cubs clubhouse manager Yosh Kawano dead at 97 https://t.co/TWVZcS1hjO
— Sun-Times Sports (@suntimes_sports) 2018年6月26日
カワノ氏とカブスとの関わりは、1935年、春季キャンプのバットボーイとして始まった。1943年にはフルタイムでクラブハウス従業員として働きはじめ、第二次世界大戦中を除き、実に65年もの間チームのために働いた。そのうちの40年以上は、用具係としてチームに尽くしてきた。
「ヨシはリグレー・フィールドのキングなのさ」カブスの一塁手であるマーク・グレースは、1998年、シカゴ・リーダー紙に語った。「クラブハウスで起こることは、どんなことでも、彼なしではやっていけなかったよ」。
65年の間に、カワノ氏は37人の球団マネージャー、12人のゼネラルマネージャー(そのうち一人はカワノ氏を解雇しようとしが、正当な理由を見つけられず、解雇に至らなかった)、2人のオーナーの元で働いてきた。リグレー一族がチームを売却した後も、彼の雇用は“カワノ・クローズ”(カワノ氏の生涯雇用の保証を盛り込んだ条項)で保証されていた。
その後カワノ氏は2008年に足の持病を理由にやむを得ず引退。彼のトレードマークである帽子はクーパーズタウンにあるホール・オブ・フェイムに飾られ、同年7月、チームはカブスの伝統であるセブンス・イニング・ストレッチ内で彼を称えた。
「私にとって野球とカブスは宝物以外の何物でもない」カワノ氏は当日トリビューンにこう語っていた。
ここ最近は病に苦しんでいたが、最愛のチームの2016年ワールドシリーズ優勝を見届けることができたカワノ氏。昨年友人らが、チャンピオンリングのレプリカをカワノ氏のために作り、プレゼントしていた。
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原文:Longtime Cubs equipment manager Yosh Kawano, 'the King of Wrigley Field,' dead at 97
翻訳:Yurika Hirano