34歳のH・ラミレス「30-30クラブを達成」は実現可能か?(3)

Nick Stellini

34歳のH・ラミレス「30-30クラブを達成」は実現可能か?(3) image

それは、どれだけブレイディと彼のトレーナーであるアレックス・ゲレーロの言うことを信じるかによって変わるだろう。彼らの練習法は、重い物を持ち上げたりするのではなく、柔軟性と小さな筋肉を鍛えることに重点を置いている。ブレイディは、入手可能な食品の中で最も直感的に健康だと分かるもので腹を満たす、という食事法を説いている。そして、なんとも便利なことに、それらの大部分は彼のウェブサイトで購入することができる。TB12電解質入りの水や、TB12プロテインパウダー入りのプロテインシェイク、TB12スナックなどがたくさんある。

→今なら無料視聴可。プロ野球・MLBを見るならDAZN(ダゾーン)に!

ブレイディ自身は、通常の運動選手の選手寿命を超えて活躍する、まさにアスリートの鑑といった存在だが、それは彼の天性の才能と練習の成果であると考えたほうが良いだろう。TB12ブームが始まる以前にブレイディがどれだけ類まれな選手であったかを文章として何行にも渡って説明する必要はない。彼の活躍は皆が知っているし、今もなお素晴らしい選手だ。

ハンリー・ラミレスはトム・ブレイディではない。ラミレスはラミレスで素晴らしい選手だが、ずんぐり、がっしりしがちでもある。2016年シーズン前のように、細くなったこともある。故障によって万能さを発揮できずにいる部分もあるが(ショートだったころを覚えているだろうか?)彼はかつてほど若くもない。いくらかスピードは取り戻しているようだが、2016年に記録した数字ほどは目立たない。

ラミレスが30盗塁を達成するには、40回以上の挑戦が必要になる。もう一度言うが、対戦相手は、何がくるかを予期し始めるだろう。

「30-30クラブに復活する」と宣言したとき、ラミレスは真剣だったかどうかは何とも言えないが、真剣であってほしい。野球、そしてあらゆるスポーツというのは、一見達成できないような目標を設定して、それらを夢見るということに尽きるからだ。この丸いボールをこの丸いバットで打ち、遠くまで飛ばす。アイススケートを履いて他人と競う。フィールドの反対側にあるネットにボールを入れる。ただし、手を使わずに。バーを越えできるだけ遠くに行くように、体を回すために大きな棒を使う。

同一のシーズン中に、30本のホームランを打ち、30回盗塁を決める。それをもう何年もスピードが落ちてきている34歳がやる。それを実現するために、新たな食事法と新たな運動療法に真剣に向き合う。所属チームが、かつて自分のものであった打席機会を減らすであろう数人の選手と契約したあとに、である。オールスターのチームを作る。少数派だがいくらかMVP票を集める。キャリアを復活させる。

この話は、賭けには向いていない。ほぼ確実に起こらないからだ。

高い目標を掲げるのは良いことにもなる。ラミレスが体を絞り、自分自身に底力を出すチャンスを与えるのは、非常に良いことだ。

原文:Trimmer Hanley Ramirez says he wants 30-30 season, but that's a super long shot
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

▶スポーツ観るならDAZNで。1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう

【DAZN関連記事】
【必読】DAZN(ダゾーン)の"トリセツ" 最新・2018年版!
ネットでプロ野球中継を視聴する方法を紹介
DAZNでのプロ野球の放送予定や試合スケジュール
DAZNでF1放送を視聴する方法は?
【最新・2018年版】F1の放送予定・レース日程まとめ
ネットでMLB中継を視聴する方法を紹介
MLBの試合日程・放送予定|テレビでの視聴も可能?/2018シーズン

Nick Stellini