2019年MLB殿堂入り候補者(6)ロイ・オズワルト

Ryan Fagan

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毎年、野球殿堂のことで頭をいっぱいにしている私のような人物にとっては、来年新たに殿堂入り候補者となる人物たちについて考えを巡らせるのに時期尚早ということはない。

2018年はチッパー・ジョーンズとジム・トーミ、2人の初選出選手が殿堂入りを果たした。彼らは7月にクーパーズタウンで行われる表彰式典に参加する。では、2019年の初選出選手たちはどうだろうか。

来年、有資格者1年目を迎える有力候補たちを見ていこう。

 

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ロイ・オズワルト(先発投手)

オズワルトは、メジャーデビューした瞬間から突出したピッチャーであった。メジャー初年度の防御率は2.73、11シーズン目までの防御率も3.21を記録し、ナ・リーグのサイ・ヤング賞には6位以内に6度も選ばれた。しかし、ここからが肝心だ。オズワルトの投球回数はヨハン・サンタナより225 1/3イニング多いだけだ。そしてサンタナは今年、初年度で殿堂入り資格を喪失している。サンタナの全盛期はオズワルトより2年ほど短かったものの、内容はより優れたものだった。サンタナは2度もサイ・ヤング賞を受賞し、全盛期の8年間でのrWARの合計は47.5。一方のオズワルトは11年間の合計で48.8だ。オズワルトは間違いなくローテーションに組み込みたくなる選手だが、全キャリアを通じてみると、良くて当落線上どまりだろう。

投票結果予想:最高で20パーセント。初年度での資格喪失もあり得るだろう。

原文(抜粋):Handicapping the 2019 Baseball Hall of Fame ballot

翻訳:日本映像翻訳アカデミー

Ryan Fagan

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Ryan Fagan, the national MLB writer for The Sporting News, has been a Baseball Hall of Fame voter since 2016. He also dabbles in college hoops and other sports. And, yeah, he has way too many junk wax baseball cards.