2019年MLB殿堂入り候補者(2)ロイ・ハラデイ

Ryan Fagan

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毎年、野球殿堂のことで頭をいっぱいにしている私のような人物にとっては、来年新たに殿堂入り候補者となる人物たちについて考えを巡らせるのに時期尚早ということはない。

2018年はチッパー・ジョーンズとジム・トーミ、2人の初選出選手が殿堂入りを果たした。彼らは7月にクーパーズタウンで行われる表彰式典に参加する。では、2019年の初選出選手たちはどうだろうか。

来年、有資格者1年目を迎える有力候補たちを見ていこう。

 

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ロイ・ハラデイ(先発投手)

この細長い体形をした右腕は、トロント・ブルージェイズとフィラデルフィア・フィリーズにおいて10年間も全盛期を維持した。2002年から2011年までに304試合(そのうち先発は303試合)に登板し、その間の防御率は2.97。2度(各リーグで1度ずつ)のサイ・ヤング賞に輝き、5位以内も5回。そして2010年には、彼にとって初のプレーオフの初戦でノーヒットノーランを達成している。しかし、若手時代は制球が定まらず(1998年から2001年までの防御率4.95)、キャリア終盤はケガに悩まされた(2012、2013年の防御率5.15)。よって、殿堂入りへの評価対象となるのは全盛期の10年間のみになるだろう。その全盛期の成績は、すでに殿堂入りしている選手たちに匹敵するものだが、殿堂入りしている65人の先発投手の中で、彼の2749 2/3イニングという通算投球回数を下回る選手はわずか5人しかいない。ハラデイは2017年11月に悲劇的な死を遂げている。享年40歳。1人で乗っていた小型飛行機がフロリダ沿岸で墜落した。彼の死は、マウンド上の闘志あふれる彼の新鮮な記憶を思い起こさせた。

投票結果予測:ハラデイは、いつか必ずクーパーズタウンにレリーフが飾られるだろう。そしてそれが、初選出の来年になることも十分にあり得る。

原文(抜粋):Handicapping the 2019 Baseball Hall of Fame ballot

翻訳:日本映像翻訳アカデミー

Ryan Fagan

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Ryan Fagan, the national MLB writer for The Sporting News, has been a Baseball Hall of Fame voter since 2016. He also dabbles in college hoops and other sports. And, yeah, he has way too many junk wax baseball cards.