第24回【MLB: A to Z (XBH)】MLBで一番長打(XBH)を打ったのは誰だ!? 

AKIRA FUJIWARA

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XBH(長打)のことを単純に考えると、二塁打には単打2本分、三塁打には3本分、本塁打には4本分の価値がある。俊足の選手が一塁ベースに立てば相手バッテリーにプレッシャーを与えられるかもしれないが、ホームランの場合はノーリスクで得点が生まれるのだから、無形の力でも五分かそれ以上の効果をもたらすと言えるだろう。

通算で最も多くの長打を放ったのはハンク・アーロンで1477本、次いでバリー・ボンズの1440本となっている。2人は通算本塁打の数でも、それぞれ歴代2位の755本、トップの762本だ。また、ボンズは514盗塁も記録しており、1盗塁に単打1本分の価値を与えれば、得点への貢献度は計り知れなくなる。歴代4位の通算1356長打を放ったベーブ・ルースは、1921年に119長打のシーズン記録を打ち立てた。

ホームラン数上位の顔触れに比べると、通算三塁打と二塁打の上位者はやや地味だ。サム・クロフォード(309三塁打)とトリス・スピーカー(792二塁打)はともに殿堂入りしているが、主に20世紀初頭に活躍した選手とあって、そのプレーを見たことのあるファンはほとんどいないのではないだろうか。

現役では、アルバート・プーホルスの614本塁打(歴代7位)と619二塁打(同12位)、ホゼ・レイエスの128三塁打(同84位)がトップとなっている。ちなみに投手での最多は、ロビン・ロバーツが1484本もの長打を浴び、ジェイミー・モイヤーが522本のホームランを打たれた。

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