2018年MLBを占う18のポイント(3)

Ryan Fagan

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12. 大谷翔平もまた、アナハイムで見るべき選手だ。とはいえ彼は、2018年のエンジェルスにおいてもっとも重要な要素というわけではない。彼らはトラウトがトラウトらしくあることを必要としており、新しい内野手のイアン・キンスラーとザック・コザートが期待通りの働きをしてくれることを求めている。しかし、このチームは投手陣、特に先発ローテーションが故障に苦しんだら、過去数年のようにプレーオフに進出できない。彼らは多くの選択肢を持っているが、その選手にもリスクがある。ギャレット・リチャード、マット・シューメイカー、テイラー・スカッグス、アンドリュー・ヒーニーはいずれも過去数シーズン、故障で長期離脱した。もし彼らが全員健康で、大谷とパーカー・ブリッドウェル、JC・ラミレスらとローテーションを形成したら、エンジェルスは素晴らしいチームになるだろう。

 

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13. アンドリュー・マカッチェンは2018年ポストシーズンに出場する。ピッツバーグ・パイレーツの選手としてではない。

14. 2018年シーズンに何らかの形で導入されるであろう投球間隔を測る時計は、多くのベテラン選手を困惑させるだろう(MLBは導入したがっているが、選手会が抵抗を示している)。ESPNが11月に報じたところによると、MLBはランナーがいないときの投球間隔を20秒に制限したいと考えている。また、2017年シーズンの平均投球間隔は23.5秒であるとも記述されていた。若い選手たちは早いペースでの投球に慣れるだろう。マイナーリーグではここ数年、投球間隔が測られるようになっている。ベテランたちはきっと怒るだろう。

15. ハーパーは2018年のMVPに輝く。そして彼は4億ドルを超える狂気的な契約を、ナショナルズ以外のどこかと結ぶだろう。ほぼ間違いなく、カレンダーが2019年になる前に。

16. シアトル・マリナーズが久々にプレーオフで戦うのを見たい一方で、それが今年は起こらないようにも見える。チームは今、再建中だ。しかし、ジェリー・ディポートGMの下、マリナーズが今オフもう2、3の補強を行う可能性はある。マリナーズは2001年に116勝して以来、ポストシーズンから遠ざかっている。そのシーズン、将来の殿堂入り候補であるエドガー・マルティネスが38歳にして打率.306、OPS.966をマークした。もし先発ローテーションの柱が健康であれば、マリナーズはプレーオフに進出できないという予想を取り消そう。それが起こることを願っている。

17. ニューヨーク・メッツは彼らのファンをクレイジーにし続ける。

18. これはまだ先の話だが、2018年のウィンターミーティングは2017年よりも面白いものになるだろう。

(完)

原文:Here are 18 thoughts and predictions for the 2018 MLB season

翻訳:Muneharu Uchino

Ryan Fagan

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Ryan Fagan, the national MLB writer for The Sporting News, has been a Baseball Hall of Fame voter since 2016. He also dabbles in college hoops and other sports. And, yeah, he has way too many junk wax baseball cards.