1試合平均7.6アシストを記録しているシモンズだが、その大半はエンビードへのアシストだ。シモンズは今季まだ9本しか3ポイントショットを放っていない(そして決めていない)。だからこそ、76ersに遠目からのシュートを好むセンターがいることは助けになる(ただし、エンビードの3ポイントショット成功率は昨季から10%近く落ちている)。
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ドライブから相手の守備を崩して、エンビードにアシストするシモンズの能力は、76ersにしかない貴重で重要な武器なのだ。
シモンズと最優秀新人賞を競える選手を想像するのは大変だが、ユタ・ジャズのドノバン・ミッチェルだろうか。1年目の選手の中でトップの得点数を記録している。彼が候補に値する選手なのは疑いない。だが、それでも新人賞はシモンズに与えられるべきだ。ミッチェルはジャズに希望をもたらす助けとなったが、シモンズはそれ以上のことをやってきた。
スタッツシートに残ることだけでなく、シモンズはカッティングや守備で相手を止めることなどもこなしている。76ersの主力はエンビードかもしれないが、シモンズはすでにオールスター級の選手のようだ。彼はエンビードの後を追っている。
エンビードと一緒に、シモンズはフィラデルフィアの文化を一変させた。76ersは突如として、楽しく、競争力があり、スターのいるチームとなって、本当の希望が見えてきたのだ。さらにはすぐにプレイオフの座を手にするかもしれない。
それらすべてが、たった1年で実現したのだ。シモンズがコートに立ったシーズンに。彼は素晴らしいプレイをしてきた。スタッツが証明している。これは、偶然ではない。
原文:Alongside Joel Embiid, Rookie of the Year leader Ben Simmons pushing Sixers back to prominence(抄訳)
翻訳:Hiroaki Nakamura