2018年のマリナーズ、今季がラストチャンス?(前編)

Nick Stellini

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ロビンソン・カノがシアトル・マリナーズのユニフォームに初めて袖を通してから4年、ジェリー・ディポートがマリナーズのGMに就任してから2年が経過した。

ディポートGMは、マリナーズの経営体制を刷新し、球団を勝利に導くことが期待されていた。そして、ジャック・ズレンシック前GMが契約したカノは、フェリックス・ヘルナンデス、ネルソン・クルーズ、カイル・シーガーに支えられ、チームを優勝に導くことが期待されていた。

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2年間は、傾いた球団を立て直すのに十分な時間ではないが、それでもディポートGMは、色々な策を講じてきた。彼はトレードやウエイバー公示による選手の獲得を繰り返し行った。そのため、ロスターの40人枠は常に総入れ替えの状態である。2015年のロスター40人枠に入っていた選手のうち、現在残っているのは7人だけである(カノ、ヘルナンデス、クルーズ、シーガー、ジェームズ・パクストン、マイク・ズニーノ 、トニー・ジック)。

しかしながら、ロスターの入れ替えは、あまり効果がなく、中には失策もあったようだ。例えば、クリス・テイラーのトレードが失敗だったことを、ディポートGMはあっさりと認めている。マリナーズは、まだプレーオフにたどり着いていない。そして、マリナーズのファームの状態は恐らくメジャー最下位レベルである。マリナーズのロスターは、年齢の高い選手が多くなってきており、今シーズンがマリナーズにとって良い成績を残せる最後のチャンスと思われる。しかし、実現させるのは難しそうだ。

マリナーズは、ディポートGM就任後の最初のシーズンに86勝を納めたが、その後は78勝と勝ちを減らした。2017年、マリナーズは多くの選手の負傷に見舞われたが、チームは負傷に対応できる体制になっていなかった。投手陣ではアリエル・ミランダが防御率5.12ながら、チーム最多の投球回数を記録した。

繰り返すが、2年という時間は、上手く機能していない球団を立て直すのに十分な時間ではない。それでも2017年シーズンには、いくつか評価できる点もあった。タイワン・ウォーカーをアリゾナ・ダイヤモンドバックスで活躍させることにはなったが、ジーン・セグラを獲得したのは成功だったと言えよう。ジェームズ・パクストンは短期間で頭角を現し、ズニーノは打ち始めた。ベン・ギャメルとジェームズ・パゾスもチームの信頼できる選手に成長した。

この状況が今シーズンどこまで続くか、新たに獲得したディー・ゴートンがセンターを守れるか、リオン・ヒーリーが打者として活躍できるかは、実際に見てみないと分からない。

後編へ続く)

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Nick Stellini