少しずつ、2018年シーズンが近づいている。
これから上昇しようとしている選手たちがいる一方で、成績が低下してしまう選手もいる。それは適応能力の欠如だったり、ロースターの動きによるものだったり、単に年齢の問題だったりする。メジャーリーグにおいて、安定した成功など保証されない。
以下、2018年シーズンに成績を落としそうな選手10人をリストアップした。野手5人、投手5人だ。
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5位 マーウィン・ゴンザレス(ヒューストン・アストロズ)
2017年成績:.303/.377/.530、23本塁打、90打点
アストロズのラインナップにはリーグMVPのホセ・アルテューベ、ジョージ・スプリンガー、アレックス・ブレグマン、ユリエスキ・グリエルらがいることを考えると、ゴンザレスがチーム最多打点をたたき出したことは驚きだ。ゴンザレスは昨年、2014年以外では最も高確率で打球を逆方向に飛ばした(24.7%)。結果として、引っ張った打球の割合は過去4シーズンで最低の41.8%だったが、投手たちは2018年には対応してくるだろう。
4位 コーリー・ディッカーソン(タンパベイ・レイズ)
2017年成績:.282/.325/.490、27本塁打、62打点
2017年、ディッカーソンは2年連続となる24本塁打以上を放ち、出塁率は初めて3割を超えた。しかし彼は、エバン・ロンゴリアの前後を打っていた。ロンゴリアがやや低調なシーズンを送ったとはいえ、同じ打線にスラッガーがいたことの恩恵をディッカーソンは受けていただろう。さらに彼は、後半戦に成績が落ちた。昨年後半は打率.241、10本塁打、20打点、三振率は28%を記録した。
3位 チェイス・ヘッドリー(サンディエゴ・パドレス)
2017年成績:.273/.352/.460、12本塁打、61打点
33歳の三塁手は昨年、ニューヨーク・ヤンキースの躍進を手助けした。しかし、彼はヤンキースの強力なラインナップの恩恵も受けていた。サンディエゴに復帰した今、同じチームにいる最高の打者は昨年30本塁打のウィル・マイヤーズだ。パドレスは昨年、チーム出塁率がメジャー最低だった。フリーエージェントのエリック・ホズマーを獲得しない限り、ヘッドリーの成績は落ちるだろう。
2位 マーク・レイノルズ(フリーエージェント)
2017年成績:.262/.352/.487、30本塁打、97打点
34歳のレイノルズは昨年、過去7年で最も良いシーズンを送った。しかし後半戦は出塁率.314、三振率31%と低迷した。もしロッキーズに戻るなら、昨年AAAで打率.374のライアン・マクマホンと併用されるだろう。
1位 アビサイル・ガルシア(シカゴ・ホワイトソックス)
2017年成績:.330/.380/.506、18本塁打、80打点
メジャー7年間の大半で苦しんだ後、26歳のガルシアは昨年、ついにブレイクした。BABIP(インプレー打率)はリーグトップの.392で、打球の52%がゴロだった。捕手ウェリントン・カスティーヨの加入がホワイトソックスの打線にパワーを加えるものの、ガルシアが昨年のような成績を残すことを期待してはいけない。ある統計分析によると、予想される彼の成績は打率.281、19本塁打、62打点だ。
原文:The 10 MLB players most likely to regress in 2018
翻訳:Muneharu Uchino