35歳以下のMLBファンなら照明のなかったリグレー・フィールドの記憶はないだろうが、35歳以上なら1988年に”フレンドリー・コンファイン(リグレー・フィールドの愛称)” にナイトタイム・イルミネーションが導入されたことがどれだけ大きな出来事だったかを覚えているはずだ。
▶スポーツ観るならDAZNで。1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう
デーゲームしか行われなかった時期を経て、シカゴの政治家たちが条件付きでナイトゲームを開催する条例を通したのが1988年のことだった。1988年8月8日、8の数字が重なる日に、シカゴ・カブスの選手たちはフィラデルフィア・フィリーズ戦で初めてライトが灯された球場に立った。
試合はポスト・シーズンのように特別な雰囲気の中で行われた一大イベントだった。アナウンサーはタキシードを着用し、俳優のビル・マーレイも登場して壮大なセレモニーがあった。カブスファン以外の人も試合を観て、熱狂的な野球小僧だった12歳の私はすべてを記録に納めるべく新品のVHSテープの包装を解いた。
Holy Cow!
— Chicago Cubs (@Cubs) 2018年8月8日
The lights turned on at #WrigleyField 30 years ago today! pic.twitter.com/Qx8CCQxfjf
なんてこった!
30年前の今日はリグレー・フィールドに照明がついた日!
序盤はすべてがうまくいっていた。フィリーズのフィル・ブラッドリーが先頭打者ホームランを放ち、その裏にはのちに殿堂入りするライン・サンドバーグがツーランを打って逆転した。そこまではうまくいっていたが、4回から雨が降って試合が中断した。試合を再開するのは難しそうで、12歳の私でさえ中止は避けられないことがわかった。
長い中断でもテレビの放送時間は埋めなければならず、実況を務めるハリー・カレーが放送中にバドワイザーのビールを飲み、防水シートの上では将来殿堂入りする若手選手を含めたパフォーマンスが行われていた。
悲しいかな、公式記録が示している通り、中止になった試合は野球としては残らなかったが、観ていた人間の記憶には残った。初めての公式ナイトゲームは翌日のニューヨーク・メッツ戦になり、カブスは6-4で勝った。万歳!
ところで、私はまだ「88年8月8日リグレー・フィールド初のナイトゲーム」とラベルを貼ったVHSテープを持っている。公式記録には残っていない、私にとっての真実だ。
まだ観たことがないなら、あるいは当時の記憶を呼び起こしたいなら、これが序盤の映像だ。まだ雨が降っていない、ただただ幸せな思い出だ。
世界女子ソフトボール、注目選手はこれだ!
今週開幕!! 全米プロを10倍楽しむ豆知識とは?
【DAZN関連記事】
● 【必読】DAZN(ダゾーン)の"トリセツ" 最新・2018年版!
● ネットでプロ野球中継を視聴する方法を紹介
● DAZNでのプロ野球の放送予定や試合スケジュール
● DAZNでF1放送を視聴する方法は?
● 【最新・2018年版】F1の放送予定・レース日程まとめ
● ネットでMLB中継を視聴する方法を紹介
● MLBの試合日程・放送予定|テレビでの視聴も可能?/2018シーズン
原文:8/8/88: Remembering the first night game at Wrigley Field
翻訳:Kaito Kato