ご存知の通り、メジャーリーグで投打二刀流に挑む大谷翔平が、米国の球界に大きな影響を与えています。
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大谷は、投手としては防御率3.10で4勝1敗を記録し、打者としても7月26日に2桁本塁打へあと1本と迫る9本のホームランを放ち、日本のファンだけでなく米国のファンにも大きなインパクトを与えました。
右ヒジのケガで約1カ月戦列を離れましたが、7月3日に打者として復帰し、7月19日からは投球練習を再開。伝説の選手、ベーブ・ルース以来の10勝10本塁打を目指し、二刀流復帰を目指しています。
大谷の活躍は、ファンを驚かせただけではありません。彼に続こうと「大谷二世」を目指す米国人選手が現れたのです。昨年6月のドラフトでタンパベイ・レイズから一巡目指名を受けて入団したブレンダン・マッケイがその選手です。
左投げ左打ちのマッケイは、ルイビル大ではピッチャー兼ファーストとして活躍しました。レイズは年俸総額でメジャー30球団中29位と経済力に長けたチームではありませんが、マッケイを700万ドルというドラフト史上2番目の高額な契約金で獲得しました。それだけレイズがマッケイを欲しがった理由は、彼に二刀流としての開花を期待したからです。実際にマッケイは、ドラフト後の昨年7月から約2カ月間、レイズ傘下のショートシーズンA・ハドソンバレーに在籍し、投手で6試合に登板し1勝無敗、防御率1.80を記録すると、打者としても36試合で打率.232、4本塁打、22打点の成績を残しました。今年も二刀流に挑み、7月28日現在、計3つのマイナーチームで投手として14試合登板で4勝2敗、防御率2.53、打者では42試合で打率.214、4本塁打、32打点の数字を残しています。
米国でもアマチュアの二刀流選手は珍しくありません。実際、米国の大学野球では、投打ともに優れた選手を称える「ジョン・オルルド賞」というものがあります。ところが、プロ入りすると、投手か打者に専念するのが常識。ジョン・オルルド賞の過去の受賞者でさえ、メジャーで二刀流を続けた選手はいませんでした。
同賞に3度も輝いたマッケイはこれまでのアマチュア二刀流とは違いますが、それでも過去の常識に従い、プロではどちらかに専念していた可能性もあります。マッケイは大学時代、テレビで大谷の存在を知り、「自分もプロで二刀流をやれるかもしれない」と刺激を受けたといいます。また、迎え入れたレイズ側も、大谷の成功を受けてマッケイを二刀流として育てることを決めました。
大谷はマッケイについて「会うことがあったら、いろいろ聞いてみたい。僕にとってプラスになることがあるかもしれない」と話していました。マッケイがメジャーに昇格すれば、さらに二刀流を目指す選手が出てくるかもしれません。
子供のころから変わらず投げて打ってをひたむきに続けている大谷の姿が、米球界の常識を覆すことになるかもしれません。そのために早くマウンドに戻り、二刀流復活を果たしてほしいものですね。
ブレンダンマッケイのプレー動画
Louisville's Brendan McKay named 31st recipient of the prestigious Dick Howser Trophy awarded to the nation's top baseball player. #L1C4 pic.twitter.com/PZQzbTHNsX
— Louisville Baseball (@UofLBaseball) 2017年6月16日
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