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好選手をあまりにも抱えすぎているヤンキースは、全員を大リーグにキープするのは至難の業、という状況に直面している。「うれしい悲鳴」ではあるが、決断が困難であることには変わりない。
今年はこれまでずっと離脱していた一塁手グレッグ・バードが今週末、チームに戻ってくる。ヤンキース監督のアーロン・ブーンにとっては、幸運なことだ。だがこれにより、ロースター変更が余儀なくされた。
今年はこれまでタイラー・オースティンとニール・ウォーカーの2人が一塁手を担い、オースティンは23試合、ウォーカーは28試合に出場していた。
ブーン監督がこの2人いずれをもMLBのロースターにキープすることはないだろう、という見方が多い。つまり誰を据え置くかについての決定は、29試合で本塁打数8と現在打者として上向きのオースティンを選ぶか、あるいは一塁に限らず二塁、三塁も守れるというウォーカーの万能性を選ぶか、にゆだねられるのではないか、と多くは考えていたのだ。
だがヤンキースは驚いたことに、バードのポジションを用意するため、内野手のロナルド・トレイエズをヤンキース傘下のAAAチーム、スクラントン・ウィルクスバリ・レイルライダースに降格させたのだ。5インチ8フィート(約173センチ)のトレイエズは二塁手、三塁手、そしてショートとして出場した22試合で、打率.339 / .349 / .435を記録。昨シーズンは108試合に出場、打率は.292だった。
Earlier today, the Yankees:
— New York Yankees (@Yankees) 2018年5月26日
-Returned from rehab and reinstated 1B Greg Bird (#33) from the 10-day disabled list.
Following last night’s game, the Yankees:
-Optioned INF Ronald Torreyes to @swbrailriders.
<ヤンキースのツイート>
ヤンキース、今日の発表:10日間の故障者リストに入っていた一塁手のグレッグ・バード(背番号33)、リハビリテーションを終えて復帰。
— Noemi Valdovinos (@noemivaldovinos) 2018年5月26日
<ナレーター、ノエミ・ヴァルドミーノのツイート>
@Yankees @swbrailriders への返事は、これ。
ブーン監督は金曜日、ESPN.comを通じて次のように語った。
「こういった困難な対話が多くなされるのも、時にはこの野球界の現実であり、性質でもある」
「そして層の厚いロースターを持つ、優秀なチームの一員である場合、決定を下すのはさらに困難を極め、対話はさらに難しくなる」
ブーン監督はオースティン(打率.238、8本塁打、23打点)は「影響力の高いプレーヤー」であると評価し、こう付け加えた。
「我々が優秀な成績を残し、現在、ここにこうしていられるのは、彼がいるからこそだ。オースティンは多大な貢献をしてきた。そして今年中ずっと、それが続いていくことを期待している」
原文:Greg Bird’s return forces Yankees to make tough roster decision
翻訳:Noriko Tabei
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