視聴率57%増! ヤンキース戦中継に広告主殺到のワケ(前編)

Michael McCarthy

視聴率57%増! ヤンキース戦中継に広告主殺到のワケ(前編) image

2月13日、ニューヨーク・ヤンキースの投手と捕手陣がスプリングトレーニングに顔を見せた。メジャーリーグ2018年シーズンに最も期待を寄せているのは、ヤンキースの球団専門チャンネル『YESネットワーク』だ。現代のミッキー・マントルとロジャー・マリスとも称される若手強打者コンビで、テレビ映りも良いアーロン・ジャッジとジャンカルロ・スタントンを売り込む予定だ。

→今なら無料視聴可。プロ野球・MLBを見るならDAZN(ダ・ゾーン)に!

YESの幹部によれば、視聴者や広告主から新シーズンへの期待が高まっているそうだ。若手スターのジャッジ、ゲーリー・サンチェス、ルイス・セベリーノやディディ・グレゴリアスらが台頭し、ベイビー・ボンバーズ(ルーキートリオ)は2017年のワールドシリーズ出場まであと一勝のところだった。人気の高いNFLでさえテレビ視聴率を落としている中で、YESの平均試合視聴率は3.57%で、昨年比57%増となった。

YESにとって、これは過去5年間で最高の数字だった。ニューヨーク基盤の放送網(大多数を21世紀フォックスが所有し、ヤンキースが少数部分の権限を握る)は、全米で最も視聴された地域スポーツネットワークとしての称号を取り戻すことができた。

今まで十分な期待を集めていなかったヤンキースだが、昨年12月にトレードでスタントンをマーリンズから獲得している。スタントンは、ジャッジの52本塁打を上回り、59本塁打でナショナル・リーグMVPに輝いた。

昨シーズン、大リーグ全体で50本塁打以上を打ったのはスタントンとジャッジだけだった。サンチェス(33本塁打)、グレゴリアス(25本塁打)、グレグ・バード(9本塁打)らと共に、YESは現代版の殺人打線を見せつけるだろう。

「我々は運がいいと思っている。新シーズンと未来に対して、すごく胸が高鳴る思いだ」。YESの代表取締役、ジョン・リトナーはスポーティングニュースに語った。「我々は宇宙船に腰かけているようなものだ。スプリングトレーニングとレギュラーシーズンまで秒読みだ」

スポーツ界は、ジャッジとスタントンが、マントルのようにヤンキー・スタジアムの場外までボールを放てるのかどうか、成り行きを見守るだろう、とリトナーは述べた。ジャッジは、450フィート(約137メートル)の本塁打を放ち、あと一歩のところまできていた。

ジャッジとスタントンが出演するので、広告主はYESの試合前の番組「Batting Practice Today」の広告枠を買おうと大騒ぎをしている。ジャッジが、届かないと思われた、センター越えのホームランを打った印象的なシーンの後、「Batting Practice Today」が先シーズン最高の視聴率を記録した。YESはまた、今シーズン、特大ホームランをより良くテレビ放送するための新しいテクノロジーを導入する。

野球でホームランへの熱狂は、「時代を問わない」とリトナーは語った。この点で、「ブロンクス・ボンバーズ」に勝るものがあろうか。

「ホームランには何かロマンティックなものがある。それはベーブ・ルースまでさかのぼるが、それは彼が初めての偉大なホームランバッターだったからである。もし、グレッグ・バードを含めるなら、メジャーリーグ、おそらく世界でボールを最も遠くまで飛ばすことのできる4人の選手がいる」とリトナーは話した。

後編へ続く)

▶スポーツ観るならDAZNで。1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう

【DAZN関連記事】
【必読】DAZN(ダゾーン)の"トリセツ" 最新・2018年版!
ネットでプロ野球中継を視聴する方法を紹介
DAZNでのプロ野球の放送予定や試合スケジュール
DAZNでF1放送を視聴する方法は?
【最新・2018年版】F1の放送予定・レース日程まとめ
ネットでMLB中継を視聴する方法を紹介
MLBの試合日程・放送予定|テレビでの視聴も可能?/2018シーズン

Michael McCarthy

Michael McCarthy Photo

Michael McCarthy is an award-winning journalist who covers Sports Meda, Business and Marketing for Sporting News. McCarthy’s work has appeared in The New York Times, Sports Illustrated, The Wall Street Journal, CNBC.com, Newsday, USA TODAY and Adweek.