脳出血から10ヵ月、ダニー・ファルカー投手が試合形式のマウンドに登板

Arthur Weinstein

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ヤンキースのファルカー、脳出血から復活への第一歩

2月24日(日本時間25日)、ニューヨーク・ヤンキースのダニー・ファルカーがフロリダで試合形式のマウンドに登板し、復活へ向けて次のステップに進んだ。

ファルカーは昨年4月20日当時在籍していたシカゴ・ホワイトソックスの試合に救援投手として登板中、自チームの攻撃中のダグアウトで脳出血で倒れた。破裂した動脈瘤を修復する手術の後、ファルカーは2週間以上の入院を余儀なくされた。それ以来、試合には出場していない。

今年の1月にヤンキースとマイナー契約を結んだファルカーが、ついにマウンドに戻ってきた。32歳になるこの救援投手はこの日試合形式の練習で4人のバッターから2つの三振を奪った。対戦したのはチームメイトのジオバニー・ウルシェラとフランシスコ・ディアスで、それぞれが2回ずつ打席に立った。

ファルカーはスポーツ専門局『ESPN』の取材に応え、「とても上手く行ったよ。もちろん、まだ早い時期だし、いくつか修正しなくてはいけないこともあるけど、全体的にとても良い感触だった」と語った。

「ボールとストライクの判定があって、打者が1打席ごとに代わるから、これが一番実戦に近い形なんだ。バッターだって自分のキャリアの為にコーチの前で良いところを見せようとするわけだから、わざと空振りして僕に自信をもたせようとはしないからね。それを思うととても励みになる」。

この日、ファルカーは頭部の保護を強化した特製の帽子を着用したが、「ただいつも通り相手から空振りを奪うことを考えていたよ」と、その「ヘルメット」についてはあまり意識しなかったと言う。

「僕にとって、とても大きな意味を持つんだ」とファルカーは話す。「僕は毎回大きな階段を上っているようなものだ。妻と3人の子供もスタンドで僕を見守って、そして喜んでくれていた。家族は僕の回復の手助けをしたがってくれているし、僕も家族の助けが必要だ。だから家族がここにいて僕を応援してくれたことにとても感謝している」。

ファルカーは昨年までの7年間でシアトル・マリナーズ、タンパベイ・レイズ、そしてシカゴ・ホワイトソックスに在籍し、通算で18個のセーブを挙げ、防御率は3.93の成績を残している。ファルカーがヤンキースの今季開幕ロースター25人枠に入る可能性は低いが、メンバーの故障などでのメジャー昇格があるかもしれない。

(訳:角谷剛)

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※記事はIOC公式サイト『Olympic Channel』提供

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