米メディア、大谷翔平は「マイナーに行くべき」

Michael McCarthy

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オフシーズンにロサンゼルス・エンゼルスに加わったとき、二刀流が注目される大谷翔平への熱狂ぶりはすさまじかった。だが、「日本のベーブ・ルース」は、スプリングトレーニングで投打ともに苦しんでいる。

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『YES Network』のアナリスト、デビッド・コーンは、23歳の大谷がマイナーリーグで開幕を迎えるべきと考えている。ニューヨーク・ヤンキースやニューヨーク・メッツ、トロント・ブルージェイズでプレイし、現在はテレビ解説者を務めるコーンは、次のように述べた。

「才能は確かだ。その世代に一人しかいないようなタレントだよ。だが、若い選手に初日から活躍を求めるのは大変だ。現時点ではもう少し慣れる時間が必要だろう。エンゼルス次第だがね」

「私はもっと見たいと思う。スプリングトレーニングでのいくつかのハイライトだけでは、本当の評価をするには不十分だ。もちろん、彼の才能レベルには誰もが同意している。潜在能力もね」。

エンゼルスのシーズン開幕戦は3月29日。そのロスターに大谷を残すとみられる球団にとって、マイナースタートはデリケートで厄介な決定だ。

日本ではヒーローとたたえられ、エンゼルスファンにとっての救世主と騒がれていた才能ある選手を降格させられるだろうか?日本にいるときから「60 Minutes」で特集されるようなMLBの新人がどれほどいるだろうか?

コーンは「エンゼルスにとっては非常に難しい決断になるだろう。だが私は、もう少し時間をかけても何も悪くないと思う」と述べた。

「日本から来た若者を少し守るのは、悪い考えじゃない。ただ慣れるための時間を少し与えるだけだ。ファンにとって、日本のファンにとっても、より簡単に受け入れられるんじゃないかな」

1999年にMLB史上16回目となる完全試合を達成したコーンは「簡単に移行できるものではない。彼はまだ非常に若く、ケガもあった」と続けている。

「去年は足首のケガがあって、シーズンに影響した。完全な健康を取り戻し、メジャーの野球に完全に適応するために、もう少し時間が必要なのは当然だ。彼が慣れていたものとは大きく異なるのだからね」。

原文:David Cone: Shohei Ohtani might be better off starting season in the minors(抄訳)
翻訳:Hiroaki Nakamura 

Michael McCarthy

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Michael McCarthy is an award-winning journalist who covers Sports Meda, Business and Marketing for Sporting News. McCarthy’s work has appeared in The New York Times, Sports Illustrated, The Wall Street Journal, CNBC.com, Newsday, USA TODAY and Adweek.